カリフォルニアからアメリカ国内旅行、ルイジアナへの旅

海

ずいぶんとコロナ前の状態に日常が戻りつつあるアメリカ。スーパーもレストランも、マスク着用率はだいぶ低下し、最初のころはそれでも警戒していた私も、このところだいぶ気持ちに緩みが出てきているのは正直なところです。

そこでその波に乗り、この夏は3年ぶりの日本への帰省に加え、アメリカ国内旅行もこの夏の予定を組み込んでみました。今回は、アメリカの国内線での移動の現状と、行き先だったルイジアナ州のお話をご紹介させていただきたいと思います。

目次

ロサンゼルス国際空港にて

飛行機

実は、コロナ禍での国内旅行は去年の夏も経験済み。ロサンゼルス国際空港に行くために自家用車をエアポート近隣のホテル駐車場に停め、そこからシャトルに乗ってターミナルに向かうのですが、そこが大渋滞で飛行機に乗り遅れそうになったというあたふたを味わいました。その経験を生かし、少し早めに向かったものの、なぜか今年はまったくスムーズに到着。恐らくですが、さまざまなチェックが厳しかった去年と比べ、そういったものがなくターミナルの入り口も進むため、混雑がなかったと思われます。

空港

ターミナルに活気が戻っています。チェックインはオンラインで済ませていたのでそのままセキュリティーチェックに向かったところ、ここも人はたくさんいるものの流れはスムーズ。レッドアイ(夜中便)での移動だったのですが、普通に多くの人たちが行き来しマスク率も非常に少ない印象です。飛行機の中でのマスクも昨年は飲食時以外には着用が義務でしたが、今年は推奨をされているものの必須ではないためほとんどの人がマスクはしていません。もうこうなると、完全にコロナ前に戻ったと言ってもおかしくないほど、何も制限はないような気がしました。

ここのところ、日本もアメリカも感染者が急増したと言われていますので心配ではありますが、ワクチンを打ち、手洗いを心掛けコロナと共存していくことがノーマルとなるのかなと実感しています。

ルイジアナ州の魅力

さて、ここからは行き先のルイジアナ州での楽しみ方をせっかくなのでご紹介したいと思います。ルイジアナといえばニューオリンズですが、我が家が最初に行ったのはバトンルージュという街。州都なので名前は聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、とーっても田舎。緑や水辺がいっぱい近くにありカリフォルニアとはまったく違う体験がたくさんできるところです。

エビ、カニ、ザリガニ、大漁!

海

空港から1時間ほど走らせると、色々なところで魚、カニやエビなどを釣り上げることができるスポットがいっぱいあります。景色もきれいで、釣りを楽しまない人でもいるだけで癒される場所です。我が家は家族がカニ獲りにハマり、大きなクーラーボックス2つ分、なんと200杯にもなりました。

カニ

ブルークラブという種類のカニで、ルイジアナの人はお庭でBBQをするように、これらカニやエビ、クロウフィッシュ(ザリガニ)を大きな大きな鍋で辛いケイジャン味のスープで湯掻き、テーブルの上で剥きながらダイナミックに食べます。私も今回、恐らく5杯くらいは食べたかな?大満喫しました。

カニ

ワイルド・アニマルに出会える

自然が多いので、トレイルウォークも楽しみの1つ。水辺が近くにあるところでは、ワニを身近で見ることもできるんです。ただし気温がだいぶ高いこと、虫や蛇などもたくさんいるので、注意は必要です。私たちが歩いたときは、野うさぎや亀などまた黒光りした大きなバッタも発見。10cmくらいはあるでしょうか、こんなものが自分に向かって飛んできたら?と考えるだけで、鳥肌が立ちます。このように、これまで見たこともないものに出会えるのが魅力です。

バッタ

Bluebonnet Swamp Nature Center

大学キャンパスにまさかの!

バトンルージュには、LSU(ルイジアナ州立大学)のキャンパスがあります。フットボールの強いチームを持っていたり、NBAのレジェンドだったシャキール・オニールを筆頭に多くのスポーツ選手が卒業生だったりなど、全米でもとても有名な大学です。このキャンパス、本当にとても大きく、さらに施設もものすごくきれいに新しく整えられて充実しています。

強いだけあって、プロのフットボールの試合なども開催される大きなスタジアム「タイガー・スタジアム」がキャンパス内にあり、コンサートやルイジアナの大きなイベントなども毎年ここで開催されるそう。大学のマスコットがタイガー(虎)なのでスタジアムもそのままネーミングされているのですが、さらに驚くのがキャンパス内で本当の虎を飼っていること。大きく、何十ものネットで囲われたところに、立派な虎、その名も「マイク」が存在していました。

キャンパスで飼われる虎、これは一見の価値ありです。

トラ

Louisiana States University

外せないニューオリンズ観光

ニューオリンズ

ニューオリンズは、バトンルージュからも車で1時間強。観光がてらこちらにも足を伸ばして来ました。フレンチクォーターというメインの通り沿いを歩くと、バルコニー付きの建物だらけ。ホテルやアパートメントなのですが、フランスの田舎街に迷い込んだよう?な雰囲気でとっても可愛らしくて、こんなところに住んでみたくなりました。

この街は、「マルディグラ」というお祭りでも有名ですが、その時期じゃなくてもこのエリア自体がずっとお祭りのような印象。お酒は歩きながら飲めますし、レストランやクラブからは日が明るいうちからガンガン音楽が聞こえてきています。

蒸気船クルーズ

ここでもう一つおすすめなのが、ランチクルーズ。蒸気船クルーズに乗ってミシシッピ側を数時間クルーズしながら、ライブジャズが流れる船内でランチをいただくというものです。ケイジャン料理が振る舞われ、ゆったりと優雅な時間が楽しめます。

NEW ORLEANS STEAMBOAT COMPANY

エビや魚のフライ

ルイジアナはアメリカでも有数の観光地ですが、食べることが大好きな私は、食文化のことなしには語れない場所と思います。ガンボ、ジャンバラヤなど新鮮で風味豊かな魚介類を使った郷土料理がたくさんありますが、私がリピしてやめられないのが、ルイジアナの伝統的なサンドイッチ「Po Boy(ポーボーイ)」。

スタンダードは、エビや魚のフライとキャベツのサラダ、コールスローがフレンチロールのパンに挟まっているのですが、牡蠣好きさんにはぜひ試していただきたいのが、カキフライが挟まったオイスター・ポーボーイ。なかなかのボリュームで、とっても美味。こうして書いているだけで、また食べたくなってきました。

最後に...違う地域に行って私が必ずやりたいのが、近所のスーパーやコンビニに立ち寄ること。自分の住むエリアには売っていない面白いものに出会えるからです。今回見つけたのは、フルーツ炭酸飲料「ファンタ」の変わりフレーバー。「ドラゴンフルーツ」「ピニャコラーダ」を発見。その他、「ピーチ」「パイナップル」など、日本にはないフレーバーもたくさんありました。

ファンタ

カリフォルニアも魅力がいっぱいですが、同じアメリカでもまったく異なる雰囲気が楽しめる国内旅行。またルイジアナにもぜひ行きたいですし、他の州も見てみたい、味わってみたいと強く感じました。コロナが再度大きく広がらず、このままの生活が楽しめる日常でいられることを強く願っています。

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SOLO

ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。

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