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「日本遺産」って知ってる?日本遺産ソムリエになって、知られざる日本を冒険しよう!

こんにちは。日本遺産ライターの小林こず恵です。
旅行好きのみなさんは、「日本遺産」って知っていますか?
よく世界遺産と間違えられるのですが、全く別物なんです。
目次
注目されること間違いなし!「日本遺産」って知ってる?
「日本遺産(Japan Heritage)」とは、地域の歴史的魅力や文化・伝統を語る「ストーリー」であり、 現在、文化庁によって全国で104件が認定されています。各地域の持つ豊かな歴史や文化を活用することを目的に2015年からスタートしました。日本の歴史や文化を継承し、次世代に伝える重要な役割も担っています。
たとえば、「忍者発祥の地」と言われる伊賀・甲賀にまつわるストーリーや、今では街でよく見かけるようになった「日本ワイン」の普及に大きく貢献した甲州市(山梨県)・牛久市(茨城県)のストーリーなどがあります。
「日本遺産」を知ることは、日本の魅力溢れる歴史や文化を知ることにつながり、旅がぐんと楽しくなるのです。アフターコロナによる国内旅行の回復、インバウンドにより日本文化が再び脚光を浴びるなど、日本遺産は今後さらに注目されていくでしょう。
<筆者が大阪市の住吉大社を訪れた時の1枚。日本遺産のひとつである「北前船」にゆかりのある構成文化財として認定されています>
初の「日本遺産検定」がスタート。日本遺産ソムリエになって、ディープな旅を!
そこで今回、日本遺産の知識を深めるためにおすすめしたいのが、「日本遺産検定」です。
日本遺産に関する知識を問う検定で、今年7月に第1回が実施されます。第1回は3級のみの実施で、誰でも受験できるそう。
国内旅行や歴史巡り好きの方々にとって、日本の魅力溢れる歴史・文化に深く理解する絶好のチャンス。しかも合格すると、日本遺産ソムリエになれるんだとか!日本遺産を巡る旅はもちろんのこと、日本遺産の旅をコーディネートするなど、活動の幅が広がりそうです。
日本遺産検定
「日本遺産検定」第1回 概要
- 開催日:2023年7月7日(金)・8日(土)・9日(日) / ※ 指定の時間内で60分間
- 開催方式:オンライン検定
- 開催級:3級(※2級・1級は近日発表予定)
- 受験料:5,000円
- 受験資格:どなたでも受験可能です
- 合格特典:認定カード / 日本遺産ソムリエとしての称号
- 検定主催:一般社団法人日本遺産普及協会
- 公式サイト:日本遺産検定
まだ、始まったばかりということもあって、早めに「日本遺産ソムリエ」になることで、周囲の人々に自慢できそうです。
また、検定を受ける前にもっと日本遺産を知っておきたいとか、1人だと勉強が不安という方は、以下の講座も合わせて検討してみるといいかもしれません。
60分でわかる「日本遺産」オンライン講座
日本遺産に触れたことがない人でも基本的なことがわかる内容になっている様子。
「日本遺産検定3級」の直前対策にもなっているとのこと。検定を受けなくても、「そもそも日本遺産を知りたい」という方も参加できるようなので、まずは「日本遺産って何?」という方にもおすすめです。
>>60分でわかる「日本遺産」オンライン講座のお申し込みはこちら
NHK文化センター講座:国宝土偶に出会う縄文ロマン
こちらは、縄文文化を通じて、日本遺産を知るための講座です。縄文人の生活は植物の繊維や動物の毛皮で造った衣類を身につけ、食材を土器で煮炊きして食べ、クリの木を柱とした竪穴住居に住むという、「衣食住」のほとんどを自然に依存していました。縄文人の暮らしを通じて、日本遺産を深めることはもちろん、現代の私たちの生き方を考えるきっかけになりそうです。
>>NHK文化センター講座:国宝土偶に出会う縄文ロマンはこちら
「日本遺産」が、旅も人生も楽しくしてくれる
いかがでしたか。
今回は、これから注目間違いなしの「日本遺産」の知識をより深めるための方法をご紹介しました。日本遺産に触れることで、日本の歴史・文化、そして私たち日本人のルーツを知ることができます。先が見えない不確実な時代、そして間違いなくやってくるAI時代。だからこそ私たちが生きてきたストーリーをもう一度見直すことが、人生も旅も、より自分らしいものにしてくれるかもしれませんね。
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こずこず
- 群馬出身、東京在住。秘湯巡りが好きで温泉ソムリエに。他にも、神社巡り・森林浴・人との会話、紙の本などデジタルじゃないものが好き。一方で、日々デジタルと向き合うリモートワーカー。どうしたらデジタルとネイチャーの中で心地よく生きられるのか、温泉ワーケーションを楽しみながら、模索中!