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アルゼンチンタンゴ世界選手権2022、始まりました!

記事投稿日:2022/10/13最終更新日:2022/10/13

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アルゼンチンタンゴ世界選手権2022

アルゼンチン世界選手権2022がスタートしました。

久しぶりに世界各国からタンゴ愛好家がブエノスアイレスに集まり、とても嬉しく思います。今回は、世界選手権へ挑戦する舞台裏を含めてご紹介します!

目次

世界選手権の情報掲載の開始

ブエノスアイレス自治区のホームページ

ブエノスアイレス自治区のホームページで文化庁のページよりアルゼンチンタンゴ世界選手権開催が告知されます。

タンゴ愛好家のグループやFacebookなどでシェアされることが多く、情報が回ります。ただし、掲載時期は2ヶ月ほど前と開催直前。とにかく情報開示が遅いのがアルゼンチン。日本など海外組は、世界の地域で行われる大会の日程を計算しながらみなさん飛行機のチケットを早めに購入している様子でした。

以前は、8月上旬に予選を開始して、8月末が決戦というスケジュールでしたが、コロナ禍が明けてからは、春を迎え暖かい気候になる9月に開催がずれています。決勝の会場もブエノスアイレスの象徴オベリスコを背景に設営された野外会場へ変わりました。

参加資格やカテゴリー

アルゼンチンタンゴ

アルゼンチンタンゴの世界選手権は、実は参加無料で、プロフェッショナル・愛好家問わず誰でも参加可能です。

自分のロンダ(一緒に踊るグループ)でその場でかかった3曲を踊れれば参加できます。細かい決めごとはいくつかありますが、ブエノスアイレスのタンゴ愛好家はお祭り気分で参加している人も多く、このムンディアルの舞台で踊れることを心待ちにして1年練習に励んでいます。

もちろん、この大会で優勝すれば世界中のタンゴ愛好家から羨望の眼差とタンゴダンサーや講師として活動の幅が広がるため、プロフェッショナルとして働くタンゴダンサーは優勝を求めて本気で参加しています。

予選では、そのようにいろいろな目的を持ったダンサーたちの人間模様が近くで見られてとても面白い。

選手権の出場科目(以下、カテゴリー)は「タンゴピスタ」「タンゴエセナリオ」の2つです。

タンゴピスタは、以前はタンゴサロンと呼ばれていました。タンゴ愛好家が集まる社交場ミロンガで踊られる、歩くことをベースにした踊り方で、幾つになっても踊れるエレガントな踊りです。1つのグループで10組のカップルが一緒に踊り、審査されます。

タンゴエセナリオは、ショータンゴというとわかりやすいかもしれません。女性のリフトやバレエさながらの柔軟性など見ていると思わず「すごい!」と声を上げてしまうような鑑賞用のタンゴです。選手権では、1組ずつ踊り、それぞれにストーリーがあるので見ていて退屈しません。

選手権はこの2つのカテゴリで行われ、予選は両カテゴリ2日間実施されます。

選手権には、毎年約500組のダンサーがエントリーするため、朝から晩まで審査が行われて、セミフィナル(セミファイナル/準決勝)に進出できるペアが選ばれていきます。今年のピスタ予選は9月9日・10日。エセナリオ予選は11・12日でした。

会場の様子

ウッシーナ・デ・アルテ

場所は、ブエノスアイレスのはずれボカ地区と呼ばれる地域にあるウッシーナ・デ・アルテで行われます。106年の歴史を誇るレンガ作りの美しい建物は、発電所だったものを改築したものです。

会場

会場には、ドレスショップや靴のブースがあります。

背景板

写真を撮影したい出場者のための背景板が今年は用意されていました!

審査員

大会の審査員は、ブエノスアイレスのタンゴ講師組合に登録している講師から選抜された方々です。

Carlitos Lin

大会の司会は、ブエノスアイレス市主催のタンゴイベントといえばこの人、というくらい定番になっているCarlitos Lin。

大会出場の現場レポート

会場

さて私たちは、毎年カテゴリピスタで出場しています。

今年は、7月の中旬に開催が告知され、8月に入ってから詳細の募集要項が発表されました。エントリーする場合は、ホームページ指定の場所にメールを送って登録します。9月に入ってから自分の背番号のお知らせと事前インスクリプション(手続き)の案内が届きました。

大会の予選が9月9日・10日でしたが、9月6日からインスクリプションが開始されて、実際に出場するペアは出場の最終申告に会場へ行く必要があります。最終申告に必要なものは、登録者の名前とパスポートもしくはDNI(アルゼンチンの証明書)です。手続きに行くと出場時間を調整してもらい、集合時間が渡されます。

私たちは午前中の早い時間で調整をお願いしました。

大会当日もインスクリプションと同じ場所で、出場手続きしてから各自準備に入ります。

※注意:手続きは今年の流れを紹介しますが、毎年同じとは限らないため参加する場合は必ず最新情報を確認ください

控えの場所

男性用、女性用、それぞれのお手洗いで着替えをして、女性はお化粧を直して出場の準備に入ります。お化粧する場所は用意されていますが、大概の人は家からお化粧してきて、控えの場では直す程度です。荷物は預けの場があるので、着替えたら荷物を預けて自分の出場ロンダの番号を呼ばれるのを待ちます。

出場1日目は床を試せる場合があります。出場者にとっては少し踊っておきたいところですが、休憩のタイミングによっては床の試しがない場合もあります。

全体の進行が遅れていなければ、受付を済ませてから1時間半後ぐらいに出番がやってきます。予選出場までの時間は案外長く、女性のドレスは露出が多いのでカーディガンなど準備した方が良いでしょう。今年は本当に寒かった。

出場時間が近づくにつれて、ピスタ(踊る場所)近くに待機して順番を待ちます。だんだん緊張して言葉数が少なくなりそうですが、世界各国からの参加者がいるので皆さんお喋りしっぱなしです。

踊り終えた人が戻ってくる際、拍手で迎えるのはお互いの健闘を讃えるとても素敵な時間です。「Felicidaciones(おめでとう!)」と拍手をしあう姿に毎年感動します。

世界選手権に出ることが夢だった私にとっては、毎年、1年で一番胸が熱くなる夢のような時間です。

予選結果発表

予選の結果

2日目の夜、大会の全ての選手が踊り終わると、会場では予選を通過した選手の名前が呼び上げられます。出場選手たちの息を飲む瞬間です。

昨今の大会は、レベルがかなり上がってきており、予選通過がとても難しく、タンゴダンサーや講師としてプロフェッショナルで活動していても予選を通過できない組も多いのが現実です。

そんな中、予選を通過したペアにはこれまでの努力と結果に心から拍手を送りたいですね。

大会の会場にいなくても、予選の結果は公式サイトにて結果を見られます。今年から、公式サイトでは審査員の採点評価が名前付きで掲載されていました。これは出場者にはとても嬉しい配慮です。

どんなことが足りなかったのか、審査員にどんな風に映っていたのかがわかり、これからの1年の課題が見つけやすくなります。

また、最近ではYouTubeで予選の様子がアップされています。自分達が踊った動画を探すこともできます。

私たちペアは残念ながら予選を通過できませんでした。しかし、審査員の先生からいただいた数字をもとに改善を重ねて、また来年チャレンジします。悔しい気持ちもありますが、今年の世界大会での感触は私たちにとってとても満足できるものでした。

最後に

記念撮影

今回は、執筆時期が大会途中の9月上旬であることや、私たちのチャレンジが予選で終了したこともあり、ここまでのご紹介になります。

来年はセミフィナルの裏話もしたいですね!これからも夫婦でアルゼンチンタンゴ世界選手権にチャレンジを続けるので、ぜひ応援いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

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