【愛知県】知る人ぞ知る四季の折々のお花見スポットをご紹介

菜の花

四季の移り変わりを感じる花々。日本の景色にはいつも花があります。

春は桜、菜の花、そして藤、梅雨には紫陽花、夏になるとひまわり、秋はコスモスそして紅葉。季節になるとどこに花を見に行こうか迷うのではないでしょうか? 

実は愛知県にもたくさんの花の名所があります。コロナ禍あまり遠くに行けない中、近場の花見スポットに出かけました。愛知県在住者が遠くまで行かなくても楽しめる四季の花々のスポットをご紹介します。

目次

春:東岡崎の河津桜

河津桜
<乙川沿いの河津桜>

河津桜は、桃色の花で寒緋桜と大島桜の自然交配種と言われる、伊豆の河津川沿いで発見された早咲きの桜です。河津桜は「葵桜」とも呼ばれ、例年2月下旬頃からソメイヨシノより濃いピンクの花を咲かせ、3月中旬頃まで人々を楽しませてくれます。

そんな河津桜を愛知県でも東岡崎で見ることができます。「岡崎市竜美丘会館」の裏手の乙川添いに800mに植えられた河津桜は満開になると川沿いが見渡す限りピンク色に染まって本当に綺麗です。春に先駆けて咲く桜は、気持ちがうきうきさせてくれます。

地元では散歩コースとして人気で、2019年に新しく整備された東岡崎駅周辺から乙川沿いをのんびり散策するのがおすすめです。

河津桜

河津桜、東岡崎

  • 住所:岡崎市竜美丘会館、愛知県岡崎市東明大寺町5-1
  • アクセス:名鉄東岡崎駅北口より東へ約15分(1.2Km)

春:伊良湖の菜の花

菜の花
<菜の花ガーデン>

1月中旬から3月下旬にかけて、渥美半島にある田原市で「渥美半島 菜の花まつり」が毎年開催されます。渥美半島では1千万本を超える菜の花が咲き誇り、至る所で黄色い絨毯を敷きつめたような菜の花畑がみられます。

菜の花まつりのメイン会場は伊良湖菜の花ガーデンです。約4haの敷地に200万本程の菜の花が咲き誇り、菜の花の中を歩くことができます。

一面黄色の菜の花畑にいると元気になります。

菜の花
<菜の花畑>

伊良子菜の花ガーデン

  • 住所:田原市堀切町浜薮
  • 電話番号:0531-23-3516(渥美半島観光ビューロー)
  • アクセス:(電車)JR「豊橋」駅下車。豊橋鉄道バス伊良湖本線「伊良湖ガーデンホテル前」バス停下車すぐ
  • HP:菜の花祭り

春:岡崎城の桜

桜
<岡崎城の桜>

日本さくら名所100選の一つに数えられる岡崎公園とその周辺の乙川及び伊賀川に咲く約800本のソメイヨシノ。満開の時には一面の桜の花が咲き競います。徳川家康の生まれたことで知られる岡崎城の天守閣に映える桜はいかにも日本の春の景色です。

桜
<夜桜と岡崎城>

毎年桜まつりが開催され、期間中には夜桜照明が実施されます。夜桜と照明に浮き上がる岡崎城の天守閣、その情景は東海随一といわれています。

桜
<舟からの桜見>

川に映り込む桜も風情があります。東海随一の桜を舟上から楽しめる「岡崎城下舟遊び」は大人気です。

岡崎公園

  • 住所:愛知県岡崎市康生町
  • 電話番号:0564-64-1637/(一社)岡崎市観光協会
  • 期間:2021年3月20日から4月7日
  • 夜間照明:桜まつりの期間中(18時~21時)
  • アクセス:名鉄東岡崎駅下車、徒歩15分
  • HP:岡崎の桜まつり

初夏:千種公園の百合

百合
<一面の百合>

百合は名古屋市の花です。名古屋市千種区にある千種公園には、21種の約10,000球もの百合が咲き誇る名古屋随一のゆり園があります。毎年5月下旬から6月中旬頃にかけて、黄、白、オレンジ、ピンクなど色鮮やかな百合が咲き誇り、多くの市民が訪れて花を楽しんでいます。

百合
<色とりどりの百合>

千種公園

  • 住所:名古屋市千種区若水1
  • 電話番号:052-781-5211
  • アクセス:地下鉄東山線「今池」駅下車。2番出口より徒歩15分
  • URL:千種公園 ゆり園

初夏:本光寺(幸田町)のあじさい

あじさい
<本光寺 山門>

島原藩主深溝松平家の菩提寺で「三河のあじさい寺」として知られる本光寺は、国の史跡に指定されています。境内には約1万本のあじさいが植えられ、毎年6月にあじさい祭りが開催されます。朱塗の山門へと続く石畳の参道の両脇に咲き誇る様々な色の紫陽花を楽しむことができます。

あじさい
<本光寺 山門に続く石畳の参道のあじさい>

本光寺

  • 住所:愛知県額田郡幸田町大字深溝内山17
  • 電話:0564-62-1111(代表)
  • 営業時間:早朝~日没 ※御朱印は9時~16時
  • 料金:無料【東御廟所】拝観料100円
  • 駐車場:有(無料/美化協力金300円あり)
  • URL:本光寺

秋:矢勝川堤の彼岸花

彼岸花
<矢勝川堤の一面の彼岸花>

毎年9月下旬になると、矢勝川堤の全長約2kmにわたって、地元の人々によって育てられた300万本以上の彼岸花が一斉に花をつけ、一面が真っ赤な絨毯に覆われる幻想的な光景が現れます。

愛知県半⽥市は「ごんぎつね」、「⼿袋を買いに」などで知られる新美南吉の出⾝地です。国語の教科書でも⻑らく親しまれている南吉は、⽣まれ育った岩滑地区を舞台に、⾥⼭での暮らしを多く描いています。南吉の歩いた懐かしい⾥⼭の⾵景は、地域の⼈たちの⼿によって、⼤切に守られています。

ごんぎつね
<ごんぎつねの像>

童話「ごんぎつね」に書かれた『ひがん花が赤い布のように咲いている』との描写にちなんで、子どもの頃に南吉と遊んだ経験がある小栗大造さん(当時・新美南吉顕彰会広報部長)の発案により、1990年に大勢の地域住民も参加して彼岸花の球根を植栽されました。秋の彼岸花の時期には「ごんの秋まつり」が開催され、彼岸花がライトアップがされます。

真っ赤な彼岸花の咲き誇る里山の風景を楽しみながら、新美南吉記念館に立ち寄って少しノスタルジックな1日を楽しんでください。

彼岸花
<真っ赤な彼岸花>

矢勝川堤

  • 住所:愛知県半田市岩滑西町1-10-1 (新美南吉記念館)
  • 電話:0569-26-4888
  • アクセス:名鉄河和線「半田口」駅下車。
  • 「新美南吉記念館」までは、駅から西へ徒歩約20分
  • HP:半田市観光ガイド

秋:祖父江のイチョウ

イチョウ
<祖父江のイチョウ畑>

花ではありませんが、秋に楽しめる風景としてイチョウをご紹介します。

生産量日本一のぎんなんの街、稲沢市祖父江町は、毎年11月中旬から下旬に「黄葉まつり」を開催しています。祖父江町内には1万本以上のイチョウの木があり、町全体が金色に染まるこの時期、イチョウ黄葉まつりの会場になっている祐専寺や名鉄山崎駅周辺は樹齢200年を超える古木や久寿銀杏の原木、イチョウ並木のトンネルなど見どころがいっぱいです。期間中は17:00~21:00までライトアップされます。

祖父江は、木曽川がもたらした肥沃な大地で育つイチョウの樹から採れる江戸時代から続く大粒の「祖父江ぎんなん」の産地です。品種には久寿(久治)、金兵衛、藤九郎、栄神。大粒でもっちりとした食感が特徴で、東京の一流料亭でも高い評価を得ているそうです。祭り中は銀杏を売る屋台もたくさんでていて、お土産に人気です。 

黄金に染まる街を歩いて秋を満喫してくださいね。

イチョウ
<黄葉>

祐専寺

  • 住所:愛知県稲沢市祖父江町山崎柳野11
  • 電話:0587-97-5800(祖父江イチョウ黄葉まつり実行委員会)
  • アクセス:名鉄尾西線 山崎駅下車. 徒歩3分で祐専寺へ
  • URL:イチョウ黄葉まつり

まとめ

愛知県にある季節の花々のお花見スポット、いかがでしたか?他にも有名な桜の名所(名古屋城、五条川、山崎川等)、藤の名所(江南市の曼荼羅寺公園等)、紅葉の名所(香嵐渓、徳川園等)がありますが、今回はあまり知られていない様々な花の名所をご紹介しました。コロナ禍、多くのお祭りは中止になっています。また季節の花は毎年満開の時期が変わるので、ウェブサイトで開花状況を確かめてからお出かけください。

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Sachiko

名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。捨て猫2匹をインドネシアで拾い、日本まで連れてきました。

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