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【2024年】旅行前に知っておきたい台湾の物価情報
2022年の10月より、入境制限が大幅に緩和された台湾。
そろそろ数年ぶりの台湾旅行を計画中という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、久しぶりの台湾旅行の前に知っておきたい現在の物価状況をご紹介します。
お出かけ前の情報収集にぜひお役立てください。
目次
台湾の今!生活スタイルの変化と物価上昇
2020年より世界中で猛威をふるった新型コロナウイルスは、台湾にも大きな変化をもたらしました。
デリバリー文化は以前にも増して人々に深く浸透し、規制が緩和された現在もデリバリーボックスを積んだバイクが街中に行きかっています。
店舗の入れ替わりにも拍車がかかり、閉店を余儀なくされた老舗などもたくさんあります。
こうしたパンデミックによる影響は、街の様子だけでなく物価にも及んでいます。
日本ではここ最近、値上げのニュースをよく見かけますが、ここ台湾でも値上げのラッシュが続いています。
それに追い打ちをかけるように円安も進行しているため、物価が安いという台湾のイメージは次回の旅行で覆されるかもしれません。
ここからは、今現在の物価情報を飲食、生活、観光のカテゴリーに分け紹介していきます。
なお、この情報は2023年1月4日現在の情報で1台湾ドル=4.2円としていますが、今後変動する場合があるのでご注意ください。
台湾の物価【飲食編】
まずは、最も生活に直結している食べ物や飲み物で、物価が高いの安いのかを考えてみたいと思います。
しかし一食にかける食事代は、昼ごはんか夜ごはんか、はたまた外食か自炊かなどによってその平均額は大きく変わってくると思います。
そこで、ここではいくつかのポイントに沿ってそれぞれの物価をご紹介していきます。
マクドナルド(麥當勞)
「ビッグマック指数」という経済指標もあるように、世界各地で販売されているマクドナルドのビックマックの価格を比較すれば、お互いの物価水準を知ることができます。
台湾では1月初旬現在、75元で販売されているため、台湾でビックマックを食べるのならば315円を支払うことになります。
日本では410円で販売されていることを考えると、すこし安いことが分かります。
価格設定には材料費だけでなく人件費なども考慮されるため、この指数が必ずしもその国の物価全体を示すものではありませんが、ひとつの参考値にはなりそうです。
スターバックス(星巴克)
スターバックスのトールラテも、ビックマック同様に物価水準を比べるのに役立ちます。
日本では455円で販売されているトールラテは、台湾では120元で販売されています。
これをレート換算すると、504円となり少々高めです。
後術する小吃の値段や、台湾の一般的な給料を考慮すると、504円というラテの値段はかなり高級感があります。
一般的なレストラン
ここからは、台湾の一般的なレストランで提供されるメニューの平均的な金額をご紹介していきます。ただし、金額はレストランのグレードによっても異なるほか、北部と南部でも若干違いが現れます。
筆者の肌感覚であるためご参考までに。
- 小籠包/8個:120~200元(約504~840円)
- 火鍋/1人前:300元(約1260円)
- 牛肉麵:180元(約756円)
- ギョーザ/10個:70元(約294円)
屋台料理
台湾と言えば、何と言っても屋台の小吃。
リーズナブルなイメージの強い屋台料理も、ここ数年でじわじわと値段が上がっています。
それに追い打ちをかけるように円安の影響も重なり、お得感は薄れつつあります。
- 魯肉飯:40元(約168円)
- 牡蠣オムレツ:70元(約294円)
- おにぎり:40元(約168円)
- 肉まん:25元(約105円)
- 胡椒餅:40元(約168円)
スイーツ
台湾へは、このスイーツがお目当てという方も多いのではないでしょうか?
日本でブームとなったタピオカミルクティーや台湾カステラは、記憶に新しいことでしょう。
その他にも人気の高いスイーツを調べてみました。
- マンゴーかき氷:200元(約840円)
- 豆花:40元(約168円)
- タピオカミルクティー:60元(約252円)
- 台湾カステラ/600g:90元(約378円)
台湾の物価【生活編】
お次の生活編では、スーパーや交通機関を利用する際にかかる費用についてご紹介していきます。
スーパー(超市)
台湾で生活されている方はもちろん、旅行で台湾を訪れた方も必ず立ち寄るであろうスーパー。
野菜や果物などの食品や生活用品などの物価上昇が如実に現れる場所と言えるでしょう。
特に台湾では酪農の規模が小さく生産コストも高いため、乳製品の価格の高さは抜きんでています。
ここでは、主な食料品や日用品の現在の価格をご紹介します。
- 牛乳/1000ml:80元(約336円)
- タマゴ/10個入り:70元(約294円)
- 牛肉/100g:80元(約336円)
- ポテトチップス/1缶:50元(約210円)
- インスタントラーメン:25元(約105円)
- ビール/330ml缶:30元(約126円)
- ティッシュ/90枚入り×10入り:100元(約420円)
- 洗濯洗剤/2㎏:100元(約420円)
交通機関(交通工具)
台湾では、どの交通手段においても交通費は日本に比べ割安です。
ただし、2022年4月から、新北市と基隆市におけるタクシーの初乗り料金が値上げされています。
- タクシー/初乗り・1.25km:70元(約294円)
- 地下鉄:20元~(約84円)
- 在来線/台北↔松山間・各駅停車:15元(約63円)
- 市バス:15元~(約63円)
- 新幹線/台北↔台南間・自由席:1305元(約5,481円)
台湾の物価【観光編】
入境制限が緩和されて以降、観光スポットやホテルの賑わいも徐々に戻りつつあります。
宿泊費や観光費は、旅費の中でも割合が大きいため旅行の前に大まかに目安を決めておくと良いでしょう。
観光スポット(觀光據點)
主な観光スポットの入場料は、特に高くなったという実感はありませんが、円安の影響により以前より割高に感じられるかもしれません。
- 台北101展望台:600元(約2,520円)
- 国立故宮博物院:350元(約1,470円)
- 台北市立動物園:60元(約252円)
ホテル(飯店)
台湾の宿泊施設は、ホテルとゲストハウスの2種類に分類され、ホテルは1部屋あたりの金額を表示するのが一般的です。
立地により料金設定はさまざまなので、以下の料金設定はあくまでも参考までにご覧ください。
- ゲストハウス(ドミトリー)800元(約3,360円)
- スタンダードクラスホテル:2000元(約8,400円)
- デラックスクラスホテル:5000元(約21,000円)
まとめ
台湾の物価状況は、コロナの流行前に比べ大きく変化し、以前ほどのお得感は無くなっているように思われます。
それでも台湾は、"おいしい"と"楽しい"があふれている場所なので、入境制限が緩和された今、久しぶりに訪れる価値は大いにありそうです。
入念に旅行のプランを立て、早速旅へ出かけましょう!
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ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。