アートで有名な「佐久島」を巡る!都会からでも気軽に行ける島の魅力を紹介します

イーストハウス

愛知県三河湾に浮かぶ「佐久島」。自転車でぐるっと一周できてしまうほどの小さな島ですが、今「映えスポット」として若者の間で人気になっています。その理由の一つに、佐久島が島おこしで行ってきた「アート」の取り組みがあります。

有名なアート以外にも、美しい景観やグルメも楽しめる佐久島。この記事では、そんな佐久島の魅力をたっぷり紹介します!

目次

佐久島ってこんな島

佐久島お散歩マップ

佐久島は渥美半島と知多半島の間、三河湾のほぼ真ん中に位置しています。面積は173ヘクタールで、東京ディズニーランドの約3.5倍ほどの大きさです。

佐久島は西尾市にある一色港から船で約20分の距離。コンビニも信号機もない、人口約250人の小さな島ですが「気軽に行ける島」として人気の観光地になっています。佐久島には自転車のレンタル屋さんがたくさんあるので、自転車を借りてぐるっと島散策をするのがおすすめ。私も自転車を借りて周りましたが、海風がとても気持ちよかったですよ。

佐久島への行き方

フェリー乗り場
<佐久島行きのフェリー乗り場>

まず、定期便が出ている一色港まで電車で行く場合は、名古屋駅から名鉄電車で西尾駅に。そこからは名鉄バス(西尾一色線)に乗り、「一色さかな広場・佐久島行き船乗り場」で下車します。西尾駅から、一色港までのバスは1日5本しかないので、事前に時刻表を調べておきましょう。

車の場合は、阿久比ICから一色港まで約40分です。カーフェリーではないので、車で渡ることはできません。車は、一色港に約1,000台ある無料駐車場に停めておけますよ。

一色港からは、1日7本の定期船が出ています。佐久島には2つの港があり、若者向けのおしゃれなカフェが多く、有名な「おひるねハウス」に近い西港と、民宿や食堂、海水浴場に近い東港があります。

さあ券売機でチケットを買って、いざ船に乗り込みます!

フェリー

一色港

  • 料金(片道運賃):大人(中学生以上)830円 小児(小学生)420円
  • 住所:愛知県西尾市 一色町小薮船江東169
  • 電話:0563-72-8284

アートの島

佐久島が一躍有名になったのは「アートの島」としての取り組みがきっかけです。2001年から始まった島おこしプロジェクト「三河・佐久島アートプラン21」というもので、様々なアーティストが作ったアートが20点以上あります。

魅力的なアート作品を、東から順番に紹介していきます。

1. イーストハウス

イーストハウス

東港のすぐ近く、海の上に細長く出っ張った部分に突如表れる白い箱状のもの。自由に登って写真撮影が楽しめます。

イーストハウス

海と不思議なアートのコラボで、映える写真スポットとして人気です。

2. 佐久島のお庭

佐久島のお庭

イーストハウスの先に進むと、公園のような広場があります。山に登って遊んでみてくださいね。

佐久島のお庭
<こんなオブジェも>

3. 佐久島の秘密基地/アポロ

アポロ

さらに東に行くと、黒い不思議な物体に遭遇しました。アポロ11号をイメージして作られた作品です。

アポロ

細い入口を入って階段を登ると、中にはベンチがあります。

アポロ

窓からは海が一望できますよ。

4. おひるねハウス

おひるねハウス

西側へ行くと、最も有名なスポット「おひるねハウス」が。9個に仕切られた箱の中に入れば、素敵な写真が撮れますよ。

おひるねハウス

私は冬のオフシーズンに行ったので人はほとんどいませんでしたが、夏のオンシーズンに行くと写真撮影待ちの列ができるんだとか。

5. 大和屋観音

大和屋観音

道の隅にぽつんといる観音様。人気のカフェ「もんぺまるけ」の隣にあります。

6. 星を想う場所

星を想う場所

島の北、海沿いの道にある作品。シーグラスがたくさんついていて、海を連想させます。

佐久島の見どころ

アート作品以外にも佐久島の見どころはたくさん!ぜひいろんなところを周ってみてくださいね。

1. 海

佐久島

島なので、魅力の一つはなんといっても海!冬はオフシーズンで、島内のカフェやお店はほとんど営業していませんが、その代わりにきれいな海が楽しめます。佐久島の海は、冬の方が透き通ってきれいなんだそうですよ。

佐久島

ゆっくり宿泊すると、こんなにきれいな夕日も見られます。

2. ノンとビリー

ノンとビリー

島の西側と東側をつなぐ「フラワーロード」沿いにいるのが、ヤギのノンとビリー。近くで見られる2匹のヤギに癒されます。

3. 古墳

古墳

実は古墳も多い佐久島。島の東側には「平古古墳」という小さな7つの古墳群があります。

古墳

古墳までの道は、トトロみたいな雰囲気がありますね。

4. 筒島(弁天島)

筒島

伝説の弁天様をまつる神聖な小島。「願いが叶う石」と言われる島の伝説があり、願い石を奉納できます。(奉納料300円)

願いが叶う石

石の裏に願い事を書いて、お供えしてきました。

願いが叶う石

5. グルメ

佐久島は新鮮な魚介類を使ったお料理が食べられることでも有名。一番の名物アサリを筆頭に、タコや冬にはカキも楽しめます。

OLEGALE

冬は休業中の店が多い中、営業していたOLEGALE(オレガレ)。ランチはもちろん、マフィンやクッキーなどのスイーツ、ドリンクも充実しています。

オレガレのしらす丼
<オレガレのしらす丼 ¥750(税込み)>

新鮮なしらすとあおさが絶品!ほどよく半熟のたまごとも相性バツグンでした。

【OLEGALE(オレガレ)】

  • 住所:愛知県西尾市一色町佐久島 珍蒔15
  • 電話:090-1232-7484
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:水曜日
  • Facebook

若者向けのおしゃれなカフェもたくさんあり、1日だけでは周りきれないかも!佐久島は小さいので、日帰り旅行でも十分楽しめますが、民宿に泊まってゆっくりするのもおすすめ。民宿では、島自慢の魚介類を使ったお料理が堪能できますよ。

まとめ

スイセン
<島中でたくさん見かけたお花>

佐久島といえばアートで有名な島ですが、アート作品以外にもたくさんの魅力がつまった場所でした。

冬の1〜2か月間は休業しているお店が多いのですが、その分人も少なく、ゆったりと島の自然を楽しめました。もちろんオンシーズンに行って、島のおしゃれカフェを楽しむのもありです。

最後に一つ注意点を。一色港から西尾駅までの最終バスは18:00です。そのため、西港を17:22に出発する船を逃さないようにしてください。

名古屋から気軽に行ける自然とアートの島、佐久島を楽しんでくださいね。

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あぬ

旅好き、インド好きのフリーライター。インドでの就業経験や、ニュージーランドでのワーキングホリデーを経て、現在は愛知県在住です。地域の魅力を最大限に発信できるライターを目指しています。

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