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【海外旅行】空港でのトラブル回避術!
海外旅行に憧れはあるものの、飛行機に慣れていなくてなかなか踏み出せない...。そんな風に感じたことはありませんか?言葉も文化も違うところで何かあったらどうしよう。乗り遅れたらどうしたらいいの?そんなお気持ち、痛いほど分かります。
今回は筆者の失敗談を交えつつ、空港でのトラブルのリスクを最低限に抑えるコツをお伝えします。
目次
空港でのトラブルの例
タンザニアに引っ越して早12年の筆者ですが、トラブルに遭ったり、友人たちから事件について聞いたり、この手の話題は尽きません。これからそのいくつかをご紹介した後、対策方法もお伝えしていきたいと思います。
<海外の空港は特に緊張しますよね>
ただ最初に声を大にしてお伝えしたいことがあります。それは、最終的に絶対なんとかなるから落ち着いて対処しましょう!!!!ということです。今まさにトラブルに陥っている方いましたら、大丈夫ですのでまずは安全確保をしながら気持ちを落ち着けましょう。
トラブル1. 乗り遅れ
これが一番よくあり、かつ気がついた時の恐怖感がえげつないトラブルですよね。日付や時間の見間違え、時間前には着いたもののすでにチェックイン受付が閉まっている、乗り継ぎなどで突然のゲート変更に気づかない、などなど。かくいう私も何回かやらかしています。
チェックインカウンターを勘違い
これはある国から違う国へ移動した時のことです。空港に数時間前に着き、カウンターでチェックインするために列に並びました。その頃はまだ海外旅行が片手で数えられるほどで、まだあまり慣れていなかった私。Eチケットに書かれていたゲート番号をチェックインカウンター番号と間違え、全く違う航空会社の受付に並んでいたのでした。
時間が迫るにつれて、なんでこんなに列が進まないんだろう?もうすぐ離陸時間なのにいいのかな?そんな焦りが募り、よく目を凝らすと、全然合ってない目的地が掲げられている事を発見!!急いで本来のカウンターに行くも、もう閉まった後でした...。
遅れていると勘違い
これは乗り継ぎの時に勘違いして、乗り遅れた経験です。乗り継ぎのチケットにはゲート番号が書いておらず、電光掲示板もない状態で、係員に聞かなければいけない小さな空港でした。係の人に聞いても、まだ情報が来ていないとのことでしばらく待つことに。
そうすると、近くでざわつく群衆たちを発見。そのうちの一人に拙い英語でどうしたのか聞いてみると、次のフライトに遅れが出ていて何時になるか分からない、とのこと。それを自分のフライトと勘違いした私は、じゃあ呼ばれるまでのんびり待とうと離陸時間を過ぎてものほほんとしていました。
流石に2時間くらい過ぎたところでおかしいと思い、係員の方に聞きに行くと、なんとビックリ。「もう出たわよ、あなたの名前もアナウンスしたわよ」...なんてこったー!!!その国は母語が英語ではないので、聞き取りにくい発音でアナウンスをしていたのです。最終呼び出しにも気が付かつかなかった私を置いて、飛行機はすでに旅立っていたのでした。
<乗り継ぎも気は抜けません>
出発ゲートの変更に気付かない
これは友人のお話です。海外から帰国の途中で、乗り継ぎをした時のことです。すでに持っていたチケットにはゲート番号があったので、間違いなくその番号のところへ行き、離陸時間まで待っていました。遅れても、海外は遅れることが普通と聞いていたので、そのままずっと待っていたそうです。
あまり海外旅行に慣れていなかったので、ゲート情報の出る掲示板はチェックせず、ひたすら座って待つこと数十分。だんだん不安になってきて、係の人に尋ねてみたら、違うゲート番号を告げられたそう。走ってそのゲートに行ったけれどもう離陸した後で、間に合わなかったそうです...。
トラブル2. クレジット(デポジット)カードが使えない
これも最近友人が見舞われたトラブルです。海外から帰国する時のこと、お土産をたくさん買ったので、超過料金を支払って預け荷物を1つ増やすことにしたそうです。航空会社のサイトからオンラインで支払おうとしたのですが、サイトのシステム不具合で支払えず、空港で直接払うことに。
<カウンターでクレジットカードが使えない可能性も>
空港に行く前に現地紙幣は現地の友人に譲り、ドルも旅で使って少ししかない状態になりました。いざ空港のカウンターで預け荷物追加を申し込み、支払おうとすると...「ウチのシステムエラーでクレジットカードは払えません。現金で払ってください」と言われてしまいました。
慌てて空港のATMに駆け込んだものの、そのATMもシステムエラー。クレジットカードが悪いのかと思って別のカードを使ってみるものの、焦っていて暗証番号を忘れてしまい、結局引き出せず。一緒にいた旅行仲間も試そうとするものの、その仲間のデポジットカードは海外キャッシング機能がないとのこと。動いている別のATMを見つけ、なんとか引き出せたそうです。
トラブル3. ロストバゲッジ
これも結構あるあるなトラブルですね。どちらかというと、乗り継ぎが同一の航空会社で管理されておらず、費用を抑えるために複数のLCC航空会社を使うと荷物が着かないことが多いように思います。
4回ほど乗り継いで遠くの国に行った友人たちは、9個中7個のスーツケースが空港に着いておらず、1週間ほど待つことになっていました。同一の航空会社だったものの、乗り継ぎで荷物が置き去りになってしまい、3日後に届けられた人もいました。
トラブルを回避しよう!
言葉の分からない海外で、こういったトラブルは極力回避したいですよね。それでは回避術と、万が一遭ってしまった時の対処方法をお伝えします。こちらは自分たちの経験から、筆者が洞察した個人的な考察になりますので、ご了承くださいませ。
トラブル1. 乗り遅れ:回避術
- 確認を怠らない...やはり一に確認、二に確認です。情報を制する者はフライトを制す。飛行機のチケットを買う瞬間から、日付と時間は要チェックです。特に深夜のフライトは時間を間違えやすいので注意が必要です。空港に何時間前に着くべきかも事前に見ておきましょう。
- チケット共に必ず掲示板を確認する...海外は日本に比べてルーズな所があるので、チケットにゲート番号が印字されていても要注意です。必ず掲示板で自分のフライトはどのゲートから出発なのか、一番に確認しましょう。ギリギリにならないと表示されない空港もありますので、不安な時は聞きに行きましょう。
- 必ず係員さんに尋ねる...お客さんに尋ねても、それが本当かの確証はありません。疑問に思った時は必ず係の方に聞きましょう。不安であれば、何度聞いても大丈夫です。フライトに乗れるか乗れないかが掛かっているので、相手に迷惑じゃないかな?と思わず、少しでも変だなと思ったら何でも聞きにいきましょう!
<掲示板を常に確認!>
トラブル1. 乗り遅れ:対処法
- 係の人に状況を説明する...乗り遅れてしまったら、まずは係の人を探します。乗り遅れたことを言えば、どこに聞きにいけばいいか教えてくれます。落ち着いて簡潔に話しましょう。
- フライトの変更を頼む...必ず別の便に乗れますので、慌てないようにしましょう。行き先を告げて、どの日付と時間に別便があるか聞きます。支払いが必要かどうかも確かめましょう。払わなくていいこともありますし、日付によって差額を払う可能性があります。支払い方法も尋ねましょう。
- ホテルの手配を頼む...別便が数時間以内にあればそのまま空港で待てばいいですが、そうでない場合、航空会社が無料のホテルを手配してくれる場合があります。フリーホテルがあるか聞いてみましょう。ただ自分側が有責の場合、自費になる可能性が高いのでご注意ください。
<ホテルを手配してくれるかも?>
トラブル2. クレジットカードが使えない:回避
- 出国前に使用可能か確かめる...海外キャッシングができず支払いのみのカードや海外での使用にロックがかけられているカードがあります。出国前にカード会社のサイトや電話での問い合わせで確認しておきましょう。念のために2枚以上持って行くと安心です。ただ盗難やスキミング対策を忘れずに。
- ドルを多めに持っておく...ギリギリの額や買い物のドルだけでなく、万が一何かあった時用のドル紙幣を持っておきましょう。ドルはほぼ全ての国で使えるので、多めにあって損はないです。
- 送迎の友人にいてもらう...もし現地で友人の方に空港に送迎してもらえるなら、着く時は早めに迎えにきてもらえると何かあれば安心です。出国時はチェックインを終えてセキュリティチェックを無事通過するまで、その場で見守ってもらいましょう。
トラブル2. クレジットカードが使えない:対処法
- 係の人にオプションがないか聞く...もし空港でクレジットカードが使えず、現金がすぐ必要な場合、係の人にオープンに説明して助けを求めましょう。必ず手を考えてくれるはずです。
- スリに注意...慌てているとパスポートやクレジットカードなどの貴重品を、無防備にしがちです。持ち物には十分気をつけましょう。
トラブル3. ロストバゲッジ:回避
- 同一の航空会社でチケット一括購入する...海外旅行に慣れていない場合、いろんな航空会社を乗り継ぐプランはやめておきましょう。ツアーサイトではなく、航空会社の公式サイトから購入すると安心です。
- 必要なものは手荷物に入れておく...万が一ロストバゲッジになった場合、薬や化粧品など必要品が手に入らなくなります。海外で必要なものを見つけて購入するのもハードルが高いと思いますので、最低限の必要なものは預け荷物ではなく手荷物に入れましょう。
- 自分のだとすぐ分かるようにしておく...目立つ色やデザイン、デコレーションなどしておくと、見つけやすくなります。他の人が間違って持っていくリスクも減らせます。ただ高価に見えるスーツケースは狙われやすくなりますので、ご注意ください。
<慣れてない場合は公式サイトからの購入がおすすめです>
トラブル3. ロストバゲッジ:対処法
- ロストバゲッジを申告しにいく...荷物カウンターがありますので、そこで申告して手続きを行います。通常泊まる先に無料で送ってくれますので、住所や電話番号を記入することになります。
- 引き換え書をなくさない...手続きをすると、必ず控えを渡されます。引き換えの時にないと荷物を手に入れられないので注意しましょう。
- 泊まる先に話しておく...ホストファミリーやホテルの人に話しておきましょう。発展途上国ですと明確な住所がなく、電話で道の説明を求められることがあります。地元の人に説明してもらえるように言っておくと安心です。
<ホテルの受付で一言お願いしておきましょう>
最後に
今回は空港でのトラブルの回避と対処についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?筆者も色々なトラブルに見舞われ、その度に肝を冷やし心臓を飛び出させながら、なんとか今も生きております。
当時を振り返ると大変だったのですが、今や笑い話の一つとなっていますので、なんとかなります!!どうぞ皆さまもご心配しすぎませんように...!回避術を駆使して、トラブルのない安全な海外旅行を楽しまれますことを、心より願っております。
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