【ロシア】モスクワ旅行を快適にするためのポイント Part2

こんにちは!モスクワ在住のチェブラーシカです。

国際情勢により、現在ロシア渡航が難しくなっています。そのため、余裕をもって旅行準備ができると思うので、前回に引き続き今回も、旅が素敵な思い出になるように事前にできる対策を紹介します。

>>前回の記事:【ロシア】モスクワ旅行を快適にするためのポイント Part1

目次

地理

世界一の国土をもつロシア。モスクワ市の面積は、佐賀県と同じくらいです。

地下鉄があり、観光時も便利ですが、移動に思いの他時間がかかる場合があります。特に、建物が見えているのに入り口まで遠いということもよくあります。旅行計画を立てるときは、移動時間に余裕をもって計画を立てるといいです。また、モスクワの住所ですが、「〇〇通り 〇番」というようになっています。

住所

通りを挟んで片側は奇数、もう片方は偶数というように番地がふられています。行きたい場所が奇数なのか偶数なのか、そして、今歩いているのは奇数の家があるのか、偶数の家があるのかで、目的地を素早く見つけることができます。よくあることですが、1つの家が大きくて、3軒向こうに行くのに思いのほか時間がかかるということもあります。

気候

ロシアは「寒い」イメージがあると思います。実際、冬は寒いです。

雪景色

でも、建物の中はセントラルヒーティングで冬でも20度の温度に保たれています。寒いのは外で、ダウンコート、マフラー、ブーツ、手袋が必要です。髪型が崩れるのを気にして帽子をかぶらない人がいますが、冬は絶対に帽子をかぶってください。-20度くらいになると、脳が冷えてしまい、帽子なしだと命の危険があります。春から夏も日中と朝晩の気温差が激しいので、羽織ったりできるものがあると安心です。

また、実際の気温と体感温度が大きく違う日もあるので、天気予報の気温だけでなく、体感温度もチェックしてください。ひどい時は、10度くらい違う日があります。春は5月に訪れます。夏は日照時間が長く、夏至の頃は午前4時前に日の出で、夜は21時過ぎに日没です。湿度も低く、気温も25度くらいなので、猛暑の日本から比べると、モスクワは十分避暑になります。10月は黄金の秋といって、木々の葉が黄色くなります。

スマホとカメラの充電

寒い冬場は、スマホやカメラのバッテリーが早く減るので、こちらも気を付けてください。バスや地下鉄車両によっては、USBケーブルを差し込んで充電できるものもあります。

USBがさせる椅子
<地下鉄>

どの車両にもあるわけではありません。必ずあるのは、

  • 4号線・水色の地下鉄
  • 5号線・茶色の地下鉄・環状線
  • 7号線・紫色の地下鉄
  • 11号線・青緑色の地下鉄・大環状線

です。

1号線・赤い地下鉄は、新型車両の場合はあります。

USB端子
<バス>

冬場はUSBケーブルを持ち歩くと安心です。

蚊に刺されたとき

モスクワの中心部を観光するときに蚊に刺されるということはあまりないと思いますが、木が生い茂っているような場所には、蚊がいます。ぶよもいます。もし蚊に刺されてしまったら、水でとにかく冷やすのが一番いい方法です。そんなに水を浴びていられない場合は、手ぬぐいなどを濡らして、刺されたところにかぶせて冷やすだけでも効果があります。逆に市販薬を塗ると、いつまでもかゆいし、あとが残ったりするので、虫に刺されたら水で冷やしてください。

荷物

私は一度も経験がありませんが、ときどきロストバッゲージが発生します。万が一に備えて、手荷物に1日分の下着を入れておきます。「ロストバッゲージになりスーツケースが届かない場合、1日分の下着があれば、何とかなる」と、初めて海外旅行をするときに添乗員さんから教えてもらいました。数日してもスーツケースが届かなくて困る場合は、アシャンというスーパーやフィックスプライスという日本の100円ショップみたいなところで、下着を買うことができます。

アシャンスーパー

フィックスプライス

アシャンであれば、Tシャツなどの洋服も売られています。アシャンは郊外型の大型ショッピングセンターですが、地下鉄の駅前にあるところもあります。中心部から近い地下鉄の駅前にあるのは、レーニンスキープロスペクト駅(6号線・オレンジの地下鉄)とツェスカ駅(11号線・青緑色の地下鉄・大環状線)前のアシャンです。

観光時に持ち歩くバッグですが、たすき掛けできるものがおすすめです。90年代の時ほど治安は悪くありませんが、スリ、置き引きに気を付けてください。ブッフェスタイルの食事処では、バッグを椅子に置いたままにしないでください。海外旅行時の基本を守っていれば、スリや置き引きの被害を防ぐことができます。

ホテルに着いてすること

ホテルの部屋に着いて真っ先にすることは、お風呂の水とお湯が出るか、そして、トイレの水が流れるかを確認することです。

バスルーム

たいてい問題がないことが多いけれども、旅行時、毎回確認していました。実際、お湯がちょっとしか出なくてシャワーにならなかったとか、水しか出なかったなどのトラブルがあり、フロントに言いに行ったことがあります。チェックインして間もない時であれば、部屋の移動や修理に作業員が来るなどの対応も素早くできるため、入室したらすぐに確認するといいです。また、1度だけ停電になったことがあったので、部屋に備え付けてある懐中電灯の場所も明るいうちに確認しておくと安心です。

Wi-Fi事情

モスクワのWi-Fi事情は、一言でいうといいです。地下鉄やカフェ、ホテルなどに無料Wi-Fiがあります。しかし現在の国際情勢により、ロシアでは、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)が使えません。これらを使うためには、VPNが必要になります。日本人の多くが使っているLINEですが、国際情勢云々の前にもともと使えなかったので、こちらもVPNが必要になります。旅行時は非日常を楽しむと割り切って、これらのSNSに触れないというのもひとつかもしれません。Gメール、ヤフーメール、skypeは使えます。ヨーロッパで見ることができなくなっているヤフーニュースもロシアからは見ることができるので、日本で報道されているニュースも分かります。YouTubeは制裁後広告が一切入らないので、快適です。

まとめ

前回に続き、快適な旅になるように、ちょっとしたポイントを紹介しました。まだ、お伝えしていない大事なポイントがあるので、それについては、次回にまとめます。

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チェブラーシカ

高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。

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