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【フィリピン】海好き、子連れ旅行、長期滞在におすすめの穴場観光地!ドゥマゲテってこんな街!
フィリピンにある「ドゥマゲテ」という街をご存じですか?
ダイビングができる海があり、物価が安く、治安が良く、子連れに優しい街、、、偶然に知った、ドゥマゲテは筆者にとって、理想的ともいえる観光地でした。多くの人に、この街の魅力を知り、ぜひ訪れて欲しいと思い記事を書きました。ガイドブックにも、あまり情報が載っていない「ドゥマゲテ」。どんな街なのか、実際に4週間滞在した筆者がご紹介します!
目次
ドゥマゲテの魅力
<フィリピンにおけるドゥマゲテの場所が分かる地図>
大小約7,000もの島々から成る国、フィリピン。ドゥマゲテは、「セブ島」の隣、フィリピンで4番目に大きい島「ネグロス島」にあります。人口約13万人のドゥマゲテは「The City of Gentle People(優しい人々の街)」と呼ばれるくらい、フィリピンでも特に治安の良いとされている街。子連れでも安心して滞在ができます。また、セブ島やボホール島、イルカウォッチングやホエールウォッチングができる場所へのアクセスが簡単な、海好きにはたまらない環境 。ダイビングスポットも多いです。
物価の安さも魅力的。日本人観光客が多く訪れる、セブシティやマニラと比べると平均して3割ほど安いです。日本人は少ないですが、アメリカの雑誌で「リタイアするのに適した街」に選ばれたことのあるドゥマゲテには、欧米からの移住者が多く住んでいます。大学やインターナショナルスクール、語学学校があるので、英語学習や長期滞在にも向いています。
ドゥマゲテは、知られざる超穴場の観光地なのです!
ドゥマゲテのアクセス
<LCCのセブパシフィック航空の明るく気さくなクルーたち。レモンイエローの制服がかわいいです>
日本からの直行便がないため(2022年10月現在)、マニラまたはセブで乗り換えになります。マニラから1時間30分、セブからはたったの40分の飛行時間。ドゥマゲテの空港は、中心地から20分くらいのところにあります。ナショナルフラッグキャリアのフィリピン航空に加えて、LCCのセブパシフィック航空も運行しているので、うまくセールを利用するとかなり格安で航空券が買えますよ。
または、セブシティから船で来ることもできます。船で来る方法は3つあり、
- バスと船を乗り継ぐ方法(所要約5時間)
- 高速船でボホール島経由する方法(所要約5時間)
- 夜行フェリーで移動する方法(所要約7時間半)
ですが、寝ている間に移動ができる3の夜行フェリーがおすすめです。フェリーの発着する港は街の中心にあります。
ドゥマゲテの市内観光
ドゥマゲテに来たら、訪れて欲しい観光地をご紹介します。
1. 大聖堂と鐘楼
<大聖堂内部。ちょうど清掃中でした>
スペイン植民地時代の1750年ごろに建設された「セント・キャサリン・オブ・アレクサンドリア・カテドラル」が、ドゥマゲテの大聖堂です。隣に立つ鐘楼は、元は同時期に建てられた見張りの塔でした。国民の大半がカトリック教徒のフィリピン。鐘楼では、祈りを捧げに来る地元の人たちの姿が1日中見られます。
2. ボリバードとシティ・サイン
<昼間のボリバード。暑いのであまり人はいませんが、海の景色がきれいです>
<夕方のボリバード。涼しくなるとたくさんの人がやってきます。ライトアップがきれいです>
海沿いの大通り「ボリバード」。
ドゥマゲテのシティ・サインもボリバードの港に近いところにあります。昼間は静かな公園が、夕方になると屋台が立ち並び一転して、連日お祭りのような賑やかさになります。ぜひ、昼と夜の両方で訪れてみてください。
3. シリマン大学
<大学付属の幼稚園、小学校、病院、植物園、農場まであるシリマン大学キャンパス地図>
街の中心に広大なキャンパスを持つ、フィリピンの名門大学「シリマン大学」。時期によっては内部見学が可能です。誰でも利用ができる学食は、焼き立てのパンが人気。パンだけを買いに来る地元民も多くいます。チーズブレッドが美味です。
4. ネグロスビレッジとファーマーズマーケット
<ネグロスビレッジに展示されている、昔の王妃の特別ドレス>
ネグロスビレッジは、ネグロス島の文化を紹介する無料施設です。ネグロス・オリエント州の観光局も併設しているので、地図や観光情報を入手することもできます。民芸品を扱う売店は、お土産探しにもおすすめです。
隣にあるファーマーズマーケットは、火、水、金、土曜のみの開催ですが、バナナやマンゴー、パイナップルなど新鮮な果物が安く買えます。
<ファーマーズマーケット。取れたての食材が並ぶ火曜日がおすすめ>
ドゥマゲテの郊外観光
<バイアから船で行ける、干潮時にだけ現れるサンドバー>
ドゥマゲテ周辺には、魅力的なビーチリゾートがたくさんあります。それぞれに異なる楽しみ方ができるので、海好きにはたまりません!
- シキホール島(高速船で約50分)きれいなビーチがある島。ダイビングも有名
- アポ島(ダーウィンから船で約30分)ウミガメと一緒に泳げる島。ダイビングも有名
- オスロブ(バスと船を乗り継いで1時間半~2時間)野生のジンベイザメと泳げる、世界でも珍しい場所です
- バイア(バスで1時間半)ドルフィンウォッチングができます。サンドバー(砂浜でできた島)とセットで行くのがおすすめです
- ダーウィン(バスで30分)サンゴ礁と熱帯魚のシュノーケルが楽しめる海水浴場。浅瀬でシュノーケルができるので、子連れにおすすめです
<思い立ったら気軽に行けるダーウィンのビーチ。海に浮かぶのはアポ島>
ドゥマゲテの食事
フィリピンらしい屋台や食堂もあれば、ヨーロッパ風のカフェやイタリアン、フレンチレストランもあるドゥマゲテ。筆者のお気に入り4軒をご紹介します。店の営業時間などが、よく変わるフィリピン。行かれる際には、最新の情報をお確かめください。
1. Lantaw(ランタウ)
フィリピン料理レストランでは、ここが一番美味しかったです。1人予算300ペソ。
<ランタウに行ったら、ぜひ食べてもらいたい「アドボライス」。フィリピンの代表料理であるアドボで味付けされた豚肉を使ったチャーハンです。
- 住所:Ej Blanco Drive Corner Flores Avenue, Dumaguete City, Philippines
- 電話:+63 35 421 0473
2. Sans Rival(サンリヴァル)
ドゥマゲテで一番有名なカフェ。本店は、ボリバード沿いにあります。「シルバナス」というメレンゲで作られたお菓子が有名ですが、実はパスタやコロッケなど食事も美味しいです。1人予算300ペソ。
<サンリヴァルの生ハム入りコロッケ、トマトソースパスタ、マンゴーケーキ。どれを食べても美味!>
- 住所:#3 San Jose Street, Dumaguete City, Philippines
- 電話:+63 918 943 5989
3. Arbour(アルブール)
ドイツ人シェフが作るフレンチレストラン。味も店の雰囲気も良いです。1人予算600ペソ。
- 住所:58 Hibbard Avenue, Bantayan, Dumaguete City, Philippines
- 電話:+63 35 402 1508
4. Green Chef(グリーンシェフ)
ヴィーガン料理店。フィリピン料理は脂っこいものが多いのですが、ここのメニューは脂が控えめで、美味しいです。デリバリーもあります。1人予算400ペソ。
- 住所:Mango avenue, Piapi, Dumaguete City, Philippines
- 電話:+63 991 677 9151
ドゥマゲテの買い物
<ロビンソンズ モール内のスーパーは、きれいで買い物がしやすいです。>
ドゥマゲテには3軒のショッピングモールがあります。
1. Lee Plaza(リープラザ)
街のど真ん中にあるショッピングモール。6階建てで、食料品から衣服、日用品まで大抵のものはここで揃います。
2. City Mall(シティモール)
3つの中では一番小さいけれど、平屋(1階建て)で使いやすいモールです。銀行や両替所があります。フードコートには、子どもに人気のファーストフード「Jollibee」や中華があり、買い物と食事を一緒に済ませたいときに便利です。
3. Robinsons Mall(ロビンソンズモール)
他の2つと比べると、少し高級感のあるモール。有名カフェSans Rivalの支店やユニクロが入っています。ドゥマゲテグッズを売る店やスーパーは、お土産選びにもおすすめです。
<リープラザ内のプレイルーム。平日1時間100ペソ、土日祝日は120ペソで利用できます>
子連れに嬉しいのは、3つのモール共に子どもが遊べるプレイルームがあることです。リープラザのプレイルームは、10か月から利用が可能で、2歳半以上は保護者の同伴なく遊べます。子どもがプレイルームで遊んでいる間に、大人はゆっくりショッピングを楽しめるのは嬉しいです。日本にも導入して欲しいって思いました。
こんな人におすすめ!
<筆者は4週間、英語留学と子連れワーケーションしてきました>
親子留学に来ている家族からリタイアした人まで、幅広い年齢層の外国人が移住しているドゥマゲテの街。旅行で訪れるなら、特にこんな人におすすめします。
- 家族旅行:フィリピン人は子どもが大好き。子どもにも子を持つ親にも優しいです。英語環境に触れながら子どもと様々な体験を通じて思い出作りができますよ。
- 海が好きな人:野生のジンベイザメやウミガメと泳ぐなど、日本ではできないことがドゥマゲテでは簡単にできちゃいます。特にダイビングは、日本と比べると格安でおすすめです。
- ワーケーション:移住ではないけれど、仕事をしながら長めの滞在をしたい人におすすめします。ドゥマゲテ中心部はインターネット環境が整っているので、リモートワークが可能。日本との時差も1時間のみで日本時間で仕事がしやすいです。
まとめ
ドゥマゲテは、観光アクセスの良さ、治安の良さ、物価の安さが魅力のおすすめ滞在地です。しかしながら、フィリピンの物価は近年急上昇しています。ドゥマゲテ滞在は今が穴場でねらい目です!
この記事を読んでドゥマゲテを知ったあなたはラッキーかも!?ぜひ、次回の行き先候補に加えてください。
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Tabicco(旅っ子)
- 子連れ旅行アドバイザー。2児の母。ツアーコンダクター歴20年。ダイビング歴も20年以上。好きな地域は、東京、沖縄、パリ、ハワイ。最近のお気に入りは「都心を歩く」で、東京の魅力を再発見中。