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横浜の名物はこれ! 行って食べたいグルメ&買いたいお土産
日本を代表する港町・横浜。中華街や西洋建築など、さまざまな国の文化が根付いた人気の観光地です。異国情緒あふれる横浜は、食文化も多種多様。洋食や中華、横浜ならではのお菓子など、ご当地グルメが盛りだくさんです。
今回は「横浜の名物といえばこれ!」というものを幅広くご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
1. 横浜の名物はこれ!
横浜名物といえば、中華料理や洋食などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、その他にも横浜ならではの名物はたくさんあります。まずは、代表的な横浜の名物を7つご紹介します。
中華まん
<出典:写真AC>
中華まんは、横浜中華街を代表する名物グルメです。横浜中華街は約600軒ものお店が集まる日本最大級のチャイナタウン。大通りを歩けば、個性豊かな中華まんが盛りだくさんです。
お店によって味や見た目もさまざまで、フカヒレなどの高級食材を使った中華まんや、パンダや豚の形をしたコミカルな中華まんなど、バリエーションも豊富。なかには、一般的な中華まんよりも一回り大きい巨大肉まんなどの変わり種も。点心一筋の専門店や、行列ができる名店もたくさんあるので、食べ比べをしながら自分好みの中華まんを探してみるのもおすすめです。
横浜中華街の中には、中華まん作り体験を行っているお店もあるので、横浜観光の思い出作りも楽しめます。
横浜中華街を観光する際は、お気に入りの中華まんを見つけてみてくださいね。
横浜家系ラーメン
横浜は家系ラーメン発祥の地。1974年に横浜市磯子区新杉田で開店したラーメン店「吉村家」が家系ラーメンの元祖と言われています。店主が九州の豚骨スープと東京の醤油スープを混ぜたら美味しいのでは、と思い立ったことが家系ラーメン誕生のキッカケになったそうです。吉村家の味を継承したお店が屋号に「〜家」と名付けることが多かったことから、家系(いえけい)と呼ばれるようになったのだとか。
家系ラーメンの大きな特徴は、濃厚な豚骨醤油ベースのスープと太めのストレート麺です。トッピングは海苔、ほうれん草、チャーシューが基本の味。お店によっては、にんにくや味玉などのトッピングを追加できるサービスもあります。スープの濃さや油の量、麺の硬さを自分好みにカスタマイズできるのも家系ラーメンの特徴のひとつ。麺やスープにお店独自のこだわりが詰まっているので、お気に入りの一杯を探してみてくださいね。
サンマーメン
<出典:写真AC>
サンマーメンは、醤油ベースのスープに肉・もやし・白菜などの具を炒め、とろみのある餡をかけたボリューミーな名物麺料理です。お店によっては塩味のサンマーメンや、人参やたけのこが入った色鮮やかなサンマーメンなど、バリエーションも豊富。
サンマーメンは横浜市中区の中華料理店で生まれたとされており、60年以上もの歴史がある横浜を代表する名物のひとつです。
サンマーメンという名前の由来は諸説ありますが、広東語の「生馬麺(サンマーメン)」から来ている説が有名です。「生(サン)」は「新鮮な・シャキシャキとした」、「馬(マー)」は「上に乗せる」という意味があり、新鮮な野菜と肉を麺の上に乗せた料理のことを指します。魚のサンマではありません!
横浜市内には、雑誌やテレビによく取り上げられる行列必至の人気店など、たくさんのサンマーメン店が軒を連ねています。がっつりグルメを楽しみたい方におすすめの横浜名物です。
崎陽軒のシウマイ
<写真提供:崎陽軒>
横浜名物で外せないのが崎陽軒(きようけん)のシウマイです。豚肉と干帆立貝柱を使った風味豊かなシウマイは、1928年の発売当初から変わらない味を守り続けています。初代社長の「横浜の名物を作ろう」という想いから生まれ、今や全国的に有名な横浜名物となっています。
名前がシュウマイではなくシウマイ表記なのは、栃木県出身の初代社長が独特の訛りで「シーマイ」と発音していたからだと言われています。それを聞いた中国人スタッフから、中国語の発音に似ていると褒められたことで、本場の発音に似た「シウマイ」表記となったそうです。
崎陽軒のシウマイは、駅や百貨店などに入っている崎陽軒店舗や、通信販売などで購入可能。横浜中華街にはできたてのシウマイを販売している「崎陽軒 中華街シウマイ BAR」もあります。駅弁やお土産、食べ歩きなどさまざまなシーンで楽しめますよ。
牛鍋
<出典:写真AC>
牛鍋は、味噌や醤油を使ったタレで牛肉を煮込んだ横浜発祥の鍋料理です。作り方がよく似たすき焼きは先に肉を焼いてから煮るのに対し、牛鍋は最初から具材をタレで煮るという違いがあります。
牛鍋が横浜名物として広まったのは、鎖国が終わった文明開花期のこと。西洋の牛肉文化が入ってきてからだと言われています。外国人居留地で食べられていた牛肉料理からヒントを得て、居酒屋「伊勢熊」の主人が初の牛鍋屋を開業したのが牛鍋文化の始まりです。開店当時はまだ牛肉に抵抗感を持つ人が多かったものの、日本人の口に合う味に改良して提供したことで、次第に人気料理になっていったと言われています。
横浜市内には100年以上の老舗も多数軒を連ねており、それぞれのお店が持つ伝統の味を楽しめます。
横浜でごちそうをいただくときは、牛鍋屋に足を運んでみてはいかがでしょうか。
月餅
<出典:写真AC>
月餅(げっぺい)は、薄皮であんを包んだ独特の風味とずっしりとした食べ応えのある焼菓子です。中国を代表するお菓子で、元々は十五夜に満月を見ながら秋の豊作を祝う節句・中秋節(ちゅうしゅうせつ)のために作られたお供え物でした。家族で月餅を食べながら、一家団欒の時間を楽しむのが中秋節の過ごし方なのだそうです。
月餅はあんこ味が基本ですが、お店によってはチョコや黒ゴマ、クリームチーズなどさまざまな味の月餅も販売しています。月餅は駅や百貨店のお土産コーナーや、横浜中華街などで購入可能です。現在は年中通して販売しているお店がほとんどですが、中秋節が近づいてくると期間限定の月餅を販売するお店もたくさん見られます。
横浜中華街を散歩したら、おやつに月餅をいただくのもおすすめですよ。
横浜ビール
<写真提供:株式会社横浜ビール>
ビール文化発祥の地・横浜で生まれた横浜ビールは、1999年からクラフトビールの醸造を始めた横浜で最も古い醸造所です。国際的なビールの品評会で数々の賞を受賞しています。
横浜ビールの商品にはたくさんの種類がありますが、代表的なのは「横浜ラガー」です。柑橘を思わせる強めの苦味と香りを感じるラガービールで、肉料理などの味の濃い料理とも相性抜群。
その他、横浜の水源のひとつ、山梨県道志村の湧き水を仕込み水に使用したビール「道志の湧水仕込(どうしのゆうすいじこみ)」など、横浜ならではのさまざまな地ビールを味わえます。
横浜ビールは、主に横浜市内の百貨店やスーパー、コンビニなどで販売しています。横浜の名物グルメのお供に、横浜ビールを召し上がってみてはいかがでしょうか。
2. 横浜のグルメならまずはこのお店をチェック!
横浜にはたくさんの人気観光スポットがあるので、どのお店に行けば良いか悩んでしまいますよね。ここでは横浜観光に来たら外せない、名物グルメが楽しめるお店を4つご紹介します。
崎陽軒 ビアレストラン亜里巴"巴"
<写真提供:崎陽軒>
横浜名物のひとつ、シウマイで有名な崎陽軒の、本店の地下にあるビアレストラン亜里巴"巴"(アリババ)も横浜グルメを堪能するなら外せないお店です。
亜里巴"巴"は、崎陽軒のレストランの中で唯一ランチバイキングを行っている店舗です。名物のシウマイのほか、麻婆豆腐や肉料理、カレー、点心、サラダ、デザートなどのさまざまな料理を楽しめます。
ランチバイキングの一番の目玉は、シウマイの食べ放題です。できたてのシウマイを90分間好きなだけ食べられるのが大きな魅力。巨大なせいろで出てくる熱々のシウマイに圧倒されること間違いなし!
亜里巴"巴"は横浜駅直結でアクセスも良く、家族や友人との集まりにもピッタリです。横浜ランチをお探しの際は、ぜひ亜里巴"巴"のランチバイキングを楽しんでみてくださいね。
- 住所:神奈川県横浜市西区高島2-13-12 ビル地下1階
- 公式サイト:崎陽軒 亜里巴"巴"
梅蘭 金閣
梅蘭(ばいらん)は、横浜中華街で有名な上海料理をベースとした中華料理店。看板メニューである「梅蘭焼きそば」の見た目のインパクトが強く、テレビや雑誌などでも数多く取り上げられています。
本店の金閣は1987年創業。オーナーの発案で誕生したという梅蘭焼きそばは、中華まんから着想を得て、パン生地をフライ麺に、具を野菜たっぷりの餡にアレンジして作られたそうです。カリッとした焼きそばの中に、とろみのある熱々のあんかけが入っているのが大きな特徴です。
味は基本の醤油味のほか、豆板醤で炒めた具が入った「辛口梅蘭焼きそば」、エビやイカ、アサリなどの海鮮が入った「特製海鮮梅蘭焼きそば」の3種類。梅蘭焼きそばは専用の自家製麺を使用しているため、弾力のある食感で餡との相性抜群です。
横浜中華街を訪れたら、梅蘭でしか味わえない梅蘭焼きそばも要チェック!
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町151-13
- 公式サイト:中華街梅蘭金閣
ホテルニューグランド コーヒーハウス ザ・カフェ
<写真提供:ホテルニューグランド>
ホテルニューグランドは、1927年に開業した横浜唯一のクラシックホテルです。本館1階にあるコーヒーハウスザ・カフェでは、フレンチをアレンジしたコース料理や軽食、スイーツなどの多彩なメニューを楽しめます。
名物グルメは、シーフードドリアとスパゲッティナポリタン、プリンアラモードです。これらのメニューはすべてホテルニューグランド発祥とされています。どのメニューも当時の料理長やパティシエが考案した、コーヒーハウスザ・カフェならではの料理。食事からティータイムまでさまざまなシーンで利用できるので、横浜で優雅な時間を過ごしたいときや、観光中にほっと一息つきたいときに足を運んでみてくださいね。
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町10番地 ホテルニューグランド本館1階
- 公式サイト:ホテルニューグランド コーヒーハウス ザ・カフェ
センターグリル
センターグリルは、1946年に野毛・柳通りにオープンした老舗の洋食屋です。年季の入った青い屋根がトレードマークで、店内は木のぬくもりを感じるレトロな空間が広がっています。
センターグリルの人気メニューは、太麺パスタのナポリタン。「安くて栄養のある美味しいものをたくさんの人に食べてもらいたい」という店主の想いから生まれ、創業当時から変わらない味を提供しています。
ナポリタン発祥のホテルニューグランドでは材料に生のトマトを使っていますが、センターグリルでは創業当時からケチャップを使っています。具材をケチャップでしっかり炒めて酸味を飛ばし、甘みを引き出すのが美味しさの秘訣なのだそうです。茹でてから一晩寝かせて、もっちり感を出した太麺パスタもセンターグリルならでは。昔ながらのステンレス皿に盛り付けられた料理はどれもボリュームがあり、昭和にタイムスリップしたような懐かしい味を楽しめます。
ナポリタンのほか、デミグラスソースが自慢の特製オムライスやセンターグリルおすすめの浜ランチなど、多彩なメニューを楽しめます。横浜で洋食をいただくなら、センターグリルがおすすめですよ。
- 住所:神奈川県横浜市中区花咲町1-9
- 公式サイト:センターグリル
3. 横浜で買いたいお土産
最後に、横浜でおすすめのお土産を4つご紹介します。横浜に来たら、横浜ならではのお土産を買って思い出にしたいですよね。これからご紹介するお土産は、どれも横浜を感じられるものばかり。渡す相手やシーンに合わせて参考にしてみてくださいね。
横濱ハーバー ダブルマロン(株式会社ありあけ)
<写真提供:株式会社ありあけ>
横濱ハーバーダブルマロンは、伝統製法で焼き上げ、船の形をかたどったマロンケーキです。1936年創業の老舗菓子店「株式会社ありあけ」を代表する名菓で、60年以上にわたり横浜の人々に愛されてきました。
薄いカステラ生地の中に刻んだ栗と栗あんがぎっしり入った、しっとりとした食感が大きな特徴です。商品のラインナップは横濱ハーバーダブルマロンのほか、練乳とはちみつを練り込んだミルクハーバー、ショコラくるみ味の黒船ハーバー、勝栗抹茶味の侍ハーバーの4種類。その他、サブレやどら焼きなども販売しています。
パッケージは、横浜を愛するイラストレーター、柳原良平さんの描き下ろしデザインです。可愛いパッケージと上品なマロンケーキは横浜土産はもちろん、贈答用としても喜ばれますよ。
- 公式サイト:横濱ハーバー ダブルマロン(株式会社ありあけ)
赤い靴の女の子(株式会社横浜マリンフーズ)
赤い靴の女の子は、童謡「赤い靴」と横浜の街をイメージして作られた洋菓子です。商品のラインナップはクッキーやチーズケーキ、赤い靴の女の子がプリントされたラングドシャなど。ラングドシャは、サクサクのクッキーと甘い苺やチョコのクリームが相性抜群の人気スイーツです。
赤い靴の女の子シリーズは個包装になっているので、職場の同僚や友人に渡すときにも便利です。メルヘンチックで可愛い赤いパッケージは、女性や子どもにも喜ばれるでしょう。甘いもの好きな人におすすめの横浜土産です。
- 公式サイト:「赤い靴の女の子」商品案内(株式会社横浜マリンフーズ)
レーズンサンド(横浜かをり)
横浜かをりのレーズンサンドは、古くから横浜土産として有名な洋菓子です。横浜かをりは1947年、ホテル発祥の地と言われる横浜山下町70番地で、喫茶店として営業を始めました。建物全体をおおう緑の蔦が長い歴史を感じさせるお店です。
横浜かをりのレーズンサンドは、高級ブランデーに浸した甘さ控えめのレーズンを、なめらかなクリームで挟んだ上品な逸品。さくさくのクッキー生地とたっぷりのレーズンが入ったバタークリームにハマること間違いなし!
レーズンサンドは本店1階のショップや横浜市内の百貨店などで購入可能です。常温保存できるので、遠方に住む家族や友人へのお土産にもおすすめですよ。
- 公式サイト:レーズンサンド(横浜かをり)
番餅(重慶飯店)
<写真提供:重慶飯店>
横浜中華街でおすすめの横浜土産といえば、番餅(ばんぴん)です。番餅は、第24回神奈川県名菓展菓子コンクールで優秀賞を受賞した、重慶飯店(じゅうけいはんてん)の代表的な名菓です。
コクのある黒餡をしっとりした生地で包み、表面にくるみを散りばめて焼き上げています。この作り方は、中国の種族のひとつ「番人(ばんじん)」が作っていた焼菓子をヒントにしているそうです。フルーティーな皮としっとりした餡は、中国茶やコーヒーとも相性抜群。年配の方にも喜ばれるお土産です。
番餅は大・中・小と3種類のサイズがあり、渡す相手やシーンに合わせて大きさを選べます。好みのサイズに切り分けられるので、来客用としてもおすすめです。またお中元やお歳暮、各種内祝いにもピッタリなので、大切なイベントの贈り物としても便利ですよ。
今回は、横浜の名物を幅広くご紹介しました。異国情緒あふれる横浜は、どの観光スポットに行っても魅力的な名物グルメに出会えるので、何を食べようか迷ってしまうかもしれません。ただ、本記事でご紹介した名物グルメは、きっと横浜旅行をさらに素敵なものに変えてくれるでしょう。横浜旅行をお考えの方は、今回ご紹介した名物料理などを参考に、プランを立ててみてくださいね。
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