【ドイツ】本場のバームクーヘンを食べにザルツヴェーデルへ

ドイツのスイーツと言えば、何を思い浮かべるでしょうか。バームクーヘンを思い浮かべる人は少なくないでしょう。その名前はドイツ語で「木のケーキ」という意味になります。ドイツ語がわかると、木の年輪に見えることから名付けられたものだとわかるでしょう。ドイツ中部地域には、そんなバームクーヘンに関わりのある町があります。

町では昔からバームクーヘンが作られており、手作りのものを食べることができるのです。そこで今回はバームクーヘンの町と本場のバームクーヘンについて紹介したいと思います。

ドイツでは知名度の低いバームクーヘン
バウムクーヘンの町ザルツヴェーデル
1842年創業の店、カフェ・クルーゼ
木組みの家が並ぶ雰囲気のある町並み
ドイツのバームクーヘン
ドイツの本場のバームクーヘンを食べにザルツヴェーデルへ

ドイツでは知名度の低いバームクーヘン

日本ではコンビニエンスストアでも買うことができるバームクーヘン。どこでも買えるため、日本では知名度の高い食べものと言えるでしょう。

ところがバームクーヘンの生まれ故郷ドイツでは、スーパーマーケットで売っているところは少なく、気軽に買えるものではありません。また知名度は決して高くはなく、それほど一般的ではないのです。そのためドイツでバームクーヘンを見つけられないことに驚く人は少なくないでしょう。

バウムクーヘンの町ザルツヴェーデル

それほど知名度のないバームクーヘンですが、それが名産品となっている町があります。それはザルツヴェーデルと呼ばれる町です。19世紀初頭からバームクーヘンが作られており、バームクーヘン生誕の町と言われているような場所なのです。そんな町が位置するのはドイツ中部のザクセン・アンハルト州。

人口が2万人ほどの町で、ベルリンから電車で3時間ほどで訪れることができます。そのためベルリンから日帰り旅行で訪れることもできるでしょう。

1842年創業の店、カフェ・クルーゼ

ザルツヴェーデルは大きな町ではないのですが、そんな町にはバームクーヘンを販売するお店が何軒もあります。今回私が訪れたのは市内中心部にあるカフェ・クルーゼです。お店の創業は1842年で、ザルツヴェーデルでバームクーヘンを最初に販売したお店の一つと言われています。お店では実際にバームクーヘンを焼いており、手作りのものをカフェで食べることができます。

古良きドイツの雰囲気を感じさせるカフェなので、そこで食べるバームクーヘンは格別でしょう。また店頭販売も行っており、お土産として持ち帰ることもできるのです。

木組みの家が並ぶ雰囲気のある町並み

バームクーヘンを手に入れたら、せっかくなのでザルツヴェーデルの町を歩いてみましょう。観光スポットはありませんが、素顔のドイツの町を楽しめるはずです。町の中心部には旧市街があり、古い木組みの家が建ち並んでいます。18世紀や19世期の木組みの建物が多く残されており、中世の雰囲気を楽しむことができるでしょう。

観光地ではないため、雰囲気を壊すようなやかましい観光客はいません。そのため木組みの家々が生み出す中世の雰囲気を満喫できるはずです。ザルツヴェーデルは、ちょっとしたタイムトリップを楽しめる町なのです。