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南米ペルーで本格的なベトナム料理を!「ヴィエット」
ニンニクやトウガラシ、ハーブ類と油をたっぷり使って作るペルー料理。"ラテンアメリカ一の美食の国"と言われるだけあって、どれも美味しいものばかりですが、毎日食べ続けるにはちょっと胃が重いかな・・・なんて感じている旅行者さんも、意外に少なくないのではないでしょうか。
「もう少し軽めで、できればヘルシーな料理が食べたいなぁ」なんていう方にぜひおすすめしたいのが、ハーブたっぷりのベトナム料理です。
リマ市サン・ボルハ区にある「Viet(ヴィエット)」は、ペルー初の本格ベトナム料理店。ベトナム料理の可能性に見せられた日系人兄弟がオーナーというお店です。
目次
リマのアジアンストリート、アビアシオン通りへ
ヴィエットがあるのはリマの新市街の東寄り、サン・ボルハ区のAv. Aviación(アビアシオン通り)です。アビアシオン通りはニッケイ料理店やチーファ(ペルー風中華料理店)、韓国料理店に加え、中華食材店や韓国食材店が並ぶさながらリマのアジアンストリート。この辺りには日系人や中国系ペルー人の姿も多く、日本人旅行者もなんとなくほっとする雰囲気があるのではないでしょうか。
レストラン入り口の壁にはベトナムらしいポスターや写真が掲げられ、待合のためのベンチもありました。
店内の雰囲気。天井に設置された照明はカラフルですが、テーブル周りはいたってシンプル。スペースにも余裕があります。
本格的なベトナム料理を堪能
メニューは印刷されたもののほかに、デジタルメニューもありました。コロナ以降、非接触メニューを提供するお店が増えてきましたね。
私が日本人だったのでお箸を出してくれましたが、もちろんフォークやナイフも提供してくれます。
ドリンクには「Limonada de Hierba Luisa(リモナーダ・デ・イエルバ・ルイサ)」をチョイス。イエルバ・ルイサはレモンバーベナのこと。ペルーやチリなど南米原産のハーブで、その名の通りレモンの爽やかな香りが特徴です。氷でリモナーダが薄まらないよう、ドリンクと氷を別々に分けて持ってきてくれました。
「Chả giò(チャー・ゾー)」。豚肉とキノコ、春雨、野菜などをぎゅっと巻いた揚げ春巻きです。ベトナム定番のヌオック・チャムソースをかけていただきます。
鶏肉を使った麵料理「PHỞ GÀ(フォー・ガー)」。一口飲むと、さっぱりとしたスープがじわっと身に染みていきます。ペルーの具だくさんでこってりしたスープも美味しいですが、時々こうしたアジア風のスープが無性に飲みたくなりますよね。お好みでハーブや野菜を加えてお召し上がりください。
豚肉をレモンバーベナでマリネした「CƠM THỊT NƯỚNG SA(コム・ティ・ヌーン・サ)」は食べ応えのある一皿。ハーブでマリネしてあるので肉の臭みもなく、柔らかく仕上がっていました。サラダにはヌオック・チャムソースをかけて頂きます。野菜嫌いのペルー人も、甘くて辛いヌオック・チャムソースと一緒なら野菜をしっかり食べられるかもしれませんね。
ボリューム満点のペルー料理を食べ慣れているとちょっと物足りない気もしますが、日本人にはちょうどよい量ではないでしょうか。
南米旅行中であれ、たまにはアジアもいいもの。ベトナム料理店「ヴィエット」、おすすめです。
Viet/ヴィエット
- 住所:Av. Aviación 2590, San Borja, Lima
- 電話:+51-1-225-1884
- 営業時間:火~土 12:00~22:00/日 12:00~17:00
- 定休日:月曜日
- 公式サイト:Viet
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原田慶子
- ペルー・リマ在住ライター。ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。ペルーに関する情報誌等の取材協力。