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おみやげにもぴったり!食べなきゃ損するドイツのやみつきポテトチップス Best 5+番外編2選!!
じゃがいも料理でおなじみのドイツ!ともなれば、ポテトチップスが美味しくないワケがありません!日本とは異なり、頻繁に期間限定品が発売されることは少ないですが、スーパーの棚に175g入りの大袋が当たり前のように並び、ひとたび袋を開ければ、上部にまでチップスが詰まっているなど、チップス好きにはたまらない光景に出くわすことができます。今回は、毎日のようにチップスを食している著者が選んだ、おすすめドイツチップスを紹介します。
目次
- ミスターチップスが切り開いたドイツのチップスの歴史
- ドイツ基本のフレーバーはまさかの"あれ"
- おなじみから新勢力まで!美味しいチップスはこれだ!おすすめBest 5
- こちらも試してほしい!番外編2選
- まとめ
ミスターチップスが切り開いたドイツのチップスの歴史
スナックコーナーでひときわ存在感を放っているのが"Lorenz"ブランド。
定番なのかな?くらいにしか思っていなかったけれど、1889年に創業した"Hermann Bahlsen"が母体の会社なので老舗も老舗。しかも、ヨーロッパで初めてポテトチップスを製造した"ミスター・チップス"ことハインツ・フレスナーの会社を組み込み、近代的なチップス工場をいち早く稼働させるなど、ドイツにおける業界の先駆者的メーカーになったのです。
<ドイツ各地に工場直営のお店が!新製品やお値打ち品などが山積みされています>
ドイツ基本のフレーバーはまさかの"あれ"
もともと"ミスター・チップス"は、ドイツに駐留しているアメリカ軍向けにポテトチップスを提供していましたが、1959年、ドイツ人向けに販売するように。このときのフレーバーがパプリカ。以来、現在にいたるまで長年愛され続け、チップスコーナーは、さまざまなメーカーのパプリカフレーバーで溢れています。
<何やら雑然としているスーパーのチップスコーナー。パプリカだけでも異なる味があります>
おなじみから新勢力まで!美味しいチップスはこれだ!おすすめベスト5
さて、前置きが長くなってしまいましたが、定番はもちろん、新味を見つけるたびに試している筆者が、年齢層の異なる仲間とチップスを食べ比べ、独自にランキング!どれを選べばいいか迷ってしまったときの参考にしてみてください!
第1位 【Chio SALT & VINEGER CHIPS STYLE】 175g/1.99Euro前後
Chio Chipsは、1962年に登場したドイツ初のクリスプブランド。薄めでパリパリした食感にトリコになる人多し。そして、さすが独自のスパイス配合!最高のバランスでタッグを組んだ塩けとビネガーがガツンときます。いわゆる高級系チップスとは違い、ジャンクな美味しさが止まらなくなる!
第2位 【Lorenz Naturals Balsamico】 95g/1.89Euro前後
天然素材のみを使用した"Naturals"シリーズ。厳選したじゃがいもを皮付きのまま、高品質のヒマワリオイルで焼き上げています。バルサミコの酸っぱさの後に、オニオンの甘さがほんのり漂うのが絶妙。はっきりした酸味だけど攻撃的な味ではなく、噛むごとに美味しさがずっと続いていく感じ。
第3位 【ROB's CHIPS SOUR CREAM】 120g/1.99Euro前後
YouTuberであり、料理本の出版、俳優業などもこなすCrispyRob氏が、2020年7月、チップス業界に参入。素材の選別、スライスの仕方、スパイスのブレンドなど細部にもこだわった"ROB`s"ブランドが誕生しました。じゃがいもは厚みがありザクザクっとした食感。しっかりパウダーがついていてサワークリーム感があるのに、じゃがいもの味も感じられるのがすごい。
第4位 【Alnatura Bio Kartoffelchips Meersalz】 125g/1.69Euro前後
国内に130以上もの店舗を有する、ドイツ最大手のオーガニックスーパー、Alnatura。同名ブランドのチップスは、奇をてらわないシンプルな味わいが、参加者全員から高評価を得ました。
マイルドな塩味で、じゃがいもの美味しさを際立たせ、まるで素材そのものを味わっているかのよう。それもそのはず。材料はじゃがいもとヒマワリオイル、シーソルトの3つだけ。素材の味がダイレクトに伝わります。
第5位 【funny-frisch Kessel Chips Sweet Chili & Red Pepper】 120g/2.19Euro前後
1972年にスタートしたスナック菓子ブランド、funny-frisch。契約農家から仕入れた高品質のじゃがいもを皮ごと洗って大きく厚切り。釜でキツネ色になるまでゆっくり焼いたケトルチップスは、なんといってもカリッとした硬めの食感がポイント。甘み×辛み×コクが上品に組み合わさった大人チップスで、ワインのお供にしたい!
こちらも試して欲しい!番外編2選
惜しくもベスト5入りは逃したものの、絶対試してほしい2品も追加でお届けします!
【Lorenz ROH SCHEIBEN Kartoffelchips mit Rosmarin】120g/2.19Euro前後
土がついたままの高級じゃがいものみを使用。厚めに切って皮ごとじっくり釜で焼き、岩塩で精製した"ROH SCHEIBEN"シリーズに、2021年、ローズマリー味が仲間入り。じゃがいも本来の味に、ほのかなローズマリーが加わり、洗練された美味しさ。バリバリした歯ごたえも楽しい!
【Lisas Bio-Kesselchips MEERSALZ】Bioland 125g/1.89euro
ドイツ最古&最大のビオ生産者団体"Bioland"から供給されたじゃがいもをはじめ、素材はすべて天然有機原料のみ。釜焼きのケトル製法を用いている上、さらに絶妙な塩加減によって、噛むほどにじゃがいもの甘みが広がります。高級感のある分厚めチップスで、満足感が高い!
まとめ
ドイツの個性豊かなチップスたち、あなたのお眼鏡に叶うものは見つかりましたか?
今回は、じゃがいもの正統派チップスのみを紹介しましたが、プリングルスのような成形をほどこしたじゃがいもチップス、サツマイモやピーナッツ、キヌアなどをベースにしたヘルシーチップスなど、ほかにもたくさんあります。スーパーで見かけたら、そういったものにもぜひチャレンジしてみてくださいね。
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大越理恵
- ドイツ生まれの日本人夫にくっついてドイツへ移住!したものの、何年住んでもドイツ語初級なフリーライター。おさんぽ旅が得意。街の匂いや雰囲気、ちょっと傾いた建物、へんてこな模様、かわいいマンホールのフタなどなど。果てしない寄り道をしながら見つけた、ドイツの風景や日常、あれこれをお届けします。