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【三重】土の時代から風の時代へ...「伊勢神宮」正式参拝&伊勢のまちを夜散歩

記事投稿日:2022/08/28最終更新日:2022/08/28

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たまたま、伊勢神宮へと正式参拝に行くことになった私。そこで待っていたのはちょっと不思議なお導きの旅でした。今回は直感のままに歩いてきた伊勢の道々、神様たちにお会いしてきたプチ巡礼のお話です。

目次

いざ、伊勢神宮へ参拝に!

いつもお世話になっている地元の神社の宮司さん企画で、伊勢神宮へと正式参拝1泊2日のバスツアーに出かけました。まず到着したのは外宮。神宮のお参りは外宮へ行ってから内宮へ行くのがならわしだそうですよ。

外宮では、神宮をよく知っていらっしゃる方があちこち案内をしてくださることに。豊受大御神を参拝しましたが、優しく女性的で大らかな雰囲気の空間にとても癒されました。

豊受大御神は「衣食住」と「産業」を司る神様で、天照大御神も1日2回、外宮まで来られてお食事をされるそうです。

皇大神宮
<皇大神宮>

このあと、内宮へと向かい皇大神宮の御垣内へ正式参拝。神職さんに導かれながら、普段は入れない扉の向こう側へと向かいます。神様と程近い距離に立つと、突然に嬉しさが溢れ出てきて、その気持ちを抑えることができませんでした。

参拝を終えた今、そこがどんな風景だったかが既に思い出せません。意識がぶっ飛んでしまいました。ただ「二礼二拍手一礼」をした記憶だけがあります。

その後の神楽殿では、時代劇のワンシーンに入り込んでしまったかのような場の空気感や、雅楽の生演奏が始まった途端に鳥肌が立つなど、伊勢神宮の色んな表情にじっくりと感じ入る正式参拝になったのでした。

猿田彦神社
<猿田彦神社>

この後に、月読宮、猿田彦神社、佐瑠女(さるめ)神社と巡ったのですが、佐瑠女神社を覆い隠す程の数ののぼり旗に、有名芸能人の名前が羅列されていたことに驚きました。

「さるめ」こと天宇受売命(あめのうずめのみこと)は芸能と縁結びの神様、そして猿田彦大神は道開きの神様...これは納得ですね。

御朱印
<御朱印>

ここから私はツアーの皆と別行動になります。実はこの次の日、神宮での大切なお祭り「風日祈祭(かざひのみさい)」が行われるというお話を聞いていて、いてもたってもいられなくなった私は一旦バスツアーを抜けて、ひとり外宮近くに泊まることになったのです。

外宮から徒歩5分、可愛いお宿がありますよ

風見荘

外宮から歩いて5分の場所にある「風見荘」は、12角形の形をした可愛いお宿。天然杉とヒノキでDIYされた館内の中心には、ヒメシャラの木が立っています。ご縁あって今日はこちらに宿泊しました。

風見荘

到着早々、気さくなスタッフさんとお話が弾み、次の日に行われる風日祈祭のことを告げると「ここにもお祀りしていますよ」と、私の頭上後ろにあった神棚を指しました。

そこには外宮にある「風宮」のお札が、土宮と豊受大御神のお札と一緒に並んでいました。

明日「風日祈祭(かざひのみさい)」が行われる神宮全社のうち、「風宮」と「風日祈宮」に風の神様が祀られているのです。何というご縁でしょう。

風見荘

「それに、ここは風見荘という名前だし」と言われてハッとしました。どうやら私の今回のお伊勢旅は、風に誘われてやって来たようなのです。奇しくも今は時代の節目、占星術師がこぞって言う「風の時代」へと移行して間もない頃です。

簡単に言えば、今までは「土の時代」でモノへの執着があり、目に見える物事が大事にされていました。ですが、「風の時代」は目に見えない物事や個人の自由が大切なのだと。人々の価値観がシフトして変わってくるといいます。

風見荘

「風日祈祭」は、内宮の別宮「風日祈宮」と外宮の「風宮」をはじめとする伊勢神宮125社で、五穀豊穣と風の神様に対する感謝を祈るお祭りです。

農作物を育むなど、人々が生きていくために必要な風を起こして下さる尊い神様...目に見えない風に導かれながら、軽やかに生きていくことができれば素敵ですよね。

風見荘

  • 住所:三重県伊勢市吹上 1-6-36
  • TEL:0596-63-9170
  • 公式サイト:風見荘

夜の伊勢をふわふわと彷徨い歩いてみた

夕方から、お宿の周辺を散策してみることにしました。晩ご飯を食べるのにいいお店がたくさんありますよと、昭和感満載の古い商店街を教えてもらったので行ってみましたが、ご飯時間と重なり、小さな店はどこも満席。昔の伊勢の、街の記憶が残っているような小さな商店街でした。

伊勢駅前商店街

今度は外宮の方へ向かう広い通りを歩いてみます。ここは前回の伊勢神宮の遷宮(20年に一度の建て替え)の際に、綺麗にリニューアルした外宮参道という通りだそうで、伊勢市駅から外宮に続く一直線の道にお洒落なショップや飲食店がずらりと並んでいました。

次第に夜も更けてきた伊勢。道沿いには提灯が柔らかな灯りを灯していて情緒があり、風が吹く度に風鈴がチリンと優しい音を立てています。その音は外宮までの道中ずっと連なっていて、なんだか異世界へと導びかれているような不思議な心地に。

外宮参道

ふわふわと道を漂っていると、夜の外宮前にたどり着きました。薄暗く森が見えていますが怖いような感覚は全くなく、むしろ包まれるような優しささえ感じ取れます。

夜にひとり、この場所にいることの不思議さ。神々の夜の吐息に触れるような時間...昼間では知り得ない世界を少し覗き見てしまったような心境です。立ち尽くしたまま動けなくなりそうだったので、大きく一呼吸してから「明日来ますね」と言って、くるりと元来た道をゆっくり戻り始めました。

豚捨

帰る途中で見かけた飲食店。少し気になったので中に入ったものの、広い店内は超満員。後で知ったのですが、このお店は「豚捨(ぶたすて)」という名前で、伊勢肉が食べられる老舗和牛専門店なのだとか。

席が空かずで諦めてコロッケとミンチカツをテイクアウトし、熱々をかじりながら外宮参道を歩きます。コロッケはサクッと食感も良く人気商品だそうで、ミンチカツは肉汁が凄かったです。

豚捨 外宮前店

  • 住所:三重県伊勢市岩渕1丁目1-33
  • TEL:0596-25-1129
  • 営業時間:食事 11:00〜15:00(14:30L.O.)、17:00〜21:00(20:00 L.O.)/物販 11:00〜20:00 ※季節によって営業時間の変更あり
  • 定休日:木曜日
  • 公式サイト:豚捨 外宮前店

「伊勢神宮の奥の院」行かねば片参宮?

BUD PALMS

夜の散歩が気持ちよくてずっと歩いていると、まだ空いているショップがありました。吸い込まれるように中に入るとそこはアウトドアグッズの専門店「BUD PALMS」。入り口付近にあった可愛い手拭いのデザインに見惚れていたら、店員さんが声をかけてくれました。

店頭にまとめられた商品はこの店オリジナルなのだそう。ひとつずつに丁寧な説明書きがあります。伊勢の特徴をしっかりと捉えて発信していることに、地元愛を感じて嬉しくなりました。

商品

「お伊勢のかへりに朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参宮」という言葉があり、朝熊ヶ岳には「伊勢神宮の奥の院」と呼ばれる朝熊岳金剛證寺があって、昔から伊勢神宮と共に盛んに参拝されてきたのだとか。

そんな伊勢内宮の裏山でもある朝熊山へ山登りをする人も多いということ。なるほど、だからこのお店にはトレッキング用品がいっぱいあるのですね。実はここは海にも近いので、サーフィン関係のものもあります。伊勢で海山を楽しめるなんて意外でした。

BUD PALMS

  • 住所:三重県伊勢市本町6-4 シャレオサエキ1F
  • TEL:0596-23-0028
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 公式サイト:BUD PALMS

パン

宿に帰り、さっきパンを買っていたことを思い出した私。パン屋さんが宿に運んできていた美味しそうな手作りパンにかぶりつきます。

いつも食べ物があり、眠る場所があること...それは当たり前のことではなく、ありがたいことなのだと気づきました。恵を与えてくださる豊受大御神に感謝しつつ、明日のお祭りを心待ちにしてこの日は眠りにつきました。

伊勢神宮の正式参拝とお神楽をはじめ、外宮や別宮を駆け巡り、夜の伊勢をじっくりと感じ取った1日。皆さんにも、伊勢神宮への参拝は日帰りではなくゆっくりされることをぜひおすすめします。

次回は翌日に執り行われた風日祈祭をご紹介します。

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Hinata Yoshioka
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記事投稿日:2022/08/28最終更新日:2022/08/28

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