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グランピングの持ち物リスト! 夏と冬での違いも解説
「自然の中で日常を忘れてリフレッシュできる」と、近年人気が高まっているグランピング。
グランピングという言葉が「豪華なキャンプ」を意味する通り、「本気のキャンプはちょっと...」という人にもチャレンジしやすいのが魅力です。
とはいえ、グランピングが初めての人はいったい何を持っていけばいいのか、気になるところではないでしょうか。
いくら「手ぶらでOK」とうたっていても、文字通り手ぶらで行くわけにはいきませんよね。そこで、グランピングに必ず持っていくべきものと、持参するとさらにグランピングが楽しくなるアイテムをご紹介します。
目次
グランピングとキャンプはどう違う?
そもそも「グランピング」とは、「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語で、「豪華なキャンプ」を意味します。
本格的なキャンプは、テントや寝袋、食材や調理器具、食器などを自分で用意し、テントの設営や調理も自ら行うのが原則です。「自然の中でリフレッシュしたい」という気持ちはあっても、従来のキャンプはある程度の装備や最低限のサバイバルスキルが必要だったため、初心者にはややハードルが高いといえるでしょう。
一方、グランピングの場合は、滞在に必要なもののほとんどが施設に揃っているので、キャンプ用品を持っていない人や、キャンプ未経験の人でも気軽に楽しめます。
グランピングなら施設側でテントがセットアップされているため、テントを持参する必要もなければ、自分でテントを設営する必要もありません。テントだけでなく、より快適に過ごせるコテージやトレーラーハウスなどを完備しているグランピング施設もあります。
コテージやドーム型テントの場合は、室内に専用のトイレやシャワールームが備わっていることも多く、プライバシーや衛生面が気になる人も安心して利用できるのが嬉しいポイント。冷暖房を備えている施設なら、夏や冬でも快適です。
ホテルのような気軽さと快適さを備えたグランピングは、本格的なキャンプに抵抗がある人でも、気軽に自然を楽しめるアウトドアスタイルなのです。
グランピングでは、キャンプのような持ち物は不要?
前述の通り、グランピングは「本格的なキャンプはハードルが高いと感じている人にも利用しやすいように」と生まれたアウトドアスタイル。そのため、キャンプのようにたくさんのものを持参する必要はありません。
本格的なキャンプでは、テントや寝具は自分で用意するのが原則ですが、グランピングの場合、テントや寝具など、寝るのに最低限必要なものはすべて施設側で準備されています。
また、従来のキャンプでは持参が必要になることも多い食材や調理器具、食器なども、原則として施設側で用意してくれます。グランピングといえばバーベキューのイメージがあるかもしれませんが、ホテルのようなコース料理が楽しめる施設もあるほど。
グランピングなら、「食材の準備、調理、後片づけまですべておまかせ」、あるいは「食材の準備と後片づけは施設にまかせて、セルフバーベキューを楽しむ」「食材を持ち込んで、施設の器具を借りてセルフバーベキューを楽しむ」など、施設やプランによって、自分に合った食事スタイルを選ぶことができます。
「手ぶらでOK」をアピールしている施設も多いように、従来のキャンプと違って、特別な持ち物なしで楽しめるのがグランピングの魅力のひとつだといえるでしょう。
ただし、自然の中で過ごす以上、シティホテルと同じような準備では心もとないかもしれません。グランピング施設にどのようなものが用意されているのか知っておき、それを補うプラスアルファのアイテムを持参することで、グランピングをより快適に楽しむことができます。
グランピング施設が貸し出してくれるもの
一般に、グランピング施設で準備されているものとして以下が挙げられます。
テント、タープ、マット、寝袋、テーブル&チェア、バーベキュー用品一式、調理器具、食器、食材、調味料、タオル、シャンプー&ボディソープ、歯ブラシ、ヘアドライヤー、電源、ランタン、蚊取り線香、ブランケット
基本的に、グランピングでは「寝泊まりするのに最低限必要なものはすべて揃っている」と考えていいでしょう。
<出典:写真AC>
上記に加えて、グレードが高めの施設では、以下のようなアイテムが備わっていることもあります。
ルームウェア、コーヒーメーカー、ケトル、ヘアアイロン、スキンケア用品、サンダル
また、施設によっては敷地内にショップがあり、飲み物やお菓子、氷、ちょっとしたアウトドア用品や衣類を購入できる場合もあります。
ひと口に「グランピング」といっても、設備のグレードや充実度はさまざまです。「食材や調理用品は用意しているものの、調味料は持ち込みが必要」という施設もありますし、同じ施設でも客室タイプによって備品が異なることもあります。
施設側でどのようなものを貸し出しているのか、詳細については必ず利用する施設のホームページなどで事前に確認するようにしてください。
グランピングでもこれだけは必須な持ち物は?
グランピングは「手ぶらで楽しめる」ことを売りにしている施設が多いですが、文字通り「手ぶら」で泊まる人はいないでしょう。
設備やサービスが充実しているホテルに泊まる場合であっても、ある程度の身の回り品を持っていくのが普通ですが、それはグランピングも同じ。
グランピングに必要な持ち物は、普段の旅行のときと大きく変わらないと考えて差し支えありません。ただし、自然の中で過ごすことを考慮して、滞在をより快適にするアイテムを追加で用意すれば、グランピングをより安心・快適に過ごせます。
ここからは、グランピングに持っていったほうがいいものを具体的に紹介していきます。
まず、グランピングに必ず持っていくべきものとして、以下が挙げられます。
着替え、パジャマ
通常の旅行と同じく、翌日に着る服や下着などは必ず持参しましょう。特に山では天気が変わりやすいので、急な雨が降ったときに備え、着替えは多めに用意しておくと安心です。アウトドアアクティビティに参加する場合や、お子さん連れでグランピングをする場合も、着替えは多めに用意してください。
また、テントやキャビンの中でくつろぐためのルームウェアや寝るときに着るパジャマも持参しましょう。施設によっては、ルームウェアが用意されていることもありますが、ないことも多いので必ず確認してください。
スマートフォンやカメラなどの充電器
グランピング施設は電源とインターネットを完備していることが多く、一般的なホテルと同じように電気製品を使うことができます。
ところが、充電器を忘れてしまっては元も子もありません。スマートフォン、カメラ、パソコンなど、こまめな充電が必要な電化製品を持参する場合は、必ず充電器も一緒に持っていきましょう。スマートフォンのバッテリーの持ちが悪い場合などは、モバイルバッテリー(パワーバンク)があると安心です。
雨具
特に山の天気は変わりやすいので、天気予報に関係なく、グランピングには必ず雨具を持っていくようにしてください。最低限用意したいのは折り畳み傘ですが、アウトドアアクティビティを楽しむ場合は、急な雨に遭遇する可能性も考えてレインコートがあると安心です。
化粧品、薬、コンタクトレンズなど毎日使うもの
グランピング施設でも、シャンプーやボディソープ、歯ブラシといったホテルで定番のアメニティは揃っていることが多いですが、メイク落としや洗顔料、スキンケア用品、メイクアップ用品といった化粧品はないのが一般的です。
また、日常的に服用している薬がある人は、いつもの薬を持参しましょう。コンタクトレンズユーザーは、替えのレンズや洗浄液を忘れずに。
「歯ブラシは施設にあることが多い」と記載しましたが、子ども用の歯ブラシはないこともあるので、小さなお子さん連れの場合は子ども用の歯ブラシも持参するといいでしょう。
すでに挙げた持ち物に加えて、次のようなアイテムがあれば、グランピングをより快適に楽しめます。
日焼け止め、帽子、サングラス
山の中や海辺など、自然の中は街中より紫外線が強いことが多いです。曇りの日でも思いのほか紫外線が降り注いでいることが多いので、晴れていなくても紫外線対策は忘れないようにしてください。
<出典:写真AC>
ウエットティッシュ
アウトドアアクティビティに参加したときはもちろん、バーベキュー中にちょっと手を拭きたいときなど、ウエットティッシュがあるとなにかと重宝します。
懐中電灯
ランタンの貸し出しを行っている施設も多いですが、小さな懐中電灯があると持ち運びがしやすく、夜間の敷地内での移動などに便利です。
ビニール袋、チャックつき袋
水遊びや汗でぬれた服や、アウトドアアクティビティで汚れた服などを入れて持ち帰るときに使えます。大小いくつかのサイズを用意するといいでしょう。
救急セット
本格的なキャンプに比べ、グランピングは救急セットが活躍する場面は少ないように思いますが、自然の中で歩き回って靴ずれを起こしたり、慣れない山道で転んだりすることも考えられます。身軽で行けるのがグランピングの魅力とはいえ、自然の中で過ごすことを念頭に置いて、最低限の救急セットは持っていくようにしたいものです。
水着
グランピングをする季節やロケーションにもよりますが、水着を持参すると海や川に入ったり、ラフティングなどのウォーターアクティビティに参加したりと、楽しみの幅が広がります。
また、施設によっては以下のようなものを持参したほうがいいこともあります。どのようなものが施設側で用意されているのか、事前にしっかりと確認しておいてくださいね。
飲み物
グランピング施設によっては、飲み物が料金に含まれていることもありますが、食事は含まれていても飲み物は含まれないというケースもあります。仮に施設内で飲み物が購入できる場合でも、外で買って持ち込んだほうが安い場合が多いので、飲み物(特にお酒)は持参がおすすめです。その場合は、お菓子やおつまみなどもあわせて用意しておくといいでしょう。
ただし、施設によっては飲み物や食べ物の持ち込みができないこともあるので、事前に施設のルールやポリシーを確認してください。
調味料
食材や調理器具、食器は揃っていても、調味料はないという施設もあります。調味料がない施設で自炊をしたい場合は、必ず持ち込むようにしましょう。
夏のグランピングにおすすめな持ち物
グランピングに持っていくべきものは、季節によっても異なります。夏のグランピングには、以下のような紫外線対策アイテムや虫対策グッズを用意するといいでしょう。
紫外線対策グッズ
夏のグランピングで一番注意すべきが、暑さと紫外線です。日焼け止めや帽子、サングラス、ストールなどを用意して、できるだけ紫外線から肌や目を守るようにしてください。
暑さ対策グッズ
せっかくのグランピングで、熱中症にかかることは絶対に避けたいものです。上記の紫外線グッズに加えて、上記以外に、ネッククーラーや冷却スプレー、ハンディ扇風機、塩飴など、「暑さ対策」を意識したアイテムを準備すれば、夏のグランピングがさらに快適になります。
虫よけグッズ
せっかくのグランピング中、「虫が気になって食事が楽しめない」「蚊の羽音が気になって眠れない」という事態は避けたいもの。蚊取り線香や虫よけスプレーは施設側で貸し出していることもありますが、特に夏は虫よけグッズを持参したほうが安心です。虫さされ薬なども持参するといいでしょう。
<出典:写真AC>
冬のグランピングにおすすめな持ち物
冬のグランピングの持ち物は、何よりも「寒さ対策」が重要になってきます。室内では暖房が完備されている施設も多いですが、自然の中で過ごすことを考え、次のようなアイテムを準備するといいでしょう。
厚めの防寒着
街中に比べ、自然に囲まれた環境では冬の冷え込みが厳しくなります。普段街で使用しているよりも、一段上の寒さに耐えられる防寒着を持参するようにしてください。
手袋、マフラー、帽子
手袋やマフラー、帽子などを身に着けるだけで、体感温度が大きく変わってきます。普段街中では手袋や帽子は使っていないという人も、山中では手袋や帽子があったほうがいいでしょう。
ブランケット
ブランケットがあると、屋外でアウトドアチェアに腰かけてくつろぐときなどに重宝します。ただし、ブランケットは施設側で用意されていることもあるので、必須ではありません。
<出典:写真AC>
カイロ
使い捨てカイロがあると、手指が冷えたときなどに手軽に暖をとることができます。
保温マグや保温タンブラー
必須ではありませんが、保温マグや保温タンブラーがあると、屋外でも温かい飲み物をゆっくりと楽しむことができます。
グランピングに持っていくと楽しい持ち物
日常とは大きく異なる環境で過ごすからこそ、持ち物を工夫することでグランピングをさらに楽しい時間にすることができます。定番ではないけれど、グランピングに持っていくと楽しい、プラスアルファのアイテムをご紹介します。
Bluetoothスピーカー
スピーカーがあれば「自然の中で音楽を聴く」という粋な時間が過ごせます。なかでもBluetoothスピーカーは、スマホから手軽に曲を再生できて便利です。
カードゲーム
家族やグループでグランピングをする際は、UNOやトランプなどのカードゲームがあると夜の時間が盛り上がります。
「旅行中にも気軽にできるトランプ遊び7選(遊び方付き)」の記事など参考にしてみてください。
ピクニックシート
グランピング施設にはアウトドアチェアがありますが、あえてピクニックシートを持参して、地面に座ると、自然をより身近に感じることができるでしょう。
バドミントン
バドミントンセットがあれば、アウトドアアクティビティに参加しなくても、家族や友人とちょっとしたスポーツが楽しめます。犬を連れていける施設なら、フリスビーなどを持参するのもいいでしょう。
装飾グッズ
「豪華なキャンプ」だけに、グランピングは雰囲気も大切です。シンプルなテントに泊まるなら、ガーランドやLEDイルミネーションを持参して自分好みに飾りつけをすれば、より思い出深いグランピングになるはずです。
グランピングは施設に必要なものがほとんど揃っているので、本格的なキャンプに比べると持ち物はぐっと少なくて済みます。
とはいえ、普段の旅行に持っていくようなものはグランピングにも必ず持っていくべきですし、自然の中で過ごすことを意識したアイテムがあれば、グランピングがより楽しく、快適になります。ぜひ、本記事を参考にグランピングをさらに盛り上げるアイテムを選んでみてください。
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