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約48年ぶりの訪問!「九州自然動物公園アフリカンサファリ」園内レポート
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
動物園は檻に入った動物を外から人間が観察します。しかし、サファリパークは人間がバスや車の空間に入って丘陵地に生活する動物を観察します。本来ならアジアやアフリカへ行き、自然の中に暮らす動物を観に行ければいいのですが、時間と費用がかかります。
日本には動物園とサファリが点在します。今回ご紹介するのは大分県宇佐市にある『九州自然動物公園アフリカンサファリ』です。アフリカンサファリは日本最大級の広大なサファリを満喫することができるのが特徴。
僕のアフリカンサファリへの訪問は2回目。1回目は小学校低学年の頃なので48年位前のこと。アフリカンサファリの開園日を調べると1976年(昭和51年5月)になっているので開園直後に行ったことになります。当時、地元の小さな動物園にしか行ったことがなかった僕は、大興奮したことを今でも覚えています。当時の感動をもう一度!
目次
- マイカーサファリへ入場
- 山岳動物・クマセクション
- ライオンセクション
- 草食動物セクション
- トラセクション
- ハイエナ・チーターセクション
- レイヨウセクション
- 園内の様子
- ジャングルバス
- レストラン・お土産店・体験施設
- 九州自然動物公園アフリカンサファリのインフォメーション
- 余談(48年前を思い出して...)
マイカーサファリへ入場
アフリカンサファリのサファリゾーンの楽しみ方は2通り。自分の車でそのまま入場またはジャングルバスで入場。どちらもおすすめです。
僕は自分の車(レンタカー)を利用してそのまま入場しました。それでは前置きはこれくらいにしてサファリへ入場しましょう。
サファリゾーンの園内ガイドDVDは1台600円で借りることができます。入口付近で借り、出口付近で返却します。
★園内ガイドDVDは、とても参考になるので、ぜひ借りることをおすすめします。
※サファリゾーンへ入園すると当たり前ですがトイレがありません。1周1時間程度かかりますので、トイレを済ませてから入園しましょう
※ペット動物は動物ゾーンには入園できません。入口横のペットハウスに預けることになります
<アフリカンサファリの公式サイトより引用>
山岳動物・クマセクション
動物の種類(肉食・草食など)によってセクションが分かれています。
まず『山岳動物・クマセクション』です。しばらく進むと車が停まっています。「アメリカグマ」が悠々と道路を横断していました。体長は1.8m、体重は150kgになるそうです。それにしてもデカいです。
しばらく進むと「ムフロン」がいました。丸みをおびた角が特徴です。集団で行動していました。
ライオンセクション
セクションの境は大きな鉄の扉で仕切られています。車が2台程度入ると、後ろの扉が閉まり、前の扉が開きます。百獣の王「ライオン」のお出ましです...。ん?1頭でどうしたの?
小高い丘に「ライオン」たちが群れを成していました。威厳にあふれています。
草食動物セクション
続いて『草食動物セクション』です。アフリカンサファリにいるキリンは「アミメキリン」です。雨が降っていたので、岩場で雨宿りしていました。
でも、飼育員がエサをセットすると食いしん坊なキリンがやってきて食べていました。
体長が3.6~5m、体重が2.3~3.6tにもなる「シロサイ」。彼らも岩場で雨宿りしていました。
ウシ科でありながら、でっかい「アメリカバイソン」です。近くで見るととても迫力があります。でも、目はとても可愛いですね。
南ヨーロッパやアジアに生息する「ファロージカ」です。U字の角が特徴です。
アジア全域に生息する「アジアゾウ」です。アフリカゾウとの違いは耳の大きさです。ちょうどいいタイミングでポーズをとってくれました!
トラセクション
『トラセクション』に「ベンガルトラ」がいました。この子はホワイトタイガーかな?
丘から別の「ベンガルトラ」が下りてきました。すごい迫力です。
ハイエナ・チーターセクション
『ハイエナセクション』と『チーターセクション』は別々なのですが、ハイエナもチーターも見ることができませんでした...。
『チーターセクション』には「グランドシマウマ」もいます。肉食の「チーター」と草食の「グランドシマウマ」を同じエリアで飼育しているのは日本でアフリカンサファリだけだそうです。
レイヨウセクション
『レイヨウセクション』では主にウシ科の動物が暮らしています。大きい子は1tにもなる「エランド」です。
「フタコブラクダ」です。ラクダは砂漠にいるイメージですが、草原地帯にも生息しています。
園内の様子
各セクションごとに大きな金網で仕切られています。セクションごとに扉があり順番に通過していきます。
公式サイトによると、アフリカンサファリでは『「1.山岳」「2.草原」「3.岩場」「4.林間」「5.水辺」「6.砂場」この6つの環境を組み合わせて、動物が本来生活している環境を再現しています』とのこと。なので、園内はアップダウン、カーブが続きます。
園内にはパトロールカー(監視車両)が巡回・停車していますので安心です。
園内の巡回は順序良く。でもゆっくり見たい車もあるのでその場合は追い越します。こうやって動物が接近することもありますが、その場合は車を停めずに移動してくださいとのこと。
主要なポイントには監視員も常駐しています。
ジャングルバス
マイカーサファリは自由に好きなだけ周回することができるメリットがありますが、ジャングルバスはライオンやゾウ、ラクダなどの野生動物に餌をあげながら移動するオリジナルの生態観察バスなので、マイカーサファリとは違った楽しみ方があります。マイカーサファリとジャングルバスの両方を体験すれば完璧です。
ジャングルバスの後ろについていくといいかも!
【ジャングルバス・インフォメーション】
- 予約:当日先着順の販売です
- 乗車料金:大人(高校生以上)1,300円 こども(4才~中学生)1,100円
※入園料とは別料金になります
※3歳以下の子供は無料ですが、保護者の膝の上での乗車になります - 乗車時間:約50分
※休日や繁忙期はすぐに満席になり、乗車できないこともあります
※冬季は山間部のため気温の低下や強風の時があります。ジャングルバス内は吹きさらしなので防寒防風対策が必要です
レストラン・ショップ・体験施設
※レストランおよびショップは時期や時間帯によって休業していることがあります
アウトショップ
入口付近にある「アウトショップ」です。気軽に立ち寄れる軽食スタンドです。
お食事処「ビーバーム」
カレーや麺類を提供しているレストランです。
フォトサロン
「フォトサロン」です。
キャットサロン
館内には世界の猫を集めた「キャットサロン(別途入館料が必要)」があります。また館内にはファーストフード「キャットニップ」もあります。
ドックサロン
「ドックサロン(別途入館料が必要)」には犬と触れあえるコーナーがあります。また館内には「お土産コーナー」もあります。
ミニチュアホース乗馬体験
可愛いミニチュアホースの乗馬体験(有料)ができます。乗馬制限30kgまでです。
ショップ「アローザ」とレストラン「サルビア」
館内には、手前にショップ「アローザ」、奥にレストラン「サルビア」があります。ショップはアローザが一番充実しています。
ファーストフード「ラベンダー」
サンドイッチなどの軽食が楽しめます。
ふれあいゾーン
園内にはかわいい小動物にふれあえるスペースがあります。
- カンガルーふれあいの森(エサ代は有料)
- リスザルの森(エサ代は有料)
- ふれあい牧場(ウサギ・モルモット)
- 山小屋アルム(ハリネズミ・ミーアキャット)
- フォトサロン
- ドックサロン(別途入館料が必要)
- キャットサロン(別途入館料が必要)
などを楽しむことができます。
※時期や動物の体調によって休業していることがあります
九州自然動物公園アフリカンサファリのインフォメーション
- 所在地:大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1
- 受付時間:(3月1日~10月31日)9:00~16:00、(11月1日~2月末日)9:30~15:00
- 開園時間:(3月1日~10月31日)9:30、(11月1日~2月末日)10:00
- 閉園時間:(3月1日~10月31日)16:30 ※サファリゾーンは16:00まで、(11月1日~2月末日)15:30 ※サファリゾーンは15:00まで
- 入園料金:大人(高校生以上)2,600円、こども(4才~中学生)1,500円 ※団体割引、障害者割引あり
※マイカーサファリは入園料金のみで楽しめます。開園時間内であれば(閉園時間の30分前まで)何度でも周れます
※ジャングルバスは入園料金にジャングルバス乗車料が別途必要になります - 公式サイト:九州自然動物公園アフリカンサファリ
- 公式SNS:X、Facebook、Instagram
※交通手段は公式サイトをご確認ください
余談(48年前を思い出して...)
48年前のことをこの機に思い出してみました...
当時のアフリカンサファリへの行程を思い出すと...。母、姉、弟の4人で行きました(父は仕事のため行けず)。泊まったのは別府温泉の杉乃井ホテル。巨大なお風呂があったのを覚えています。
アフリカンサファリに行ったのは翌日のこと。どうやって行ったのかは覚えていませんが、母は車を運転できないので公共交通機関を使ったのか、バスツアーで行ったのだと思います。アフリカンサファリに行く前に別府地獄めぐりに立ち寄ったのを思い出しました。それも赤い池だったので、血の池地獄だったのでしょう。そして、お待ちかねのアフリカンサファリ。僕がどうしても行きたいと言ったので連れていってくれたのだと思います。到着して、サファリバスに乗り込んだ時の興奮。ライオンやゾウなど普段地元の動物園でしか見たことがなかった動物を見た時の興奮。あの時の興奮は今でも覚えています。
当時はまだまだサファリ形式の動物園は少なかったからでからね。そして、長い時を経て。子どもの時と変わらぬ興奮...。
こうやって思い出しながら書いていくと昔の思い出って断片的でも思い出すものですね。皆さんも過去の思い出を書き出していってみてはいかがでしょうか?
※当記事は2024年1月中旬に訪問した時のものです
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。