旅行者必見！インドネシアの大人気飲料Tehbotolとは？

皆様こんにちは！日本は真夏に突入して、日々暑くて大変ですよね。どうぞご自愛のうえお過ごし下さい。

バリ島は乾季に入っていますが、今年は雨の日が多くてつい先日まで雨季のようなお天気でした。やっと乾季らしいお天気になってきましたので、快適に過ごしています。さて今回は、日本が夏だということもあり、バリ島はもちろん、インドネシアの人々に昔から愛されている冷たいお茶「Tehbotol（テボトル）」についてご紹介したいと思います♪

インドネシアで愛され続けるTehbotol（テボトル）とは？

Tehbotol（テボトル）とは、インドネシアのPT. Sinar Sosro（シナール・ソスロ株式会社）が生産しているボトル入りのジャスミンティーで、正式名称はTehbotol Sosro（テボトル・ソスロ）になります。Tehがインドネシア語で「お茶」の意味なので、名前そのままですが、インドネシア初のボトル入りのお茶なのです。

今でこそ、インドネシアではペットボトルのさまざまなフレーバーティーが販売されていますが、Tehbotolは1969年に瓶のボトルで販売されたので、当時はかなり画期的な商品でした。そのため「インドネシア人でTehbotolを知らない人なんていません！」と言い切れるくらいに、どこでも見かける長く愛されてきたボトル飲料です。原材料は水と砂糖とジャスミン茶だけという潔さで、香料や保存料、その他の添加物は使っていません！また、ジャスミン茶も2種類のジャスミンの花で香り付けされています。

もちろん、これらのボトル飲料はバリ島でも冷えた状態で購入できます。そして、昔はTehbotolというと瓶のボトルに入った甘いジャスミンティーだけでしたが、いつの間にかペットボトルになり種類も増えていたので、それぞれ紹介したいと思います♪

甘いけど癖になるTehbotol ORIGINAL

Tehbotol ORIGINAL（テボトル・オリジナル）は、独特な香りのジャスミンティーと日本人ならちょっと引いてしまう甘さ（それでも昔より甘さ控えめになった気がします）が癖になる元祖Tehbotolで、インドネシアのボトル飲料では定番中の定番です。この香りと甘さがインドネシア料理に合うとされていますが、個人的には、海水浴やマリンスポーツの後に飲むと最高だと思います！私の友人はバリ島に来ると真っ先にTehbotol ORIGINALが飲みたくなると言っています。他の似たようなペットボトルのフレーバーティーでは物足りないらしいです（笑）。Tehbotol ORIGINALはスーパーやコンビニ、小さな商店、屋台など、どこにでもあるうえにお安いのでお気軽にお試しができます♪

インドネシアの健康ブームで誕生？Tehbotol LESS SUGAR

いつの間にか販売されていたTehbotol LESS SUGAR（テボトル・レスシュガー）ですが、LESS SUGARというと「シュガーレス」を連想してしまいますよね！日本で「シュガーレス」というと、砂糖不使用で甘味料で甘みをだしているイメージですが、インドネシア語でLESS SUGARは、砂糖少なめを意味します。なので、原材料はTehbotol ORIGINALと同じく水と砂糖とジャスミン茶だけです。

また、インドネシアには昔から「痩せているとみすぼらしい、太っている方が良い」という考え方があり、そのせいで人々の肥満が問題となりました。そして昨今、インドネシアでは健康ブームが起こり、砂糖や炭水化物を控えるキャンペーン等もありました。もしかして、その頃にTehbotol LESS SUGARは誕生したのかな？と勝手に思っています（笑）。そしてTehbotol LESS SUGARの評判ですが、「甘さが控えめなのはいいけれど、お茶の香りが物足りない」ということで、やっぱりTehbotol ORIGINALの方が良いという人も多いようです。

インドネシア在住日本人待望のTehbotol TAWAR

Tehbotol TAWAR（テボトル・タワール）は無糖のTehbotolです。販売されたのは2017年なのですが、バリ島で見かけるようになったのは数年前だったと思います。Tehbotol TAWARが販売されて、どれだけのインドネシア在住日本人が歓喜したことか！私も初めて見かけた時は、本当に嬉しかったです。なぜかというと・・・インドネシアのボトル飲料は、それまで無糖のものが無かったからです！

暑いバリ島で、日本人なら冷たくて甘くない無糖のお茶が飲みたくなりますよね！外出先で無糖の飲み物を飲みたくなった場合、水か炭酸水しかなく、お茶やコーヒーを無糖で飲みたかったら、食堂やカフェに入って砂糖抜きのオーダーをしなくてはならなかったのです。しかもTehbotol TAWARは、ペットボトルなので持ち運びもできます♪

一応、バリ島には日本の無糖のお茶も売ってはいるのですが・・・高級なスーパーや日系のスーパーへ行かないと販売していません。販売されているお店が限定されるうえに輸入品なので高いのです（写真の値札は全く違う商品の値札です←バリ島あるある）。

Tehbotol TAWARなら5,000ルピア前後（約50円前後：2023年7月現在）で購入できます！そしてバリ島のマクドナルドのセットで、唯一選べる無糖の冷たいドリンク（しかも追加料金なし）でもあります♪「食堂のお茶などは無糖にできても氷が入っているし、水も不安」という旅行者にもおすすめです。

しかし、日本人には嬉しいTehbotol TAWARですが、インドネシア人にはあまり人気が無く・・・度々、販売中止の噂が立っては消えています。インドネシア在住日本人のためにも長く販売し続けて欲しい商品です！

ブリックパックもあります！

Tehbotolにはペットボトルだけではなく、容量の少ないブリックパックもあります。Tehbotolに挑戦したいけど、飲み切れるか不安な方にいいサイズだと思います♪ただし、インドネシア人に人気が無いせいか、Tehbotol TAWARだけはブリックパックがありません！

ブリックパックにはストローもちゃんとついているので、Tehbotolに挑戦したい方はぜひ！また、Tehbotol ORIGINALだけはブリックパックで200ml、250ml、330ml、1lと容量も様々で、昔ながらの瓶タイプも販売されています。やっぱりTehbotol ORIGINALは不動の人気商品なのですね！

最後に

今回は日本が夏という事もあり、インドネシアで定番の冷たいお茶「Tehbotol（テボトル）」について、ご紹介しました。Tehbotol TAWARの章でも書きましたが、インドネシアで生産されている冷たいボトル飲料やブリックパック飲料は、無糖のものがTehbotol TAWAR以外にありません（インドネシアというより海外あるあるだと思います）。ちなみにですが、インドネシアのブリックパックや缶のコーヒーも無糖のものはありません。

コーヒー飲料にBLACKと書いてあると、日本人ならつい無糖のコーヒーだと思ってしまいますが、これは「色」のことを表しています。なので、BLACKコーヒーは「砂糖入りでミルクなし」、WHITEコーヒーは「砂糖とミルク入りコーヒーのことで、決して白いコーヒー豆を使っている訳ではない」のでご注意下さいね！