「焼く、蒸す、茹でる」お好みはどれ？もちもち皮が美味しい台北の人気餃子店3軒！

小籠包や肉まん、水煎包に胡椒餅など、肉汁がじゅわーっと溢れ出す「粉もの」グルメを、気軽に楽しめる台湾。中でも大人から子どもまで人気の1品は「餃子」ではないでしょうか。

台湾では比較的「水餃子」がポピュラー。餃子そのものが主食でメインなので、スープや豆乳、小皿料理と共にいただくのが一般的です。また、餡にニンニクを入れない店がほとんどで、皮は分厚くもっちりしています。ビールやラーメン、白ご飯と共に楽しむ「日本の餃子」とは、かなりイメージが異なりますね。

今回はおひとりさまはもちろん、家族や友人とも楽しめる、焼き餃子、蒸し餃子、水餃子が人気の3軒をご紹介。ご自身の好みに合わせて、気になる店をチェックしてみてください！

1. 地下美食街にある行列の店「頂好紫琳蒸餃館」で焼き餃子

MRT忠孝復興駅4番出口から徒歩5分。昭和レトロ感漂う「頂好名店城」というビルの地下1階、美食街の中に「頂好紫琳蒸餃館」があります。

店は2箇所のブースに分かれていて、奥には細くて長い厨房が。そのすぐ傍では職人さんが皮をのばし、餃子を包んでいます。店内中央には小菜（惣菜）コーナーと、箸や調味料コーナーがあり、いずれもセルフサービスとなっています。

席数はかなり多めですが、食事時はいつも行列。並んでいる間に注文票を渡されるので、それをチェックしているとあっという間に時が流れます。思いのほか回転が早いので15分～20分も待てば、美味しい餃子に辿り着く事が出来ます。

店名から想像できるようにこの店の看板メニューは「鮮肉蒸餃（蒸し餃子/100元）」ですが、ここではあえて「鍋貼一份10個（焼き餃子80元）」を注文してみてください。

キツネ色に輝く餃子は1個1個がダイナミックな大きさ。見た目とは裏腹に驚くほどあっさり優しい味付け。重くないので女性でもぺろりと一皿完食できます。パリパリに焼きあがった皮の隙間から、キャベツと豚肉の餡がこぼれ落ちそうになるので、猫舌さんは口に運ぶ際くれぐれも注意してくださいね。

頂好紫琳蒸餃館

住所：台北市大安區忠孝東路四段97號（頂好名店城）B1F
営業時間：11:00～21:00
公式SNS：Facebook

2. 昔ながらの庶民の味「福大山東蒸餃大王」で熱々蒸し餃子

　
MRT中山駅2番出口から徒歩3分。赤い看板が目印の「福大山東蒸餃大王」は、ガイドブックや雑誌でも紹介される蒸し餃子が人気の店。

年季の入った厨房を通り抜け店内へ入ろうとすると、年配の親切なオーナーさんが手招きしながら席へ誘導してくれます。注文はテーブルに座ってから口頭で伝えるスタイルですが、日本語メニューがあるので指差しでもOK。注文した品をポストイットにメモしテーブルに貼ってくれるので、中国語が話せなくても安心です。

白い湯気と共に運ばれてくる「蒸餃（95元）」は、皮が薄めで小ぶり。餡にしっかり味がついているので、まずは何もつけずにオリジナルを楽しんでください。

キャベツや葱、豚の甘みをしっかり味わった後は、お好みの調味料をつけながら味変を。少しパンチが欲しい！という方は、タレにすりおろしニンニクを入れてみてください。

福大山東蒸餃大王

住所：台北市中山區中山北路一段140巷11號
営業時間：11:30～20:30
定休日：日曜日
公式SNS：Facebook

3. 大通りの奥に佇むローカル店「阿娥水餃」で水餃子

　
最後はエビ入り水餃子が美味しい「阿娥水餃」をご紹介。MRT松江南京駅1番出口から徒歩6分、大通りから1本路地に入った奥に店があります。

入口では女性スタッフのみなさんがせっせと餃子を包む姿が。店内でも接客中以外は、オーナーさん自身も餃子を包んでいるほど、多くのお客様が訪れる人気店。このエリアはオフィス街なので、ランチ時はかなりの行列。落ち着いてゆっくり味わいたい...という方は、食事時を避けて訪れるのがベストです。

こちらの店は、席に着く前に口頭で注文し、先に会計を済ませるシステム。メニューは中国語のみですが、お客様が日本人だと分かると、オーナーさんが片言の日本語で対応してくれます。

小さなむきエビが1匹入った「韭黃蝦仁鮮肉水餃（黄ニラとエビの水餃子/1個6元）」は、豚肉とキャベツの旨みが凝縮された餡と、プリっとしたエビの食感のバランスが絶妙！お箸で持つと滑り落ちそうなくらいつるっとしていて、少々大きめサイズで、甘めの醤油だれを掛けて味わう「涼拌茄子（茄子の冷菜/25元）」などの小菜との相性も抜群です。

水餃子は個数で対応しているので、小食の方はもちろん、他の料理も食べて見たい！という方にとって嬉しい店だと思います。