【東京】のブルックリン「蔵前」と、観光だけでない「浅草」を感じる隅田川散歩

こんにちは。Hinata Yoshiokaです。

東京で密かに注目を集めている、若者や外国人旅行者に人気の地域「蔵前」。浅草にも歩いて行ける距離とあって便利も良く、観光におすすめの場所です。

今回は蔵前から浅草にかけて歩いてみました。

目次

イマドキと昭和が合わさった、懐かしさとお洒落空間の融合した街

「東京のブルックリン」と称される蔵前。街中には古くからのおもちゃ問屋などが所々に残っていたりする中にお洒落なお店が点在する、雰囲気のある街です。隅田川沿いには川や対岸の街を眺めながら食事できるようなお店もあり、スカイツリーも見えています。

私がよく泊まるのは「Nui.」というお宿。1階がカフェバーになっていて誰でも利用することができるのですが、欧米系の観光客の宿泊も多く、ガラス張りのお洒落な店内にはよく外国人観光客がくつろいでいる姿が見られます。海外感ある空間がNui.の特徴。その隣には寝かせ玄米のお店「YUWAERU 本店」があり、こちらもランチ時などはよくお客さんが並んでいました。

>>Nui.HOSTEL&BAR LOUNGEの公式サイトはこちら

YUWAERU 本店の箱膳定食
<YUWAERU 本店の箱膳定食(ランチ)、内容は日替わり (ご飯は大盛りにして、黒ごまをかけた)>

YUWAERU 本店

  • 住所:東京都台東区蔵前2-14-14
  • TEL:03-5829-9929
  • 【営業時間】
  • ランチ:平日 11:30~14:30(L.O.14:00)/土・日曜、祝日 11:30~15:00(L.O.14:30)/日曜営業日:第3~5日曜
  • ディナー:平日、土日・祝日 17:30〜22:00(L.O.フード 21:00)/日曜営業日:第3~5日曜
  • 定休日:第1~2日曜
  • 公式サイト:YUWAERU 本店

他にも、店内からスカイツリーが見える席がある「シエロイリオ」も人気がありますし、ハンバーガー屋「McLean OLDFASHIONED DINER」や、ラーメン屋「らーめん改」など、近距離でこだわりの美味しい店巡りができる界隈です。

夜、隅田川沿いを歩いて散歩してみました。昼間は暑くて電車を使ってパッと移動してしまうのですが、夜は歩くのが気持ちいいですね。蔵前から浅草方面は1駅分の距離ですので、歩いてみました。歩いていると、スカイツリーのライトアップされた美しい姿が見えます。秋の空気と風とが混じっている中をのんびりと散歩します。川沿いは街の灯りもあってそこそこ明るく、私以外にも歩いている人や散歩中のカップル、ランニングをしている人もいて寂しくありません。

隅田川沿い

ちょっとスピリチュアル体験!この不思議な場所はいったい...

浅草駅の付近に「駒形堂」という小さなお堂がありました。そこを通りかかった時に、少しフワッとした柔らかい空気に包まれた感じになったのが不思議で、ちょっとだけお邪魔して敷地中に入ってみることに。夜はライトが付くようですね、怖い雰囲気などはなく優しい空間で一気に癒されました。

翌日は別場所で用事を済まし、翌々日。なぜか駒形堂がずっと気になっていたので、朝から歩いて行ってみることに。すると、敷地内に人が何名かいてお堂の扉も空いている様子で、今から何かが始まるような雰囲気もあります。近くの人に声をかけ聞いてみると、ここで毎月19日、朝10時から法要をしているのだとか。

誰でも参加できるのでぜひどうぞと勧められ、地元らしき方々が椅子に座っているのに混じって読経をすることになりました。毎月ここで地元の方々を中心にこうやって集まっているけれども、高齢化で年々人も減ってきていて...と、少しお困りの様子。私の参加を喜んで受け入れてくださりました。

駒形堂
<©浅草寺>

経本を貸していただいたのですが、どこを読んでいるかも分からずあたふたページをめくっていると隣に座っていた方が教えてくださり、一緒の経本を見ながら最後まで唱えることができました。最後にお堂の階段を登ってご本尊の前まで行きご挨拶、不思議なご縁に心が暖かくなるひととき。

駒形堂

  • 住所:東京都台東区雷門2丁目2-3
  • 公式サイト:駒形堂

世界からも人々が集まる「浅草寺」、その起源となる場所!

この場所は実は凄い場所で、推古天皇36年(628)、このお堂の後ろにある隅田川から観音様が救い上げられたのだそうです。のちに公開されることのない秘仏となったこの「聖観世音菩薩様」のために、お堂を建立しておまつりしたのが「浅草寺」の起源なのだとか。雷門で有名なあのお寺です。

世間の生きとし生けるものの音声を観じ、その苦しみを除かれ、また願いを聴いて安楽を与えてくださる仏さま「聖観世音菩薩」。そんなありがたい仏さまがこの隅田川から現れたなんて凄いストーリーですよね。先日の不思議体験の理由も分かる気がします。

ちなみに現在、その聖観世音菩薩様は浅草寺にいらっしゃり、駒形堂に祀られているのは「馬頭観音」という仏様なのですが、観音様の11面あるお顔のうち魔を払う力が凄い仏さまなのだそうですよ。

浅草寺
<©浅草寺>

浅草寺の正式名称は「金龍山浅草寺」というのですが、その名前の意味は「一夜にして辺りに千株ほどの松が生じ、3日を過ぎると天から金の鱗をもつ龍が松林の中にくだった」と記されていたからなのだとか。それもあまりのスケールの大きさに驚くばかりです。

浅草寺の中を歩くと、日本最古の商店街が

この日も雷門の前は大賑わいで、もちろん中に入っても人だらけで歩くのも大変なくらい。私はここに来るのは初めてなので、ワクワクしながら奥へと進みました。本堂まで続く「仲見世(なかみせ)」と呼ばれるお店の並びは、日本で最も古い商店街のひとつと言われています。

仲見世を見て歩くだけでも、日本を感じるようなお店がいっぱいあって楽しいんです。海外から見た日本の特徴的な部分をクローズアップしたような、海外目線のお店が数多くありました。例えば隅々までお経が書かれた浴衣が売っていたり、ピアスも花札や鶴の折り紙を形どっていたり。

そんな中に、神様グッズのようなものが売られている「岩座」というお店を発見。店頭には塩が入った大きな石の器があるのですが、どうやらこれは盛り塩を作る体験ができるようになっている様子。木の「盛り塩器」に塩を詰め、ひっくり返すと大、中、小の円錐形の盛り塩ができあがります。

盛り塩

他にも様々なデザインの御朱印帳や鈴玉、お守りなども。私は神様カードの絵の携帯ケースを購入したのですが、ケース裏には祈祷紙の護符が貼ってありました。常に持ち歩くスマホケースを「現代のお守り」として愛用できるのではという提案なのだそうですよ。

岩座 浅草仲見世店

  • 住所:東京都台東区浅草1-30-1
  • TEL:03-6231-6391
  • 営業時間:平日11:00-18:00/土日・祝日11:00-19:00
  • 公式サイト:岩座

いよいよご対面?聖観世音菩薩のお姿とは...

さて、浅草寺の外国人観光客の多さには本当に驚きますが、日本を代表する観光名所に間違いなさそうです。仲見世を抜けると、大きな鉢「常香炉」から立ちのぼる煙を体に押し当てている人がいました。煙でお清めをするようですが、悪い部分を治すとも言われているようですね。

ようやく、本堂が目の前に現れました、それにしても大きくて圧倒されます。階段を登っていよいよ例の「聖観世音菩薩」の元へ。ここでも人の間をすり抜けながら前へ前へと進みます。御宮殿の前に立ちましたが、扉は閉まっていて聖観世音菩薩のお姿は見られません。それもそのはず、この聖観世音菩薩は絶対秘仏とされていて誰も見ることができないのです。

浅草寺
<©浅草寺>

お顔は見えずとも、すべての人の願いを聞いてくださる仏様とあって、しっかりとお願い事を伝えました。そしておみくじを引くと大吉、願いを聞き届けてくださったように思えてホッと一安心です。実は体調があまりよくなかった今回の旅だったのですが、初めて駒形堂に導かれて以降、今日にかけて体調が徐々に良くなっていく感がありました。

それはあくまでも私個人の体験談ですので、必ず誰にでも当てはまるという断言はできないのですが、不思議なタイミングだったなと今になって感じています。思うにここら一帯は、昔からずっと観音様のお見守りがある地域なのかも知れませんね。

蔵前から浅草にかけての街歩き。隅田川沿いの風景はどことなく優しく、今と昔が混じっている穏やかな記憶を届けてくれました。東京の下町を穏やかに観光したい人は、駒形堂の読経に行ってみたり、この近辺を散策してみるのはいかがでしょうか。

浅草寺

  • 住所:東京都台東区浅草2-3-1
  • TEL:03-3842-0181(日曜・祝日を除く、9:00~16:30まで)
  • 本堂の開堂時間:6:00~17:00(10~3月の開堂時間は6:30)
  • 公式サイト:浅草寺

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Hinata Yoshioka

フォト&ライター。国内を転々と旅した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。世界を船でぐるり2周した物語もWebで掲載中!!

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