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【2024年版】シチリア土産、今買うべきもの5選!
ボンジョルノ!シチリア在住ライターのサエコです。
国内外問わず旅行するとなったら、グルメや観光スポットの他に、お土産リサーチも外せませんよね。
過去におすすめのシチリア土産について書きましたが、お土産も時を経て変化していくもの。もちろん変わらず買うべきものもありますが、まだ日本では手に入らない最新のお土産も見逃せません。
>>シチリア土産おすすめ7選!どれをスーツケースに入れますか?
ということで今回は、シチリアのみならずイタリアの中でも一大観光地として名高いタオルミーナのど真ん中にあるお店に協力頂き、最新のシチリア土産情報をお届けしたいと思います。
目次
お店紹介
お土産の紹介の前に、協力頂いたお店についてご紹介します。
シチリア島タオルミーナ(Taormina)のメインストリートにあるMateriaprima。お店で取り扱うのはすべてチリア産のもの。オーナーのソフィアさんが自ら生産者さんのもとに赴き、話を聞き、食品であれば試食・試飲し、厳選したものだけを置いています。
「お土産屋さんはたくさんあるけど、同じようなメーカーや商品ばかり。私は小さいけれど優良な生産者さんの素晴らしい商品を届けたかった」と語るソフィアさん。
お店はガラス張りで入りやすい雰囲気であるだけでなく、ショーウィンドウにあるディスプレイには、シチリア在住である筆者も「わぁ、これ何だろう!」と思うような興味をひくものがたくさん。ついつい中も覗いてみたくなります。おしゃれで上品なソフィアさんのセンスが光ります。
今回はソフィアさんに、最近のトレンドも加味したおすすめシチリア土産を5つ紹介していただきました。
1. スッラのはちみつ
イタリア語でSulla(スッラ)と呼ばれる花から採れるはちみつ。エトナ山麓にあるはちみつの町、ザッフェラーナ・エトネア(Zafferana Etnea)産のものです。
<大きさは3種類あります>
このスッラは日本語でアカバナオウギと呼ばれ、地中海沿岸西部が原産。日本では手に入りにくいスッラの、ザッフェラーナ・エトネア産のはちみつということで、既におすすめ度は星5つですが、気になるのはそのお味ですよね。
このはちみつは、デリケートで甘すぎないところがソフィアさんのおすすめポイント。ミネラルも豊富だとか。砂糖の代わりに使うのももちろん、チーズと合わせても抜群に美味しいとのことです。
2. 古代小麦のパスタ
健康志向が高まるなか、近年どんどん知名度をあげているシチリアの古代小麦。いわゆる普通の小麦粉と比べると、グルテン含有量や糖質量が少なく、食物繊維やビタミンなどが豊富に含まれていることが特徴です。
古代小麦の種類はたくさんあるのですが、ソフィアさんのお店ではRussello(ルセッロ)と呼ばれる古代小麦を使ったパスタが購入できます。
<古代小麦のパスタは色が少し茶色っぽいのが特徴です>
皆さまご存知の通りパスタの種類はたくさんありますが、「シチリアのパスタ」という観点から、busiate(ブジアーテ)と呼ばれるらせん状にねじったパスタ、Anelletti(アネレッティ)と呼ばれる指輪の形のようなパスタがソフィアさんのおすすめ。
<左の輪っかがアネレッティ、右のねじったパスタがブジアーテ>
ブジアーテは色んなソースと合わせやすく、アネレッティはパスタのオーブン焼きに使われます。
3. ラム・アグリーコロ(農業ラム)
シチリアだけでなく、イタリアというとワインのイメージが強いですよね。もちろん間違いではありませんが、ラムやウォッカなどのスピリッツも一部生産されています。
そしてこちらがソフィアさんのおすすめのシチリア産ラム。自然な甘みとフルーティーな味わいが特徴です。
こちらは、シチリアで唯一のラム・アグリーコロ(Rum agricolo)。直訳すれば農業ラムといった感じでしょうか。シチリア南東部アーヴォラ(Avola)で生産されています。
メラッサとよばれる糖蜜を用いるトラディショナルラムに対し、搾り汁を直接使用するものは農業ラムと呼ばれます。収穫後にすぐにジュースにする必要があるので製造期間がかなり限定されます。
シチリア産ラム酒、というだけで一度飲んでみたくなりますね。
4. シチリア産バルサミコ酢
バルサミコ酢といえば、モデナが有名ですよね。筆者も今回ソフィアさんから話を聞いて初めて知りましたが、シチリアに高品質バルサミコ酢がありました。
ソフィアさんおすすめのシチリアのバルサミコ酢がこちら。
<かっこいいラベルですね>
シチリア島内で唯一の「ナチュラルバルサミコ酢」です。なんと41年の研究の末に完成したバルサミコ酢。人工的に砂糖を入れるのではなく、甘味はブドウに含まれる糖分のみです.
マルサーラワインは有名かと思いますが、ワインと同じ熟成方法であるソレラス(Soleras)という製法で作られます。41年熟成のバルサミコ酢の他に、33年もの、12年ものがあります。
熟成期間が長いほど風味は強くなります。41年もの人生をかけて作られたバルサミコ酢、とっても興味をそそられますね。
5. シチリアデザインのファブリック
食品以外にも1つおすすめを、ということで、上品かつ可愛らしいシチリアデザインのファブリックを紹介して頂きました。軽いのでスーツケースのスペースや重さのことを気にせず購入できます。まさにお土産にぴったりですね。
こちらのファブリックはトラーパニで活動しているデザイナーさんのもので、すべてハンドメイド。ソフィアさんのお店ではタオルやクッションカバー、ワインホルダーやパンを入れるバスケットなどが購入できます。
<優しい色遣いがいいですね>
ソフィアさんのおすすめポイントは、そのデザインや機能性に加え、環境にできるかぎり配慮したデザイナーさんの想いにあります。布はプラスチックフリーで、エチケットは100%生分解性。「何も捨てない」をモットーにリサイクルや再利用を実践していらっしゃるそうです。
生産者さんの想いを大切にするソフィアさんだからこそのチョイスですね。
アクセス
Materiaprima
- 住所:Via Umberto Iᵒ, 249, 98039 Taormina ME
- 営業日:10:30-23:00
- 電話番号:(+39) 342 814 2650
さいごに
今回は最新のシチリア土産情報をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
今回ご紹介したシチリア土産は、オーナーのソフィアさんが厳選した中の厳選。他にもたくさんの商品があるので、タオルミーナを訪れた際にはぜひソフィアさんのお店に足を運んでみてください。きっと「これだ!」というお気に入りのお土産に出会えます。
シチリア旅行を検討中の方はもちろん、ご家族やご友人で検討中の方がいたらぜひシェアしてくださいね。
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サエコ
- シチリア島に魅せられて移住。目標は地元民に間違えられるようになること。ガイドブックに載っていないような、ローカルな情報をお伝えします。