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【ギリシャ】華やかさが戻ってきたクリスマス

記事投稿日:2021/12/13最終更新日:2021/12/13

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ギリシャのクリスマス

もうすぐクリスマスですね。

コロナ禍では2回目のクリスマスとなりますが、ギリシャではどんな感じなのか、最近の街の雰囲気やギリシャならではのクリスマスの伝統などお伝えします。

目次

シンタグマ広場のイルミネーション

去年は11月からロックダウンに入り、12月はじめの時点では閑散として寂しい印象だったアテネ中心エリア。通常でもギリシャはクリスマスの飾りつけが少し遅めだったりしたのですが、今年は11月の終わりごろにシンタグマ広場にクリスマスデコレーションが施され、久々にクリスマスシーズンのワクワク感が戻ってきました。

クリスマスツリー

先日は私たちも、イルミネーションを見にちょっと出かけてみました。

平日の夜でしたが結構な賑わい。広場では立ち止まって写真を撮る人が大勢いました。ギリシャは入国制限があまり厳しくないので、外国からの観光客も結構多く見かけます。

クリスマス イルミネーション

クリスマス イルミネーション

クマや汽車のイルミネーションは子供たちに人気でした。

今年はお店もオープン!(ただし制限あり)

クリスマスツリー
<アテネのショッピングモールGolden Hallのクリスマスツリー>

観光業が国の主要な産業のひとつであるギリシャでは、去年も夏の間規制を緩めて観光客を受け入れていました。ギリシャ人も夏は開放的にバカンスを楽しんだりしていましたが、やはり秋から徐々に感染者が増えてしまいます。去年はそれで11月からロックダウンになったというのは前述の通りですが、ワクチンの接種も開始された今年は方針を変え、経済優先に。

実は今までにないほど感染者は増えているものの、少なくとも12月上旬現在では「もうロックダウンはしない」とのこと。できる限りの予防をして普通の生活を送ろうという方針になっています。

思い起こせば、普段から食料や生活必需品の買い物以外ほとんど出かけない私にすら前回のロックダウンはかなり不便で大変でした......一般商店に不公平にならないため、スーパーで購入できる商品も限られてましたので。もうあれは懲り懲りです。

クリスマス

今年は観光シーズンに向け春から徐々に規制が緩和され、現在は買い物もできるし飲食店でイートインもできるのでほぼ普通の生活に戻ったかのよう。もちろん、マスク着用義務やさまざまな感染予防のルールはあるのですが。

クリスマス

ただし、「普通(っぽい)生活」をできるのはワクチン接種完了した人か半年以内にコロナに感染して治癒した証明書を持つ人のみ。いろいろオープンになった代わりに、ワクチンを接種していない人にはどんどん厳しい制限が加えられています。

船のクリスマス飾り

あちこちにクリスマスのデコレーションがされ、近所を歩いていても目を楽しませてくれます。普通にクリスマスツリーを飾っているおうちやお店が多いですが、昔ながらの船のクリスマス飾りもちらほら見かけます。

ギリシャではクリスマスに船の模型を飾るのが伝統とされます。起源や由来については諸説あるのですが、昔は船員として働いている男性が多かったので、航海に出ている家族が無事に戻ることを祈ってどこかの島から始まった習慣だと言われています。

船員の守護聖人である聖ニコラオスにも関係があるようで、この聖人の祝日である12月6日に飾りつけをし、1月6日のテオファニア(主顕現祭、神現祭)まで飾っておきます。ギリシャのクリスマスキャロルはクリスマスと大晦日とテオファニア前日に子供たちがトライアングルを鳴らしながら家々を回って歌いに行くのですが、昔はこの時にも船の模型を持って行ったそうです。

船のクリスマス飾り

こちらは近所のお店で見かけた船のクリスマス飾り。写真がぶれてしまいましたが「アギオス・ニコラオス」と書かれています。

クリスマス飾り 2013年

シンタグマ広場のクリスマス飾りが船のイルミネーションだったことも。2013年撮影です。

ギリシャ人のクリスマスの過ごし方

現代ギリシャでのクリスマスは、ツリーを飾り、家族で集まってお肉のローストなど食べて......という感じでヨーロッパの他の国々とあまり変わらない気がします。日本ではクリスマスが終わるとすぐにお正月モードになりますが、ギリシャでは1月6日まで一続きのお祝いなので、そこまで慌しくはないですが。ツリーもそれまでずっと飾りっぱなしなのです。

ちなみにギリシャでクリスマスツリーが飾られるようになったのは、初代ギリシャ国王のオソン1世(バイエルン国王の息子でドイツ人)により始められたものでした。その後、クリスマスツリーを飾る習慣が少しずつギリシャに浸透していき、ヨーロッパ式のクリスマスの習慣も徐々に取り入れられるようになりました。

たとえばプレゼントですが、ギリシャでは聖ヴァシリス(1月1日が祝日)が運んでくるものとされ、元々は新年に貰うものでした。現代ではクリスマスプレゼントの習慣も一般化していますので、子供たちはクリスマスと新年の2回プレゼントを貰うこともあります。料理も、現代ではヨーロッパ風のローストターキーなどがよく食べられています。

一方、古い習慣や伝統も大事にされているので、クリスマスの船をはじめ伝統的な習慣(新年に海葱をドアに飾ったり、ザクロ割りをしたり)も受け継がれています。

クラビエデス

この時期ギリシャへ来たら、クリスマスの定番スイーツもぜひお試しを。粉砂糖がたっぷりまぶされたアーモンド入りバタークッキー「クラビエデス」と、蜂蜜シロップをしみこませたスパイス香るクッキー「メロマカロナ」は特によく食べられるものです。

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記事投稿日:2021/12/13最終更新日:2021/12/13

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