マレーシアのクアラルンプール観光のモデルコース(1日での効率的な巡り方)

マレーシア・クアラルンプール 旧裁判所

<TOP画像:クアラルンプール旧裁判所>

マレーシアの物価は日本に比べて安く、海外旅行の場所としても人気です。

しかし、「長期休暇をとってゆっくりと旅行するのは難しい」と言う人が多いのも事実。そこで、今回は、マレーシアの首都クアラルンプールを、短期間で全力で楽しむ方法をご紹介します。

筆者が実際に巡ってみて良かったと思った点や便利な点を踏まえながら紹介しますので、マレーシア旅行に関心のある方や長期休暇をとるのが難しい方はぜひ最後までお読みください。

目次

今回のクアラルンプール旅行で押さえたい観光スポット

昼間のツインタワー
<昼間のツインタワー>

マレーシアは発展途上国ですが、首都クアラルンプールは高層ビルや大型ショッピングモールが立ち並び、MRT(モノレールのようなもの)も発達しています。植民地時代の古い建物も残っていますし、多民族国家なのでそれぞれの文化にちなんだ観光スポットも豊富で興味深い街です。観光しやすく、短期旅行にもぴったりです。

そんなクアラルンプールの中でも、特に人気のセントラルマーケットを中心に観光プランを計画し、実際に回ってみました。セントラルマーケットとチャイナタウン、裁判所周辺はとても近く、徒歩でも十分に観光できます。また、ツインタワーはセントラルマーケットがある場所からMRTで簡単に移動できますので、短期間での観光も可能です。

観光スポット1. チャイナタウン

フードコート
<チャイナタウンのフードコートの様子>

チャイナタウンはマレーシアでも人気の観光スポットの1つです。チャイナタウンに来ると、雰囲気がガラリと変わって、ごちゃごちゃと小さなお店や屋台がひしめき合っています。日本の中華街とは一味違う雰囲気です。

チャイナタウン周辺には屋台も多く、フードコートも出ているので中華料理を楽しめます。お粥や麺類、エッグタルト、点心などがあるので、朝ごはんやランチにおすすめです。マレーシアの慣れないご飯に胃が疲れてきたときにも比較的食べやすい食べ物が揃っています。食べ歩きをするのにぴったりの場所です。

チャイナタウン

場所:パサール スニ駅から徒歩3分

観光スポット2. セントラルマーケット

 セントラルマーケットの入り口の様子
<セントラルマーケットの入り口の様子>

セントラルマーケットは、1888年に建てられたマーケットでチャイナタウンから徒歩5分ほどのところにあります。昔は市民の台所として栄えていましたが、今はたくさんのお土産ショップが立ち並ぶ有名な観光スポットとして外国人観光客の人気スポットになっています。

セントラルマーケットの中に入ると、多種多様なお土産が並んでいます。南国らしいおしゃれなアクセサリーやカゴバッグ、ココナッツを使用した雑貨など......。自分用のお土産はもちろん、友達へのお土産にしても喜ばれそうです。

マレーシアのお土産として人気のなまこ石鹸やBOH TEAなどもセントラルマーケットで売られています。マレーシアの伝統工業であるバティックを使った雑貨やスカート、Tシャツなども人気です。マレーシアらしいお土産を買いたい方や雑貨を見て見たい方におすすめです。

セントラルマーケット近くの川の様子
<セントラルマーケット近くの川の様子。散歩道が作られたり、ウォールアートが施されたりしています。>

セントラルマーケットの近くの川周辺は、ウォールアートが施されていてちょっとしたお散歩スポットになっています。セントラルマーケットからムルデカスクエアに行く途中に、ちょっと立ち寄るのもおすすめです。

セントラルマーケット

  • 住所:マレーシア 〒50050 Federal Territory of Kuala Lumpur, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur City Centre
  • 電話:1-300-22-8688
  • 営業時間:10:00〜22:00

観光スポット3. ムルデカスクエアと旧裁判所周辺

 旧裁判所の様子
<旧裁判所の様子>

セントラルマーケットから徒歩で10分くらいの場所に、ムルデカスクエア(独立広場)があります。ムルデカスクエア(独立広場)はマレーシアの独立が宣言されたところで、マレーシア人にとって歴史的に重要な場所です。整備された緑がきれいな広場で、市民や観光客の憩いの場所にもなっています。(筆者が訪れたときには工事中でした)

四角いムルデカスクエアの横には、ピンクや白を基調にした優しい色合いの旧裁判所の建物がドンと構えています。イギリスのビッグ・ベンのような(筆者の主観が入っています)時計台が印象的です。アラジンの世界に出てきそうなデザインと、欧米のデザインがミックスされたような美しい建物です。

日本では見かけないデザインに思わず見とれてしまいます。とても存在感があって綺麗なので、建物マニアはもちろんですが、そうでない方にもおすすめです。

ムルデカスクエア

場所:Jln Raja, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

観光スポット4. ツインタワー(ペトロナスツインタワー)

夜のツインタワーの様子
<夜のツインタワーの様子>

セントラルマーケットやチャイナタウン、ムルデカスクエアのある場所からMRTで移動すると、ツインタワー(ペトロナスツインタワー)にたどり着きます。ツインタワーはマレーシアの中でも、特に人気の高い観光スポットです。

2つのタワーの間には、渡り廊下があり展望台になっています。ツインタワーの中はショッピングモールになっており、シンガポールで人気のコーヒーショップ「Bacha Coffee」の店舗を始め、いろいろなブランドショップが入っています。エアコンも効いているので、ちょっとした休憩にもぴったりです。

展望台からクアラルンプールを一望したり、ショッピングを楽しんだりとさまざまな楽しみ方ができます。人気なのは、ツインタワーをバックに記念写真を撮ることです。特にツインタワーは夜にライトアップされるので、昼と夜とでは全く違う印象になります。インスタ映えする写真を撮るべく、多くの観光客がポーズをキメて写真を撮っています。

夕方ごろにツインタワーに到着し、明るいうちのツインタワーを撮影、その後周辺を散策。夜にライトアップされたツインタワーを再度撮影。というプランにすると、2種類のツインタワーの写真撮影を楽しめます。

ツインタワー

  • 場所:Petronas Twin Tower, Lower Ground (Concourse) Level, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur
  • 営業時間:10:00〜18:00
  • 最寄駅:KLCC

実際の巡り方

 風景
<チャイナタウンからセントラルマーケットに向かうときの光景>

セントラルマーケット、チャイナタウン、ムルデカスクエアはほぼ同じ箇所にまとまっていて徒歩圏内です。実際にクアラルンプールを巡ってみました。

【9:00】
ホテル出発
チャイナタウンで朝食をとった後、セントラルマーケットがオープンする午前10時くらいからセントラルマーケットでショッピング

【12:00 頃】
セントラルマーケット周辺のお店で簡単にランチを済ませた後、ムルデカスクエアに向かって歩いて写真を撮ったり見学

【15:00 頃】
MRTでKLCCに向けて出発。昼のツインタワーの写真を撮った後で、ツインタワー周辺の観光やウインドウショッピングを楽しむ。周辺のお店で夜ご飯を食べた後、夜のツインタワーを撮影。その後、MRTでセントラルマーケット周辺にあるホテルに戻る

距離が近いので、セントラルマーケットに戻ったりチャイナタウンに戻ったりしながら観光を楽しめます。お昼ご飯はセントラルマーケット周辺にあるマレーシア料理、インド料理かチャイナタウンの中の中華料理などを試すのもおすすめです。

このような巡り方をすると、無理をせずにクアラルンプールの人気スポットを1日で観光できます。

アクセス抜群!おすすめのホテル情報

室内
<ACES Hotel Kuala Lumpurの室内>

今回のクアラルンプールの旅で宿泊したホテルは「ACES Hotel Kuala Lumpur」です。近くに「AnCasa Hotel」もあり、以前泊まったときに印象がよかったのでどちらにするか、迷いましたが、今回はACES Hotel Kuala Lumpurにしました。

ホテルを選ぶ上で注意した3つのポイント

  • 立地条件
  • レビュー
  • 値段

今回、短期間で効率的にクアラルンプールの観光をしたかったので、立地条件にはこだわりました。その結果、セントラルマーケット、チャイナタウン、ムルデカスクエアの徒歩圏内にあるホテルを選びました。

ACES Hotel Kuala Lumpurは、チャイナタウンの目の前にあるため、朝食やちょっとした軽食などを調達しやすく便利です。ツインタワー以外の観光目的地に近いので、途中で疲れたときに部屋に帰って休憩することも可能です。

また、ホテルを選ぶ際は先に宿泊した人のレビューを参考にしました。例えば、部屋は掃除がされているか、ホットシャワーが出るか、スタッフの対応はよいか、観光に便利だったかなどを確認します。

実際の宿泊客のコメントで、どんな感じのホテルだろうとなんとなくイメージできるので助かります。

今回の旅行はクアラルンプールの観光に特化し、ホテルの滞在時間が短かったため、安く泊まれるホテルを選びました。立地やレビューでは同じ条件だったAnCasa HotelよりもACES Hotel Kuala Lumpurを選んだのは、リーズナブルな値段だったからです。

「ホットシャワーを浴びて寝られたら満足〜」という感覚で、ホテルを予約しました。反対にもっとよいホテルに泊まりたい、朝食をとりたいと希望している場合はAnCasa Hotelの方がよいと思います。

実際のホテルの様子

ACES Hotel Kuala Lumpurは、大きなビルの一角に入っていました。ビルの入り口からエレベーターに乗り、エレベーターの扉が開くとホテルのエントランスです。

このタイプは、マレーシアの安いホテルにたくさんあります。ビルの下の階には、フィリピンからの雑貨や携帯、衣服などを売るショップが入っていました。

エントランスホールには、パソコン作業や食事ができる大きなテーブルやソファなどが置かれ、宿泊客が部屋の外でも仕事をしたりくつろいだりできるようになっています。

部屋の中は、ベッドにシャワー室とシンプルな作りです。広くありませんが、コンパクトで寝るだけの目的には十分すぎる環境です。比較的新しい建物なので、かなり快適でした。自由に使用できるランドリーもあったので、暑いマレーシアの旅行でも洗濯できて助かります。

ACES Hotel Kuala Lumpur

  • 場所:Level 5, Kotaraya Complex, 10, Jalan Tun Tan Cheng Lock, Kuala Lumpur City Centre, 50050 Kuala Lumpur
  • 電話:03-2022 2808
  • 公式サイト:ACES Hotel Kuala Lumpur

まとめ

ウォールアート
<セントラルマーケットからムルデカスクエアに歩く途中で見つけたウォールアート>

クアラルンプールの見どころはたくさんありますが、今回はセントラルマーケット周辺に絞って効率的に観光する方法をご紹介しました。セントラルマーケット周辺は押さえたいスポットが多いので、実際に観光した結果、効率的に観光でき満足度も高いと感じました。セントラルマーケット周辺や、チャイナタウン周辺は食事どころも多く、バラエティに富んだ食事も楽しめます。

「長期休暇はとれないけれど、海外旅行をしたい」「できるだけ安い値段で海外旅行をしたい」という方も来やすい場所ではないでしょうか。マレーシアは多民族国家で、多様性に富んだ文化を楽しめます。気軽に海外旅行をしたい方はぜひ、足を運んでみてください。

※この情報は2024年に行った情報に基づくものです

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みあ

ニュージーランドのオークランド在住、カフェでバリスタとして働いています。ニュージーランド旅に役立つ情報をお届けします。

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