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「フランス人の好きな村」モントルイユの楽しみ方

記事投稿日:2021/12/17最終更新日:2021/12/17

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モントルイユ

<TOP画像:モントルイユ城塞の入り口 ©Kanmuri Yuki>

フランス本土が接する4つの海(北海、イギリス海峡、大西洋、地中海)のうち、ラ・マンシュと呼ばれるイギリス海峡に接する海岸線は、コート・ドパール(オパール海岸)と呼ばれます。その美しい名にふさわしく、広い砂浜と砂丘に、絶景が望める断崖の上の岬が連なる地域で、グレース王妃や前モナコ大公をも魅了したことで知られます。

目次

城壁に囲まれた中世の町

さて、今日ご紹介するのは、そのオパール海岸から10kmほど内陸に位置するモントルイユ・シュル・メールです。内陸部であるにもかかわらず、カンシュ川に面していることから、古くは港町として歴史に名を刻みました。現代では人口2,000人に満たぬ街ですが、歴史的建造物も複数残っており、歴史好き、自然好きには恰好の行き先です。

モントルイユ
<モントルイユの街角 ©Kanmuri Yuki>

高台にあるヴィル・オートと低地のヴィル・バスのうち、観光に値するのは前者です。この高台部分は13世紀と16世紀に築かれた城壁に囲まれています。

町を取り囲む城壁1周3km

私がすすめるモントルイユの味わい方は、1にも散策、2にも散策です。

まず1番に歩いていただきたいのが、高台の町ヴィル・オートを取り巻く城壁約3kmの散歩道!高台を取り巻く城壁とあり、その高さは約40m。歩くだけで、眼下にカンシュ川、谷間の田園、古い僧院と、パノラマが次々に展開していきます。1時間弱で1周できますが、木陰の道にはベンチも置かれていますから、思い思い好きなペースで楽しめます。もちろんお代もかかりません。

散策路
<散策路 ©Kanmuri Yuki>

ただひとつ気を付けたいのは、散策路から外れないこと!手すりなどは一切ないので、小さなお子さん連れの方は特にお気を付けください。大人の方でも強風時や薄暗い時間は、誤って道を踏み外すと大変ですからくれぐれもご注意を!

夕焼け
<城壁から見渡す夕焼け ©Kanmuri Yuki>

城壁の外側、野原コースは4km

この城壁のふもとになる外回りにも散策路が設けられており、こちらは約4kmの距離になっています。石とレンガで築かれた高い城壁の下に広がる草原を、野の花を愛でながら歩くコースです。

城壁
<城壁。右下に細く見えるのが外回りの散策路 ©Kanmuri Yuki>

これだけでは歩き足りない!という向きには、そのほか市外へ抜けたり、川沿いを辿ったりする6km~26kmの散策コースが幾通りもありますので、ぜひトライしてみてください。

モントルイユ・シュル・メール

HP:モントルイユ・シュル・メール

オパール海岸モントルイユ・シュル・メール観光局

HP:オパール海岸モントルイユ・シュル・メール観光局

16世紀の城塞と18世紀の家々

また、城壁の中、18世紀の建築物が多く残る街並みも必見です。緑と花が溢れるようなファサードも多く、街角を曲がるたびに見惚れてしまいます。石畳の通りも多いので、町中といえども歩きやすい靴をおすすめします。

モントルイユ・シュル・メール
<モントルイユ・シュル・メール ©Kanmuri Yuki>

城壁の北西部に緑の星のように横たわるのが、シタデル城塞です。これは16世紀、時のフランス王シャルル9世の命により、中世の城跡に築かれたもので、上述した城壁同様フランスの歴史的建造物に指定されています。

シタデル
<シタデル内一部 ©Kanmuri Yuki>

現在は博物館として公開されており、城塞内の建物のあれこれ(見張り台、塔、牢屋、武器格納庫、チャペルなど)を見学できます。外から想像するよりかなり広く、展示も見ごたえのあるものです。

モントルイユ城塞

  • 住所:rue Carnot, 62170 Montreuil-sur-Mer
  • 営業時間:毎年季節により変動。(2021年ver)11月1日~29日 14:00~17:00、12月18日~2022年1月3日 13:00~16:30
  • 休業日:夏以外の火曜日
  • 入場料:6ユーロ
  • HP:モントルイユ城塞

ヌーヴィルの旧カルトジオ会僧院

モントルイユの城壁からは、ヌーヴィルののシャルトルーズも見えます。シャルトルーズとは、カルトジオ会という修道会の僧院を指す言葉です。今でもシャルトルーズと呼ばれてはいますが、カルトジオ会僧院として用いられたのは1324年~1901年のことで、その後は、ホスピスや女子修道院として使われた建物です。いま現在は、近い将来ホテルと文化施設に生まれ変わるべく工事中ですが、一部は元の姿のまま保存され、一般に公開されています。

カルトジオ会僧院
<菩提樹が真ん中に立つ中庭 ©Kanmuri Yuki>

僧院の中は、ガイドツアーのみですが、庭園は自由見学が可能です。ガイドツアーでは、チャペルや、回廊、図書室、中庭、修道士らの生活した独房と労働の場などを見学できます。庭園は僧院の片面に広がっており、薬草園なども一部再現されています。モントルイユからは約2kmと近い距離ですから、モントルイユ観光の折には、ヌーヴィルのカルトジオ会僧院も忘れずに訪れてほしいと思います。

カルトジオ会僧院
<僧院の庭園 ©Kanmuri Yuki>

旧カルトジオ会修道院(Chartreuse de Neuville)

  • 開館時間:11時~13時、14時~18時
  • 休館日:月曜日
  • 入館料:10ユーロ
  • 庭は自由見学
  • 建物は約1時間のガイドツアーのみ(時期・季節によって時間に変動あり。週末は11:00、14:30、15:30、16:30の4回)
  • HP:旧カルトジオ修道院

モントルイユ・シュル・メールへの行き方

フランス国鉄を使ってモントルイユ・シュル・メールまでの行くには、まずは海辺に近いエタプル・ル・トゥケ(Etaples le Touquet)駅まで移動し(リルから1時間半、パリから2時間50分、アミアンから1時間)そこでローカル線に乗り換える形になります。エタプル・ル・トゥケからは約8分で着きます。

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冠ゆき
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記事投稿日:2021/12/17最終更新日:2021/12/17

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