【東京】純度100%の暗闇から松本零士先生デザインの船まで。東京竹芝周辺で未知なる世界を体験しよう!

<TOP画像:松本零士デザインの観光汽船「ホタルナ」。宇宙を連想させるメタリックな外観>

いつもの生活から離れて非日常を楽しむというのは、旅の醍醐味の1つ。

自分の目が見えなかったらどんな世界が広がるのか......。

そんな体験ができるのが「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialog in the Dark)」というエンターテインメントプログラムです。

目次

真っ暗闇を五感で感じる「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

ウォーターズ竹芝
<「ウォーターズ竹芝」の1階にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム『対話の森』>

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは、特別なトレーニングを受けた視覚障害者が案内人となり、光がまったくない純度100%の暗闇の中で、さまざまな感覚を楽しむエンターテインメントのこと。1988年にドイツの哲学者、アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで世界47か国以上で開催。900万人を超える人々が体験しています。

私が初めてこのプログラムを初めて体験したのは数年前。バンコクの暗闇レストラン「ダイン・イン・ザ・ダーク(Dine in the Dark)」でのこと。

視覚障害者のアテンドにより真っ暗闇の中でコース料理を食べるという経験は、驚きの連続。またいつか体験してみたいと思っていたところ、日本にも施設ができたことを知り、人生2度目の体験に行ってきました。

真っ暗闇の中での旅とは、いったいどんな旅?

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」の入り口。エントランスからは中の様子は見えない
<ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」の入り口。エントランスからは中の様子は見えない>

今回私が体験したのは2020年に竹芝に誕生したダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で2023年9月7日~11月23日まで開催する『秋を感じる見えない東北旅』というプログラム。

友人とのスケジュールが合わず1人での参加です。

当日アテンドしてくれたのは、手に白杖を持った素敵な女性。その会の参加者がチームになって旅を楽しむということで、ニックネームと簡単な自己紹介。

参加者は私を含めて4名でしたが、私の他にも1人参加の方がいらっしゃり、少し安心です。

旅がスタートすると、完全な暗闇が広がります。内容は行ってからのお楽しみとしたいのですが、目が見えないので方向感覚も時間の感覚もまったくなくなり、声や音、手触りが重要な要素に。

始まる前は「どうやって旅をするの?」と疑問でいっぱいでしたが、終えてみると大満足で、たっぷり旅を楽しんだと思える内容でした。

三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミアには、ダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美、ととのう暗闇。」の常設展があるので、次回はそちらにも行ってみたいです。

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」

  • 開催時間:開催日により異なる
  • 体験時間:90分 
  • 料金:大人3,850円、学生2,750円、小学生1,650円 ※特別プログラムは別料金
  • 公式サイト:ダイアログ・イン・ザ・ダーク

宇宙を旅する気分になれる!?「ホタルナ」に乗船

ホタルナ
<日の出桟橋から出港する「ホタルナ」>

また、タイミングがあえばぜひおすすめしたいのが、竹芝から徒歩8分の場所に位置する日の出桟橋からのプチ旅行。

『銀河鉄道999』などで知られる松本零士先生がデザインした船「ホタルナ」に乗船してのクルーズが楽しめます。

日の出桟橋からのルートは浅草行きかお台場行きなのですが、お台場行きは、屋外のルーフに乗ることができるので、お台場行きに乗船しました。

ホタルナ

  • 営業時間:日によって異なる
  • 運休日:毎週火曜日(浅草周遊のみ運行)
  • 所要時間:お台場海浜公園まで約20分、浅草まで約40分
  • 片道料金:お台場海浜公園まで大人860円(子ども430円)、浅草まで大人1,200円(子ども600円)
  • 公式サイト:TOKYO CRUISE

乗船前にぜひ見ておきたい、バンクシーの作品らしきネズミの絵

東京湾クルーズ乗り場
<海上・水上バス乗り場と併設している東京湾クルーズ乗り場>

乗船までの時間に見ておきたいのが、日の出ふ頭2号船客待合所(シンフォニー乗り場)で公開されているバンクシー作品らしきネズミの絵です。

バンクシー作品らしきネズミの絵
<東京湾クルーズ乗り場に展示されているバンクシー作品らしきネズミの絵>

バンクシーの作品かもしれないと言われるネズミの絵は、2019年1月に日の出駅付近の防潮扉で発見されたもの。東京都がパネル部分を取り外して保管したものを、都民からの強い要望で展示したという経緯があります。

東京都の公式サイトによると「真贋は現時点では不明です」と記載がありますが、路上のグラフィティ作品が相次いで消されていく中で、形はどうあれ残してくれたのはありがたい。

本物かどうか分からないというのもバンクシーらしいですね。

ホタルナで東京湾クルーズを堪能!

ホタルナ
<日の出桟橋からお台場までは、片道約20分。乗客はほとんどが海外からの観光客>

お台場の景色
<ホタルナの屋上デッキからは、お台場の景色が楽しめる>

ホタルナのお台場ルートの良いところは、屋上デッキに人が乗れるというところ。船の中も近未来的で素敵でしたが、やっぱり風を受けての観光が心地良い!

ホタルナ

船内
<船内では着席してのんびりとした航海が楽しめる>

船内アナウンスは『銀河鉄道999』のキャラクターの声なのがうれしいと思うと同時に、これだけ観光客が多いのであれば英語のアナウンスも流せばいいのにと思いました。

今回乗船したホタルナは、松本零士デザインの「ヒミコ」「ホタルナ」「エメラルダス」のシリーズの第2弾としてデザインされたもの。

乗り場や運行ルートによって、船の種類が変わるので、気になる船がある人は乗船場所とルートを東京都観光汽船(TOKYO CRUISE)の公式サイトでチェックして、事前予約するのがおすすめです。

>>東京都観光汽船の公式サイトはこちら

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美濃羽佐智子

出版社勤務を経てフリーランスとなり、2011年から3年間をタイのバンコクで暮らす。エディター・ライターユニットTom☆Yamのメンバー。共著に『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社)ほか。

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