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山梨県にあるサントリー天然水白州工場に行ってきました
新緑眩しい5月中旬に山梨県北杜市にあるサントリー天然水白州工場に行ってきました。
こちらは東京ドーム約64個分の敷地の中に、シングルモルトウイスキー白州の蒸留所や数十種類の野鳥がやって来るバードサンクチュアリーも併設しています。
サントリー天然水白州工場は事前予約をすることで見学ができ、工場見学の後は日頃お店頭で目にかかることが少ないシングルモルトウイスキー白州のテイスティングや在庫があれば購入もできるのです!
白州が買えるかもしれないと下心ふくらませて見学をしましたが、思いのほか天然水ファンになってしまいました。
そんな魅力的な天然水を作っているサントリー天然水白州工場はどんな工場なのでしょうか...
目次
- サントリー白州天然水工場はどこにあるの?
- さあ、天然水工場見学へ
- SDG'sってこういう事か!製造ラインが目から鱗
- ウイスキーのテイスティングとお買い物
- サントリー白州天然水工場周辺の見どころ
- 最後に
サントリー白州天然水工場はどこにあるの?
サントリー白州天然水工場は長野県と県境を接する山梨県北杜市の白州地区にあります。
東京から中央本線の小淵沢駅まで電車で行き、そこから無料の送迎バスで向かうか、車で中央自動車道の小淵沢I.Cにて下りて向かう方法があります。
富士山に次いで日本で二番目に標高の高い南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳、そして八ヶ岳の麓にあるというと自然豊かなところにある工場だとお分かりいただけるかもしれません
アクセスの詳細
- 新宿~小淵沢 特急電車で約2時間 小淵沢駅から送迎バスで約20分
- 中央自動車道 高井戸I.C~小淵沢I.Cは約155km
【サントリー天然水 南アルプス白州工場の基本情報】
- 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1
- 営業時間:9:30~16:30(最終入場16:00)
- 休業日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
- 公式サイト:サントリー天然水 南アルプス白州工場
さあ、天然水工場見学へ
受付から敷地内へ
まずはビジターセンターで受付を済ませてから工場敷地内へ入ります
工場敷地と言ってもどこに工場建物があるのかすぐに分かりません
最初の感想は、そこには森が広がっていて心地よい風吹いている、です。
バードサンクチュアリーを横眼で眺めながら天然水工場見学の集合場所であるウイスキー博物館の建物に到着
ツアー開始まで少し時間があるので博物館内を見学しました
特徴的な屋根の形をしたウイスキー博物館の建物
かつて山崎蒸溜所に建設された麦芽乾燥塔「キルン」を模したものだそうです
歴代の白州のボトルが展示されていました。
南アルプスの自然について学ぶ
さっそく見学スタートです
広い工場施設内の移動はバスでした。
工場エントランスでは大きなパネルがお出迎えです
エントランス脇で南アルプスエリアの大自然の魅力について説明を受けます。
- エリア全体では何種類の動物がいるのでしょう?
- 天然水は何年かけて飲める状態(森で作られる)になるのでしょうか?
といったクイズや、エリア全体の自然環境や地質が良質な天然水を作り出す仕組みなどの説明を受けました。
簡単に言うと、南アルプス山全体が天然水工場なのだそうです。
説明を受けた内容をプロジェクションマッピングでおさらいです。
精巧な南アルプスの模型に映し出される風景は幻想的でもありました。
※プロジェクションマッピングは実際に工場見学に行ってお楽しみください
SDG'sってこういう事か!製造ラインが目から鱗
続いてペットボトルにラベルを貼って箱に詰める製造ラインを見学しました
こちらは監視エリアに人間がいる以外は全てが無人で24時間稼働しているとのこと。
汲み上げた原水を一度も外気に触れさせることなくボトリングしているのだとか。
しかも、550mlのボトルは環境の配慮し負荷低減を目指して国産最軽量(2024年現在)のペットボトルなのだそうです。
『最軽量のペットボトルはどこで作っているの?』という疑問が湧きましたので質問をしました。
「どこでペットボトルを作っているのですか?」
軽量のペットボトルとはいえ、どこかで作ってから運ぶには輸送費がかかるのだろうと想像できますよね
これがペットボトルになる前の姿と成形した後のペットボトルです
この金型に入れて膨らませているのだそうです。
膨らむ前の姿をプリフォームと呼んでいるそうで、膨らんだ状態の1/10の大きさで納品して、天然水工場敷地内でペットボトルの大きさにしているそうで手間や輸送費を大幅に削減しているそうです。
いやあ、感動しました!
今回ご案内をいただいた方は、お客さんとして天然水工場見学に行った以降、惚れ込んでしまってガイドになったのだそう。天然水工場愛を感じました
見学の最後は天然水の試飲です。
オリジナルの天然水と味や香りがアレンジされた2本を試飲しました。
見学後の試飲はいつもより体中にしみわたる感じがしました。
ウイスキーのテイスティングとお買い物
約60分の見学が終わってウイスキー博物館横にあるセントラルハウスにやってきました。
こちらのテイスティングラウンジでウイスキーの試飲(有料)、ショップではウイスキーやグッズなどの買い物をすることができます。※ドライバーや20歳未満は試飲できません
<窓の外に広がる美しい森を眺めながらのテイスティング>
白州工場にしかない限定ウイスキーやグッズがあります。
私は限定ウイスキーとショットグラスを購入しました。
<八ヶ岳とビジターセンター入口>
<サントリー天然水のマスコット"ミズクマ">
サントリー白州天然水工場周辺の見どころ
1. 吐竜の滝(北杜市高根町)
川俣川の清流沿いの遊歩道があり、落差10m、幅15mで岩間から絹糸のように水が流れ落ちる優雅な姿を楽しめます
2. 大滝湧水(北杜市小淵沢町)
大滝神社の地内にあり、昭和60(1985)年、三分一湧水とともに「八ヶ岳南麓高原湧水群」として環境省の名水百選に認定されました
ペットボトルやポリタンクに湧水を汲んでいる人の姿が絶えません
最後に
いかがでしたでしょうか。普段なんとなく飲んでいるミネラルウオーターですが、環境保護やCO2削減など取り組まれている事を身近に感じるとともに、その意義を改めて実感した見学でした。
ところで、文章中で地下水が汲み上げられるまでの年数とか、南アルプスに生息する動物の種類とか敢えて記載をしていませんでしたが、ちょっと気になりませんか?ぜひ、みなさまには現地を訪れて、その答えに触れていただきたいです。
サントリー白州天然水工場のある北杜市には南アルプスや八ヶ岳を水源とする渓谷や湧水がたくさんあります。やはり、キーワードは 「水」。
そこに広がる自然の素晴らしさに直接皆さんの目で肌で触れてくださいね。
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えいた
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