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【エジプト】悠久のナイル川クルーズと流域の遺跡を巡る1日(5日目)

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
ついに沈黙を破ってしまいました。プロフィールに2011年以降、海外には渡航していないと書いていますが、2024年1月...13年ぶりに海外へ渡航しました。それもエジプトへ。ひょんなことから大先輩お2人の卒業(退職)旅行でエジプトへツアーを利用して行くと聞いたので、僕も同行しました。海外へは13年ぶりということでパスポートも切れたまま...。今回、新規で取得しました。おっさん3人旅。折角なので参加したツアーの詳細をレポートします。なお、僕のエジプト渡航歴は1990年に続き34年ぶり2回目です。
※4000年の歴史を持つエジプトは何年経っても変わらないだろうと思い、今ごろの記事になってしまいました...。
僕が参加したのは阪急交通社のトラピックスです。
●コース番号・コース名:E167 エミレーツ航空<エコノミークラス利用>感動のエジプトナイル川クルーズ8日間
●ツアーHP:https://www.hankyu-travel.com/tour/detail_i.php?p_course_id=E167J&p_hei=30
目次
- 5日目:2024年2月3日
- コム・オンボ神殿観光
- ホルス神殿観光
- エスナ運河を通過
- ナイル川クルーズ船「セミラミスⅢ」
- 本日の行程のおさらいと感想
- このツアー全体の記事
- このツアーの1日ごとの詳細な記事
5日目:2024年2月3日
今回は5日目にナイル川クルーズに乗って流域に点在するコム・オンボ神殿とホルス神殿観光とクルーズ船紹介のレポートです。
コム・オンボ神殿観光
【前日21:30出港】ナイル川クルーズ船「セミラミスⅢ」に乗船し、アスワンの船着場を出発しました。
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【05:00到着】コム・オンボの船着場に到着しました。コム・オンボ神殿は目の前にあります。
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アスワンからルクソールまでのナイル川クルーズは複数社、複数船運航していますので、他のクルーズ船もコム・オンボの船着場に到着していました。
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【06:15】間もなく夜明けを迎えます。
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【07:00】下船が始まります。コム・オンボ神殿には徒歩で向かいます。船着場には猫がお出迎え。
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コム・オンボ神殿から朝日が昇ってきました。
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前庭から見たコム・オンボ神殿の正面です。コム・オンボ神殿は左右に二重構造になっています。それは向かって右半分は豊穣と世界の創造の神であるワニの神セベクに捧げた神殿。左半分はハヤブサの姿をもつ天空の神ホルスに捧げた神殿となっています。
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入口の間(第1列柱室)です。
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第2列柱室です。こちらはホルス神(ハヤブサ)が描かれています。
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こちらもホルス神(ハヤブサ)が描かれています。
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コム・オンボ神殿は天井画に注目してください。色鮮やかに残っています、
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巨大な浮き彫り。足の部分は深く掘られています。
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こちらはセベク神(ワニ)が描かれています。
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セベク神(ワニ)とホルス神(ハヤブサ)のふたつの神が同じところに描かれている場面もあります。
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右から2番目のセベク神(ワニ)の頭には日輪と羽の冠をかぶっています。
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奥へと回廊が続いていますが、奥に行くにつれ破壊されてしまっています。
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正面東側にプトレマイオス12世アウレテスの門です。
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コム・オンボ神殿の隣にはワニの博物館があります。
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館内にはワニのミイラが展示されていました。ワニも神様ですからね。
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それではクルーズ船セミラミスⅢに戻りましょう。
【08:30出港】次の目的地エドフに向け出発。
【07:30~09:00】セミラミスⅢのレストランにて朝食
【12:30~】セミラミスⅢのレストランにて昼食
ホルス神殿観光
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【13:45入港】エドフの船着場に到着。ホルス神殿に行く人は下船カードが配られるので無くさないように保管します。
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エドフへ上陸。
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ホルス神殿へは馬車でも行くことができますが、今回のクルーズはホルス神殿の観光が含まれていますので、貸切バスで向かいます。
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【14:05到着】ホルス神殿に入場します。
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どこの観光地もガイドさんが配布するチケットを持ってQRコードをかざして入場します。入場の際は手荷物検査とボディチェックがあります(いい加減ですが...)。
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ここを過ぎると...
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ホルス神殿の目玉となる第1塔門がどーんと目の前に現れます。レリーフは左右対称になっています。片側3体、計6体のレリーフが往時そのまま残っています。左右両端に神々の前でプトレマイオス12世が敵を打ち捉えるシーン、その内側(中央)にハヤブサ頭に人間の身体のホルス神が王を見守るシーン、そして一番内側にホルス神とともにハトホル女神が王を見守るシーンが描かれています。なお、左右2本ずつ4本の縦長のへこみは旗竿を立てるために掘られています。
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第1塔門の入口の左右にはホルス神(こちらは向かって右側)が立っています。ホルス神は頭はハヤブサ、身体は人間で表現されていますが、このホルス神はハヤブサそのままの姿で表現されています。
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向かって左側のホルス神。右側のホルス神と少し形状が異なり、足元で人を守っているような姿になっています。
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第1塔門の真ん中の上部には有翼日輪という太陽に翼をつけたデザインが施されています。
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第1塔門を通り中庭へ。正面に第1列柱室があります。中庭には片側に16本ずつ、両側で32本の列柱が並んでいます。
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第1列柱室の前にも左右にホルス神が配置されています。こちらは右側のホルス神(上半身)です。
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こちらは左側のホルス神(全身)です。
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中庭で振り返ると第1塔門の裏側を見ることができます。
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第1列柱室には、横3本縦2本の6本が左右に配置されていて合計12本の列柱が並んでいます。
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列柱の上部の装飾はパピルスの形やヤシの葉など、色んな形で彩られています。
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第2列柱室には、横2本縦3本の6本が左右に配置されていて合計12本の列柱が並んでいます。
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奥に至聖所があります。
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至聖所内に掘られたレリーフは綺麗な状態で残っています。
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奥の壁にはレリーフが残っていますが、顔の部分が削り取られています。
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古代エジプトの文字・ヒエログリフが彫られています。
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ホルス神殿は観光地なので売り子もしつこいです。
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【15:10出発】ホルス神殿を出発。貸切バスでエドフの船着場へ。
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【15:25出港】エドフの船着場を出発。
エスナ運河を通過
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アスワンからルクソール間にはエスナという町があり、ここに運河があります。運河は水位の差を調整しながら通過する水路のこと。19:30頃から1時間かけて2つの運河を通過します。ちょうどレストランでは夕食が始まるので運河に気がつかない人も多いのですが、僕はデッキに出て運河を体験しました。まずは第1の運河を進みます。
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第1の運河を20分かけて通過しました。
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次に第2の運河へ進みます。右手に南下するクルーズ船とすれ違います。
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先行するクルーズ船が先に第2の運河に入りました。
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先行するクルーズ船と一緒に運河に入り、2隻同時に水位を落としていきます。上の写真を見比べると水位が下がっているのが分かります。ちょうど壁の黒いところから水位が下がったことになります。
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水位が下がったところで先行するクルーズ船が運河を出ていきました。
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こちらも運河を出ました。約1時間の運河体験でした。
ナイル川クルーズ船「セミラミスⅢ」
ナイル川クルーズが行程に組み込まれたひとつの理由
3泊4日のナイル川クルーズです。クルーズ船は5つ星デラックスクラスの「セミラミスⅢ」です。アスワンからルクソールまで乗船します。僕が34年前にアスワンからルクソールまでツアーに参加して移動したときはバスでの移動でした。しかし、1997年にルクソールで起きたエジプト外国人観光客襲撃テロの影響でアスワンからルクソール間の治安が悪化したため、この区間はクルーズ船で移動するのが主流となりました。今でもアスワンからルクソールまで陸路で移動するツアーはほとんどないのが現状です。
ナイル川クルーズの眺め
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ナイル川クルーズの眺めを楽しむには2日目がベストです。3日目の朝にはルクソールの船着場に到着し、そのまま停泊するからです。
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デッキに上がってみましょう!
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行き交うクルーズ船、緑豊かなナイル川流域の農耕地、時折見える遺跡、そして町...。のんびりクルーズを楽しむことができました。
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ナイル川流域にはたくさんの遺跡が点在します。これはホルエムヘブ神殿です。
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ナイル川クルーズはアスワンからルクソールへの北向きとルクソールからアスワンまでの南向きのコースがあります。デッキで見ているとたくさんのクルーズ船とすれ違います。
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時には複数隻のクルーズ船とすれ違います。
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エドフを出港するとすぐにエドフ橋の下をくぐります。ナイル川に架かる橋は意外と少ないです。
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バスだと見ることができない風景が見えるのもナイル川の醍醐味だと思います。
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ナイル川の西岸に日が沈んでいきます。
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各町にはモスクがあります。時間が合えばコーランが聞こえてきます。
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小高い丘の上にモスクが建っています。
セミラミスⅢの船内
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乗船するとレセプションがあります。
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レセプションには翌日のスケジュールが置かれています。
客室の廊下です。左右に部屋があります。
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ラウンジバーです。昼間ものんびり過ごすこともできます。
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ラウンジバーのバーカウンターです。夜のみの営業です。
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ラウンジバーのダンスホールです。
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中央階段の脇にショップがあります。
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こんなかわいいぬいぐるみも販売しています。
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マッサージと足つぼマッサージルームです。
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デッキ前部。デッキチェアが設置されています。
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デッキ後部。こちらはイス・テーブルが設置されていて、一部日よけがあります。
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デッキ最後部にはプールがあります。この時期は冬場なので水は張っていませんでした。
セミラミスⅢのレストランで朝食
食事はすべてブッフェスタイルです。
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朝食は7:30~9:00まで。おかゆとポテト。
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?のペーストとゆで卵。
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野菜とハムの煮込みと温トマト。
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野菜とチーズコーナー。
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菓子パンコーナー。
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クロワッサンと食パン。
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パンは温めることもできます。
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ジュース。
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ヨーグルトとフルーツコーナー。
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僕の選んだ朝食。
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日本から持参しました。そろそろ欲しくなる味です。
セミラミスⅢのレストランで昼食
食事はすべてブッフェスタイルです。
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昼食は12:30からです。サラダコーナー。
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スープコーナー。
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メインディッシュ。
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温野菜。
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スープ。
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あ、焼きそば!
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パン。
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フルーツ。
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デザート。
セミラミスⅢのサンデッキでティータイム
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16:00からサンデッキでティータイムが始まります。
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船員がコーヒーや紅茶を入れてくれます。
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優雅なひと時を愉しむことができました。
セミラミスⅢのレストランで夕食
食事はすべてブッフェスタイルです。
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夕食は19:30からです。サラダコーナー。
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スープ。
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メインディッシュです。
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パン。
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デザートとフルーツ。
セミラミスⅢのラウンジバーにて「Galapya Party」
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21:30からラウンジバーで「Galapya Party」が始まりました。簡単に言えばダンスパーティーです。
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イス取りゲームもやりました。大の大人が真剣にイスにめがけて飛び込んでいました!
セミラミスⅢの部屋
セミラミスⅢの部屋に関しては前の記事をご覧ください。
本日の行程のおさらいと感想
5日目:2024年2月3日
※日の出6:27頃(アスワン)/日の入17:34頃(ルクソール)
【05:00入港】コム・オンボの船着場に到着
【06:00】モーニングコール
【07:00】下船してコム・オンボ神殿を観光
【08:30出港】コム・オンボを出発
【07:30~09:00】船内のレストランで朝食
【12:30~】船内のレストランで昼食
【13:45入港】エドフの船着場に到着。貸切バスでホルス神殿へ
【14:05着~15:10発】ホルス神殿観光。観光後、貸切バスでエドフの船着場へ
【15:25出港】エドフの船着場を出発
【16:00~】船内のサンデッキでティータイム
【19:30~20:20】エスナ運河を通過
【19:30~】船内のレストランで夕食
【21:30~】船内のラウンジバーで「Galapya Party」
コム・オンボ神殿
コム・オンボ神殿の見どころは左右に二重構造になっている神殿。セベク神(ワニ)とホルス神(ハヤブサ)のレリーフを探しながら見るのも楽しいと思います。また見逃せないのが天井画。建造時そのままの状態で残っています。古代エジプト文明は様々な動物が神として崇められていたのに驚きです。
ホルス神殿
ホルス神殿はホルス神が祀られた神殿です。ルクソールのカルナック神殿のアメン神殿に迫る規模を誇っています。ハヤブサの頭を持ったホルス神の像とレリーフを探すのも楽しみのひとつです。
セミラミスⅢクルーズ
3泊4日のクルーズで2日目がクルーズらしいクルーズです。バス移動のような移動疲れもなく、観光して船に戻れば自室やデッキで寛ぐことができるのでとても楽です。食事も特に問題ありませんし、船員も明るくサービスも良いので楽しい時間が過ごせます。何よりもリバークルーズなのでほとんど揺れず、エンジン音も気にならなりません。夕食を食べていて忘れがちのエスナ運河の通過もぜひ体験してくださいね。
参考文献
『古代エジプト解剖図鑑』 近藤次郎著(2020) エクスナレッジ
『古代エジプトの教科書』 河江肖剰監修(2023) ナツメ社
『一冊でわかるエジプト史』 山崎世理愛・五十嵐大介著(2023) 河出書房新社
このツアー全体の記事
ツアー全体の記事はこちら⇒阪急交通社のトラピックスでエジプトに行ってきた!
このツアーの1日ごとの詳細な記事
1日目~2日目①の記事はこちら⇒エミレーツ航空に乗ってドバイ経由カイロへ
2日目②の記事はこちら⇒カイロの考古学博物館とギザのホテルを紹介
3日目の記事はこちら⇒ピラミッドで古代エジプト文明を満喫
4日目の記事はこちら⇒空路と陸路で一気に南下!アブ・シンベル神殿へ
5日目の記事のこちら⇒この記事です!
6日目の記事はこちら⇒Coming Soon!ルクソールでナイル川西岸と東岸を1日かけて観光
7日目~8日目の記事はこちら⇒Coming Soon!空路でカイロに戻り現代のカイロ観光そして帰国の途へ
※当記事は2024年1月30日から2月6日までエジプトツアーに参加した時のものです。ツアーの旅行代金や内容は変わっていますので、最新情報を入手するようにしてください。
※当記事の地名、人名、建物名(遺跡名)などは現地語の発音などにより、呼び方が異なる場合があります。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























