アイスランド北東部は自然の魅力で溢れている

アイスランド東部 パフィンの群生

<トップの画像:アイスランド東部のフィヨルドの町に集まるパフィンの群生>

12月の冬至が過ぎてから、みるみると日が長くなってきているアイスランド。少し早いですが、来たるサマーシーズンに向けて私の大好きなアイスランド北東部を紹介したいと思います。

全て私が実際に行ったところからの選出です。まだまだ北東部の見どころはたくさんありますが、旅行の際にはぜひ参考にしてみてください。

目次

アークレイリ

北部にあるアークレイリ(Akureyri)はアイスランド第二の街です。といっても、人口はおよそ2万。いかにアイスランドの人口が少ないか感じていただけると思います。(ちなみに首都レイキャビックはおよそ12万人。)

アークレイリ 街並み

小さな街ですが、昔ながらの可愛らしい建物やお店が残るダウンタウンエリアは散策にぴったり。最近は温泉施設が新たにオープンし、さらに注目を集めています。

アークレイリ教会
アークレイリ教会>

レイキャビックのハットグリムス教会とはまた違う美しさのアークレイリ教会は街のシンボルです。少し上がった丘の上に建っており、そこから見える街並みもおすすめです。

アイスランド人はアイスが大好き
<アイスランド人はアイスが大好き。特にこちらのアイス屋さんBrynjaは少し中心から離れているにも関わらずいつも人でにぎわっています>

クリスマスハウス

アークレイリを訪れた際にぜひ立ち寄ってほしいのが、クリスマスハウスと呼ばれるサンタの家!

1年中クリスマスを感じられるお店で、外観から店内までとてもかわいいのでおすすめです。私は夏に訪れましたがお客さんでいっぱいでした。アイスランド人のクリスマスへの熱い思いが伝わってきますよね。


Christmas House(クリスマスハウス)

  • 住所:Sveinsbær, Hrafnagil, 601 Akureyri, アイスランド

ミーヴァトンとその周辺

地熱発電所から吹き出している蒸気
<地熱発電所から吹き出している蒸気>

この一帯は硫黄の匂いがします。近くにあるミーバトンネイチャーバスという温泉施設が人気です。

ミーバトン

アークレイリ観光と共に北部で外せないのがミーバトン(Myvatn)周辺エリア。

地球上で最も火山活動が活発なエリアの一つで、ここの周辺にはクレーターや温泉、蒸気が噴き出している場所など、ワイルドな地球の景色をまとめて見ることができます。

湖周辺は有名なバードウォッチングエリアで、夏になるとたくさんの人が訪れます。また周辺にはさまざまなハイキングコースがあるので、ぜひここでしか見られない景色を見てほしいです。

クヴェーリル

クヴェーリル

クヴェーリル(Hverir)は地球の「生」の景色が間近で見られる場所です。蒸気と共に灰色の泥が地上にぽこぽこと湧き出しているエリアで、私はここに訪れるまでこんな景色があることも知りませんでした。

クヴェーリル

時々、泥の液体が飛び散ることがあるので、ここを歩く際は必ず歩道を歩くようにしてください。ちなみにこの周辺は硫黄の強烈な匂いでいっぱいでした。

ゴーザフォス(Goðafoss)はアイスランドで「神の滝」

ゴーザフォス(Goðafoss)はアイスランドで「神の滝」と名づけられているパワフルな滝です。アークレイリからミーバトンに行く途中に立ち寄ることができます。

フィヨルドの町とパフィンの崖

アイスランド東部は氷河に削られ形成されたフィヨルドエリアです。そこに小さな町が点在しており、その場所ならではの暮らしの風景を垣間見ることができます。

ここでは近年観光地として人気になってきているセイディスフィヨルズル(Seydisfjordur)と、パフィンの繁殖地として有名なボルガルフィヨルズル(Borgarfjörður)を紹介します。

フィヨルドエリア

デンマークとフェロー諸島をつなぐスミリルライン(Smyril line) もこの町に就航しています。アイスランド人がよく飲んでいる魚オイル製造工場もこの港沿いにあり、なんともいえない魚の匂いが漂っています。

>>スミリルライン(Smyril line)公式サイトはこちら

レインボーロードの小さな教会

注目されるきっかけになったレインボーロードの小さな教会。この周辺にはレストランやカフェがあり、休憩スポットとして賑わっていました。

また、町を散策していると、ギャラリーやアート作品を見つけることができて楽しいです。最近は多くのアーティストが住むアートの町としても知られているようです。しかし、この町に出入りする道は山を超える1本の道のみ。人々はどうやって雪の冬を過ごしているのか、興味深いです。

パフィン(ニシツノメドリ)

パフィン(ニシツノメドリ)は主に地球の北部でしか見られない珍しい鳥ですが、アイスランドでは国内のあらゆるスポットで出会うことができます。

ボルガルフィヨルズルは大きな繁殖地のひとつで、およそ1万のカップル(計2万羽!)のパフィンを目の前で観察することができます。歩道も整備されており、パフィンにとっても人間にとっても優しい観察スポットでした。

冬場は海上で過ごし、4月から8月頃まで繁殖のために戻ってきます。サイズといい歩き方といい、カラフルな姿といい、わたしは一目でパフィンの虜になり、また次に会うまでずっとわくわくしています。

旅の方法

レイキャヴィックからアークレイリまでの旅のオプションとしてはレンタカー、飛行機、バスが一般的です。

車でだいたい5時間(約390km)の道のりです。バスは本数が限られているので、あまりおすすめしません。レイキャビック空港(ケプラヴィーク国際空港とは異なるので要注意)から飛行機で約45分です。特にアイスランド北部は車もそこまで多くはなく、運転はしやすいので、ぜひロードトリップで周ってみてください。

>>アイスランド観光情報「Guide to Iceland」はこちら

終わりに

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アイスランド北東部は、レイキャヴィック周辺や南海岸とは全く違った景色を楽しめます。

短い夏だからこそ、それを十分に味わいたい。アイスランドの夏は忙しいです。温かく明るい時期を満喫するためにぜひアイスランド北東部も旅の一部に入れてみてください!

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mimi

自然と歴史が好きな気まぐれびと。現在は、大自然とパフィンを求めてアイスランドに滞在中。

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