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【これを読めば日本一周に出発できる!】経験者が語る必要な準備とノウハウについて!
こんにちは!50ccの原付バイクで約500日かけて日本一周をしていました、久光佑弥と申します。
今回は、日本一周の旅の準備やノウハウについてまとめてみました。「日本一周したい!」という方はぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそも日本一周ってなに?自分にとっての日本一周を考えよう!
そもそも日本一周って何なのでしょう?ひと口に日本一周と言っても、その定義は実は曖昧です。
- 47都道府県制覇
- 海沿いにグルっと一周
- 全県庁所在地制覇
- 日本全市区町村1,718箇所制覇
- 日本東西南北制覇
- 沖縄から北海道まで一直線に(日本縦断)
- 地方ごとに分割して少しずつ日本一周する
- ヒッチハイクで日本一周
などなど...書き出したらキリはありませんが、代表的なのはこのくらいでしょうか?日本一周自体には明確な定義はなく、「日本一周で自分が何をしたいのか」によって、内容も大きく変わってくることでしょう。
何を目的にするかで全く違った日本一周になる!
日本一周の目的は人によっても様々です。
- 絶景が見たい
- その土地の食べ物が食べたい
- たくさんの人と逢いたい
- とにかく行ったことのない場所に行きたい
- 温泉に入りたい!
- アニメや映画の聖地巡礼がしたい!
などなど。「日本一周して自分は何をしたいのか?」ということを考えてみると、旅のテーマや、周り方も見えてきます。
移動方法を決めよう
続いては、日本一周の移動方法についてです。まずは一般的な方法からご紹介。
徒歩
- 期間:2〜5年
- 予算:200〜500万円
- メリット:歩いてじっくりと景色を楽しめる
- デメリット:体力が必要。時間がかかる。
- こんな人におすすめ:体力には自信がある人。時間に余裕がある人。じっくり日本を見たい人
徒歩で日本一周は、時間をかけてじっくりと日本を回りたい方におすすめです。人によって期間やスタイルが大きく変わるのが特徴で、僕が知る限り5年ほどかけて日本の全市区町村を周った旅人もいます。一日中道路を歩くこともザラにあるため、野宿がほぼ必須になります。
自転車
- 期間:半年〜2年
- 予算:50〜150万円
- メリット:自転車で旅ができる。自分の力で移動ができる
- デメリット:体力が必要。坂道を登るのが大変。
- こんな人におすすめ!:自転車が好きな人。自分の力で旅をしている実感を得たい人
自転車で旅をする人を「チャリダー」と呼んだりもします。エンジンの力に頼らず、徒歩よりも早い、絶妙なスピードで旅をすることができます。個人的なイメージですが、自転車旅をする人は、そもそも自転車好きで、人馬一体で旅をしている印象があります。
50ccの原付バイク
- 期間:半年〜1年半
- 予算:100〜150万円
- メリット:車やバイクよりもじっくりと景色をみることができる。体力を消費しない。ガソリン代が安い
- デメリット:高速道路に乗れない。都会は駐輪場が少ない。バイクに比べて遅い。(車と違い)雨などの天候の影響を受ける
- こんな人におすすめ:体力に自信はないがじっくり旅がしたい
僕が日本一周に選んだのは、スーパーカブ50という原付バイクでした。車だと通り過ぎてしまうような、何気ない景色を感じることができます。個人的に、「移動自体も旅の目的」とするには、原付の速度が最低ラインのような気がします。
バイク
- 期間:3ヶ月〜半年
- 予算:50〜100万円
- メリット:自転車や徒歩に比べて圧倒的に早く移動ができる
- デメリット:(車と違い)雨などの天候の影響を受ける。都会は駐輪場が少ない
- こんな人におすすめ:バイク乗り。その土地の雰囲気を感じつつ、限られた期間で旅がしたい人
バイク乗りなら一度は憧れる、バイクでの日本一周。自分の愛車で日本中を走ってみたい方はぜひ。
車
- 期間:3ヶ月〜半年
- 予算:150万円〜
- メリット:天候を気にせず移動できる。車中泊ができる。夜間の移動が楽
- デメリット:移動が単調になってしまうことがある。ガソリン代が高い
日本一周中はキャンピングカーで旅をする老夫婦の方にもよく出会いました。準備は大変そうですが、比較的余裕をもって旅がしたい方におすすめです。
信じられない方法で日本一周する猛者たち
日本一周勢の中には、驚くような方法で日本一周をする猛者たちもいます。僕が知っている範囲だけでも...
- スケボーで日本一周
- リアカーを引いて全国で立ち飲みバーを開きながら日本一周
- 予算10万円で日本一周
- 大学生をしていてリモートで講義を受けながら日本一周
- Uber Eatsの稼ぎだけで日本一周
- 人力車で日本一周
- スーパーの買い物カゴで日本一周
- マスクを売りながら日本一周
などなど...普通の感覚だと一周固まってしまうような方法で、日本一周をしている人たちも。普通の旅では満足できない!という方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
予算や期間について
続いては、「旅の予算」についてお話ししていきます。
「日本一周したいけど、お金がいくら必要かわからない」、「途中でお金がなくなったらどうしよう」...そんな不安のある方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、日本一周の予算は
【1日にかかる金額】×【日数】+【その他】
で予測することができます。
【1日にかかる金額】は、
- 宿泊をどうするのか?
- ガソリン代の有無
- ご当地グルメをどれくらい食べるか
- 観光地にかけられる金額の上限
などから考えていきます。
例えば1年間の旅をすると仮定した場合、毎日、野宿や無料キャンプ場を利用するのであれば、宿泊費は0円になりますが1泊5,000円のビジネスホテルに毎日泊まれば、約180万円になります。
バイクや車で旅をする場合は、自分の愛車の燃費次第でガソリン代も変わってきます。
毎日お昼に1,000円のご当地グルメを食べるのであれば、1年間で365,000円がグルメ代にかかる計算になります。
観光地には入場料が必要な場所も多いため、訪れる場所によっては観光費もかかります。
このように、「自分が1日あたり何円くらいかけられるのか」によって、予算も変わってきます。単純に日数をかけることで、旅全体の予算が見えてきます。
【その他】とは
- 沖縄や八重山諸島に行くか
- 離島にいくか
- アクティビティをするか
などによってかかる金額によります。
例えば沖縄に行く場合、鹿児島からフェリーを利用し、原付を載せた場合、往復で約4万円かかります。沖縄に行くとやりたくなるのがダイビングですが、ダイビングのライセンスを取得したり、実際に行うためには何十万円もかかったりします。
旅に出ると「あれもやりたい!これもやりたい!」となりますが、実際は予算と相談しながら取捨選択していくのが現実です。
ルートについて
期間や予算が決まったら、旅のルートについても考えてみましょう。
一筆書きで、時計回りか反時計回りでぐるっと日本を一周する方が多い印象です。個人的には時計周りがおすすめです。理由としては、左車線で走った時に、左側に海が見えるからです。
旅の準備をする
旅によって必要なものは様々ですが、おすすめは、「衣食住」で考えることです。
- 衣:着替えを何日分持っていくか、雨具やサンダルなど
- 食:自炊をするかどうかで大きく変わってきます。食費を抑えるためにはある程度の自炊は必要になり、そうなると調理器具をどこまで揃えるかも考えなければなりません
- 住:野宿やキャンプを想定しているなら、テントや寝袋などのアウトドア用品は必要になってきます
まとめ
いかがでしたでしょうか?日本一周をこれからやってみたい!と考えている方に向けて、少しでも参考になれば幸いです。
次回は僕の日本一周について詳しく紹介していこうと思います。それではまた次の記事でお会いしましょう。最後まで読んでくださりありがとうございます。
日本一周の体験記事はこちら>>日本一周にいってきました!〜訪れて良かった場所と旅で学んだこと〜
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ひさみつ
- 写真と文章で僕が訪れた地の魅力をお伝えします。フリーランスのライター・フォトグラファーとして活動中。