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週末でも気軽に行ける船旅!神戸から大分へ、その旅の全貌をどうぞ
<トップ写真 提供:CITY SPAてんくう>
長い間ずっと我慢していた、旅。皆さんもきっとそうですよね、ようやく出かけられるようになって心の底から嬉しい思いでいっぱいです。近場を知る楽しさも見つけましたが、やっぱり心が求めているのは「非日常」の世界だったりもします。
今回は久々の遠出、旅のリハビリのような「船でゆったり移動の旅」です。とは言えスケジュールは弾丸、3泊4日のコンパクトな日程。私自身、こんなにあっという間の旅であれこれ周りきれるか不安もありましたが、行ってみたら全然楽しめました。
目次
船旅の素晴らしさはここにある
神戸出港の大分行き「フェリーさんふらわあ」に乗船し、いよいよ出発です。船での旅は今まで何度か経験があるのですが、何と行っても移動中がラク!飛行機やバスのように狭い空間に座りっぱなしでもなく、移動時間中も自由に行動できるのがいいんです。
乗船したのは夕暮れ時。すぐにレストランへ向かい、大きな窓のある席に座ります。ゆっくりと離れていく神戸の街を見ながらの夕食、お酒をたしなみながら心も体も緩んでリラックス状態へ。
大分に着くまでに、船は3つの橋の下を通るそうです。その内「明石海峡大橋」と「瀬戸大橋」の写真を撮りにデッキへと出てみたのですが、やっぱり陸から見るのと海から見るのとでは全然違っていて、その存在のあまりの凄さに圧倒されてしまいました。
デッキから眺める夜空も格別です。時間帯によっては満天の星空が楽しめるそうなのですが、この日は満月が美しく夜の水面を照らしていました。月灯りに照らされた島々や行き交う船...眺めているだけで何か物語を感じてしまうような素敵な時間でした。
朝、日の出と共に起きて大分に上陸すると、時間はまだ早朝。さて、どうやって過ごすものかと思いそうですが、実は事前に調べていた良い場所があるので早速向かってみましょう。
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大分を天空から見渡す絶景温泉
大分駅に着きました。駅ビル「JR大分シティ」の19階〜21階に「CITY SPAてんくう」という温泉があるのですが、そこで期間限定でやっている朝風呂プランがあります。その時間がちょうど朝6時半~9時半(最終受付8時50分)という嬉しい時間帯なんです(※)。
ここの露天風呂からの景色は、もう絶景!大分港から別府湾の向こう側まで続く海岸線や海と街を、一気に見渡せる素晴らしい景色なんです。まさに天空といった場所から眺める大分の風景、到着したばかりなのにもう既にこんなに幸せでいいのでしょうか。
<写真提供:CITY SPAてんくう>
この露天風呂の朝風呂プランは1,000円と安価ですが、朝11時以降はスパやカフェバー利用もできるヒーリングプランもあって更に楽しめます。夜は夜景がとても美しいようで、とことん満喫したい人は「JR九州ホテルブラッサム大分」に宿泊すると、何度でも無料で温泉に入れるようですよ。
>>公式サイト:天空の温泉 CITY SPAてんくう はこちら
※朝風呂に関しては、休館日もあるので要問い合わせ(TEL:097-513-2641)
>>CITY SPAてんくうのお知らせはこちら
あったかい砂に埋もれる珍体験?
さて、絶景温泉の次はデトックス、「別府海浜砂湯」へ行ってみましょう。JRで行くとJR別府大学駅から徒歩約3分なのですが、電車の待ち時間が長い場合があるので先に時刻表を調べておくことをおすすめします。本数が多い訳でもないので、そうしておくと移動がスムーズかもしれません
海岸に小さな小屋があり、その海側で「砂湯」に入ります。浴衣を着たままで暖かい砂に頭以外の全身を埋めてもらうのですが、結構面白い体験かもしれません。カメラを持っていくとスタッフの方が、砂湯体験している姿の写真を撮ってくれます。終わると、砂を流してから浸かれる湯船もあるのでご安心を。
極楽のような地獄へいざ参らん
別府海浜砂湯からバスで山側へ登ると、観光施設「海地獄」があります。この一帯には地獄がたくさんあり、地獄めぐりができることで有名な場所なのですが、私は個人的に「海地獄」だけでも十分に見応えがありました。
エメラルドグリーンが美しい海地獄は、98℃の熱泉。吹き上がる熱水の吹き上がる飛沫(しぶき)や湯煙がもくもくと天に登っていく姿が何というか、龍神さんのようでパワーが凄い!その中で茹でた温泉卵はさしずめ龍の卵とでも言いましょうか。
ここには真っ赤なお湯が沸く場所もあります。なぜ同じ敷地内でこんなにも違った色の世界が展開しているのでしょうか、不思議です。そして私は見落としてしまっていたのですが、なんと足湯があるそうなんです。源泉100%の掛け流しで足湯を楽しめるということですよ。
カフェテリアで涼みながら、海地獄に浸かって茹で上がった卵と名物のプリン、アイスコーヒーをいただきました。施設内はどこもお洒落で、庭園や温室もあり花々が美しい癒しの空間。地獄という名の極楽、パワースポットのようなエネルギー溢れる「海地獄」でした。
海の動物たちと同じ目線で遊ぼう
次の日に向かったのは「うみたまご」です。ここは、動物たちと仲良くなるというコンセプトを大切にしている水族館。「あそびーち」と呼ばれる空間では、のんびり過ごしているイルカたちに出会えます。
運が良ければペンギンのお散歩にも。リラックスした動物たちと一緒にいい時間を過ごすことができたのも、「うみたまご」ならではなのかも知れません。
>>公式サイト:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」はこちら
旅の終わりに
大分での滞在期間は1泊2日でしたが、充分に楽しめました。ここは九州の美味しいものがこぞって食べられる環境でもあります。また、熊本や宮崎などに行くにも案外近くて便利そうなので、もう一泊すれば他県まで余裕で遊びに出られそうでした。
ようやく遠い所へ旅できるようになった今、2年間ほど溜まった旅欲を満たすべくお出かけしてみてはいかがでしょうか。短い時間でパッと弾丸で行くも良し、少し時間をかけて九州を巡ってみるのも良し。そこに船旅の楽しさも加われば、非日常の感覚に包まれて心も身体も芯からリセットできるかもですよ。
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Hinata J.Yoshioka
- フォト&ライター。国内を転々と旅した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。世界を船でぐるり2周した物語もWebで掲載中!!