ニューヨーク秋の風物詩、アップルピッキングとパンプキンパッチ

ニューヨーク州はりんごの名産地として有名で、全米ではワシントン州に続いて2番目の生産量を誇っています。

りんごの種類がびっくりするほど多く、9月半ば〜10月終わりまではどこのファーム（果汁園）でもアップルピッキングが大盛況。ファーム内にはりんご狩りだけでなく、パンプキンパッチ、コーンの迷路、他にも季節の野菜や果物が収穫できたり、ヤギや羊などの動物たちと触れ合えるコーナーもあるので、皆さんもアメリカらしい体験をしてみませんか？10月半ばになると気温もグッと下がり、紅葉狩りも同時に楽しめます。

ニューヨーク州で採れるりんごの種類

どこのファームにもたくさんのりんごの木の種類があり、その中でも多いところでは40種類もあると聞くので驚きです。

食べ頃の時期はそれぞれの品種で違うのですが、だいたいのファームのウェブサイトでは収穫時期を載せてくれているので、訪れる前に好みのりんごがいつ採れるか確認しておきましょう。

9月中旬はMacoun（シャキシャキとした歯応えで果汁たっぷり。サラダやパイにおすすめ）、Machintosh（果肉が白く柔らかいのが特徴。コンピューターのマッキントッシュはここから来ています）、 Gala（甘くて食べやすい。アップルサイダーに最適）。

10月になるとお目見えするのがGolden Delicious（甘ずっぱくそのまま食べるのが一番美味しい）、そして日本でお馴染みのFujiやMutsuはこちらでも大人気。梨狩りができるファームもあり、日本の梨と洋梨の両方が楽しめます。

市内から近いおすすめファームの行き方

ニューヨーク州にはなんと700ものファームが存在します。その大部分は州北部、中西部に位置するのですが、マンハッタンから近いニューヨーク市郊外にもりんご狩りが楽しめる場所が多く存在します。

その中でもおすすめしたいのは、ハドソン・バレーのハイランドにあるWilklow Orchards。マンハッタンから車で約1時間半のところにあり、家族経営で温かみのあるファーム。環境もとても静かで紅葉の時期は特に景観が素晴らしい。敷地内には採れたての野菜や果物の販売所もあり、週末にはライブミュージックも開催。ここは市内のあちこちのファーマーズマーケットにも出店しているので、ニューヨーカーには知名度が高い人気のファームになります。

アップルピッキングってどうするの？

この時期、ファームの駐車場はどこも大混雑するので、午前中の間に到着するのがベスト。週末だと人気の場所はその周辺が渋滞になることも多いので、時間に余裕を持って行動しましょう。

お目当てのファームに着いたら、まず受付で採ったりんごを入れるバッグを購入。大小とバッグのサイズが選べ、同時に手の届かない高さのりんごを採るためのポールもレンタルできます。大きなリュックサックなどの鞄の持ち込みが禁止されているところもあるので要注意。

旬のりんごの木がどこにあるかが分かる地図を手渡されるので、それを頼りに道を進みましょう。まるで宝探しのようでワクワクしますね。終了時間は設定されていないので、休憩しながらのんびりとピクニック気分を楽しめるのもりんご狩りのいいところ。ハンバーガーやホットドックなどの簡単なランチを提供している場所も多いです。