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国営ひたち海浜公園の完全ガイド~ネモフィラ・コキア以外の魅力もたっぷり紹介~
春には青のネモフィラ、秋には真っ赤なコキアが丘一面を埋め尽くす絶景。それがもはや代名詞ともなった茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」。
しかし、太平洋に面した広大な敷地面積の園内には、ネモフィラやコキアだけではない、大人から子どもまで幅広く楽しめる魅力がふんだんに詰まっています。
今回は国営ひたち海浜公園を120%満喫できるよう、広い園内をくまなく紹介します。
目次
<3. 国営ひたち海浜公園を遊び尽くすための便利な移動手段はコレ!>
<5. みはらしエリア:国営ひたち海浜公園の絶景スポット!>
<6. 西口エリア:26万本のチューリップに囲まれて心躍る♪>
<7. プレジャーガーデンエリア:大きな観覧車や絶叫マシーンのある遊園地>
<8. 草原エリア:「きっもちぃ~!」と思わず叫びたくなる大草原!>
<9. 砂丘エリア:海を一望して物思いにふけってみるのもあり!?>
<11. 樹林エリア:心静かに日ごろの疲れを癒してください>
<13. わたしが見つけた、国営ひたち海浜公園のお気に入りスポット>
1. 国営ひたち海浜公園ってどんなところ?
茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園は、東京ドーム約46個分、東京ディズニーランドに至っては4個分にも相当する開園面積約215ヘクタールの広大な国営公園です。
「四季を通じて彩り豊かな草花を楽しめるほか、園内には草原や砂丘、樹林など自然に親しめる場所があり、遊園地、サイクリングコース、アスレチックなどのレジャースポットも点在していて、思い思いの時間を過ごすことができます」と語るのは当園広報担当の星さん。
令和3年(2021年)10月5日をもって開園30周年を迎えた国営ひたち海浜公園。今や当園の代名詞であるネモフィラやコキアだけではない、さらなる魅力を発信し続けています。
2. 国営ひたち海浜公園へのアクセス
まずは国営ひたち海浜公園へのアクセスを見ていきましょう。
車の場合
車でのアクセスは至ってシンプル。東京・宇都宮方面からは北関東自動車道を茨城方面へ直進、そのまま東水戸道路、常陸那珂有料道路を経て「ひたち海浜公園IC」を降りてすぐです。
ネモフィラやコキアのシーズンは駐車場が混雑し渋滞が発生する恐れがあるため、その際は、ひたち海浜公園ICより一つ先の終点「常陸那珂港IC」(区間無料)で降りて、迂回しながら西駐車場へ入場する方法が推奨されています。
また、駐車場選びも重要なポイント。
ネモフィラやコキアなどで有名な「みはらしの丘」、そして「たまごの森フラワーガーデン」を中心に利用する場合は西口・翼のゲート近くの西駐車場(2,000台)、「プレジャーガーデン(遊園地)」などを中心とする場合は中央ゲート・南口ゲート近くの南駐車場(2,000台)、「大砂丘」「バーベキュー広場」「林間アスレチック広場」などを中心とする場合は海浜口駐車場(350台)がおすすめです。
当日の駐車場の混雑状況は当園駐車場公式Twitter<@HitachiKaihin_P>でも随時発信されているので要チェックです。
バス・電車の場合
電車・バスを利用の場合は、JR常磐線勝田駅東口2番のりばから茨城交通バスで海浜公園西口まで約15分(運賃400円)です。ネモフィラやコキアのシーズンは臨時直行便が運行され、また入園券と路線バス一日フリー券がセットになったお得なチケットも販売されます。詳しくは、茨城交通の公式サイトをご確認ください。
そのほか、勝田駅でひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換え、終点阿字ヶ浦駅から南口ゲートまで徒歩約20分の方法もあります。
繁忙期は臨時特急列車や高速直通バスなども運行されます。詳しくは、国営ひたち海浜公園公式サイトをご参照ください。
>>>国営ひたち海浜公園へのアクセス方法はこちらをご参照ください。
3. 国営ひたち海浜公園を遊び尽くすための便利な移動手段はコレ!
国営ひたち海浜公園はとても広く、徒歩移動には限界があります。園内移動手段を使って効率よく周りましょう。
シーサイドトレイン
「シーサイドトレイン」は、園内9つの停留所で乗り降り自由な園内周遊バスです(一周約40分) 。
ゆったりとしたペースで、園内の主要ポイントを周遊します。
<シーサイドトレイン(通常便)の基本情報>
- 1日周遊券料金:600円(3歳以上)、3歳未満無料
※ペット同伴不可
※障がいのある方も有料。その場合、障害者手帳の提示で付添者1名無料
※ベビーカー、車いすの方は折りたたんで利用可(ただし、シーサイドトレイン1台につき、車いす1台のみ、車いすに乗ったまま乗車可能)
ネモフィラやコキアのシーズンは、シーサイドトレインの通常ルートが変更されるとともに、西口・翼のゲートからみはらしの丘への直行便が臨時運行されます。周遊便か直行便かは車体の色でも見分けられます。
ちなみに、直行便の場合、途中下車不可かつ片道きっぷのみの販売となっているためご注意を。もし、みはらしの丘以外にもあちこち見て回る予定であれば一日周遊券を購入しましょう(ただし周遊券では直行便には乗車できません)。
サイクリング(レンタルサイクル)
広い園内を自由に動き回るには自転車が便利! 風を切って走れば気分爽快です。
自転車持ち込みも可能な全長約11kmのサイクリングコースは、無料で利用できます。
レンタルサイクルも利用できます。レンタルサイクルを行っているサイクルセンターは園内に4ヶ所(西口サイクルセンター、中央サイクルセンター、海浜口サイクルセンター、南口サイクルセンター)。駐車場や入園されるゲートなどに応じて借りる場所を選びましょう。
<レンタルサイクルの料金>
- 大人:基本料金450円、以降30分毎70円、1日券650円(春秋の繁忙期除く)
- 小人:基本料金250円、以降30分毎30円、1日券350円
- 電動アシスト付自転車:基本料金750円、以降30分毎140円
※基本料金は3時間込
取り扱い車種や細かい注意事項は下記公式サイトをご参照ください。
>>>国営ひたち海浜公園のレンタルサイクルに関する詳細はこちらをご参照ください。
園内は歩行者専用道路とサイクリングコースに分かれています。誤って歩行者専用道路を走行しないようにしましょう。
コースは比較的なだらかな平坦地が続くため、普通の自転車でも特に問題ありませんでした。坂があってもギア(3段階)で変速できるので安心ですし、体力に自信のない方は電動アシスト付自転車を選ぶこともできます。
駐輪の際は、指定された駐輪場を利用する必要があります。それ以外での路上駐車は禁止されています。毎回の施錠もお忘れなく。
サイクリングは矢印にしたがって一方通行で走行しましょう。
また、園内には各方面への分岐=サークルが10ヶ所設置されています。これはラウンドアバウト(環状交差点)形式という、時計回りで一方向に通行するルールなので逆走しないようにしましょうね。
4. 園内は大きく分けて7エリア
園内は大きく分けて7エリア。各施設の位置関係は下記マップをご参照ください。
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
地図左側
- みはらしエリア:みはらしの丘、みはらしの里、古民家など
- 西口エリア:西池・水のステージ、たまごの森フラワーガーデン、スイセンガーデン、記念の森レストハウス、レイクサイドカフェなど
- 樹林エリア:ひたちなか自然の森、沢田湧水地など
地図右側
- プレジャーガーデンエリア:遊園地、ガーデンレストランなど
- 草原エリア:大草原、林間アスレチック広場、バーベキュー広場など
- 砂丘エリア:大砂丘、砂と海の林、香りの谷、グラスハウスなど
- 南口エリア:泉の広場、メタセコイアの並木道など
5. みはらしエリア:国営ひたち海浜公園の絶景スポット!
まずは国営ひたち海浜公園名物のネモフィラやコキアが鑑賞できる「みはらしエリア」を散策しましょう。
みはらしの丘
ひたちなか市でもっとも高い標高58mの丘がある「みはらしの丘」。なだらかな丘を一面埋め尽くすのは、春にはネモフィラ、秋にはコキア。今や言わずと知れた国営ひたち海浜公園が誇る絶景スポットですよね。
ネモフィラ
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
4月中旬から5月上旬にかけ、約530万本の青のネモフィラが丘一面を埋め尽くします。空と海とネモフィラの青が溶け込んで、ここならではの青の絶景が楽しめます。
コキア
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
ネモフィラが終わると、今度は約3万2千本も植え付けられたもこもこコキアの出番。真っ赤に染まる時期は10月中旬頃。ピーク時は混雑が予想されます。
こちらは紅葉一歩手前の10月上旬の様子。緑から赤に変わるグラデーションの時期で、麓のコスモスとともにかわいらしい風景ですね。
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
コキアは紅葉ばかりが注目されがちですが、実は一面ライムグリーンに染まる成長期の8月頃も"映え"のシーズン。夏空に映えて、清々しさ全開です。
古民家・里の家
みはらしの丘の麓のみはらしの里にあるのは「古民家」です。
主屋と隠居屋からなる「旧土肥家住宅」と呼ばれる古民家は、江戸時代前期と中期の建築で、東日本でもっとも古い民家の一つと言われています。もとは新利根村(現茨城県稲敷市)にあったものを現在の場所に移築復元されました。
さらにその奥の雑木林にたたずむのが、奥の屋こと「旧會澤家住宅」。はじめは長倉村(現常陸大宮市)に山伏の家として建てられ、1700年代半ば頃に現那珂市鴻巣へ移築、「イタノマ」などが増築された後、土間部分が増築され、3期に渡る変遷を経て現在の姿となっています。そして2019年、当公園に移築復元されました。
6. 西口エリア:約26万本のチューリップに囲まれて心躍る♪
次は西口エリアに広がる「たまごの森」を散策してみましょう。
たまごの森
色とりどりのたまご型オブジェが織りなす「たまごの森」。
「巣(=森)の中で生まれ育つ卵(=子どもたち)が健やかに成長して巣立っていく森」をテーマに、いたるところにたまご型遊具が散りばめられ、ちょっと異世界的な空間が広がります。
これも子どもたちに人気のたまごの流線型をイメージしたトランポリン「ぴょんぴょんたまご」。靴を脱いで遊びましょう。
たまごの森フラワーガーデン(チューリップ)
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
春の訪れとともに一面チューリップで埋め尽くされます。その数、なんと約230品種26万本!
まるで色彩パレットのようなチューリップの天然カーペットは、スイセンのピークと入れ替えの4月中旬から下旬が見頃となっています。
7. プレジャーガーデンエリア:大きな観覧車や絶叫マシーンのある遊園地
次は、子どもが夢中になって遊ぶプレジャーガーデン(遊園地)を見てみましょう。
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
プレジャーガーデンの遊園地は大きく分けて、「ドリーミーアトラクション」「エキサイティングアトラクション」「アドベンチャーアトラクション」「コインアトラクション」の4つで構成されています。
ドリーミーアトラクション
比較的のんびり楽しめるアトラクションが「ドリーミーアトラクション」。ここでは、大人も子どもも楽しめる大観覧車「ブルーアイズ」をご紹介します。
大観覧車「ブルーアイズ」
プレジャーガーデンのシンボル、大観覧車「ブルーアイズ」。海抜100mの高さから園内および太平洋を一望できます。
ブルーアイズは、追加料金無しで、通常ゴンドラ(34台)と「シースルーゴンドラ」(4台)、「LOVEゴンドラ」(2台)の中から好きなゴンドラを選ぶことができます。
高所が得意でスリルを味わいたい方には「シースルーゴンドラ」、かわいさを求めるなら「LOVEゴンドラ」がおすすめ。乗車の際、係員さんに要望を伝えましょう。
LOVEゴンドラは、ハートがあしらわれたキュートなデザイン。高所で味わう「吊り橋効果」で愛は深まり、恋も成就するかも。
ちなみに、2台しかないLOVEゴンドラは1台8分間隔で周回しています。つまり、8分×待ち組数が待ち時間の目安となります。
一方、こちらはシースルーゴンドラ。ご覧のとおり、全方位スケスケです!
足元の様子。高所好きにはワクワク、高所恐怖症さんには耐えられない状況ですね。
シースルーゴンドラは4台あり、およそ4分間隔で周回しています。この場合、4分×待ち組数が待ち時間の目安となりますのでご注意ください。
ブルーアイズからの眺望。みはらしの丘の向こうに広がる太平洋まで一望できて、絶景です!
<大観覧車「ブルーアイズ」の基本情報>
- 利用料金:600円(3歳以上)
- 所要時間:約15分
※年齢、身長制限なし
>>>「ドリーミーアトラクション」のその他のアトラクションについてはコチラをご参照ください。
エキサイティングアトラクション
スリルとワクワクが味わえるアトラクションが中心の「エキサイティングアトラクション」。ここでは代表的な「林間ジェットコースター」をご紹介します。
「林間ジェットコースター」
森の中を縦横無尽に駆け巡る「林間ジェットコースター」は、全長約689m、最大高度25.5m、最高速度時速70km、スリルと絶叫が味わえます。
恐怖心を押し殺して目を見開くと、最高到達点から太平洋が一望できます! 晴れた日は水平線が見られるかも。
<林間ジェットコースターの基本情報>
- 利用料金:600円(小学生以上)
- 所要時間:約2分
- 年齢制限:小学生未満、65歳以上は不可
- 身長制限:110cm未満不可
>>>「エキサイティングアトラクション」のその他のアトラクションについてはコチラをご参照ください。
アドベンチャーアトラクション
ゲーム感覚で遊べる体験型アトラクションが中心の「アドベンチャーアトラクション」。ここでは、子どもたちに大人気の「カード迷路~ぐるり森大冒険」をご紹介します。
巨大迷路を冒険しながら「ハムスタンツール」でぐるりパワーを集めて周り、ぐるりカードをゲットしてゴールしたら、最後にラスボス「キングスモッグ」と対戦......というリアルカードバトルが楽しめます。
知恵と勇気と根性が試される、子どもだけでなく大人も夢中になれそうな巨大迷路アトラクションですね。
<カード迷路「ぐるり森の大冒険」の基本情報>
- 利用料金:500円(3歳以上)
- 所要時間:約15分
※年齢、身長制限なし
>>>「アドベンチャーアトラクション」のその他のアトラクションについてはコチラをご参照ください。
コインアトラクション
小さなお子様でも安心して100円から楽しめる「コインアトラクション」。
バッテリーカーや小型のりもの、ちびっこカートコース、ゲームセンターなど、ワンコインあるいは200~300円程度で手軽に楽しめます。
>>>「コインアトラクション」のその他のアトラクションについてはコチラをご参照ください。
月と地球の広場
2021年7月に誕生した新遊具の「月と地球の広場」。
広場全体を宇宙空間に見立て、子どもたちが月と地球間を流星のごとく駆け回るイメージで作られたこの遊具。代表的な「ムーンクレーター」と「アーススライダー」をご紹介します。
「ムーンクレーター」
月の満ち欠けをイメージして作られた、すり鉢状の「ムーンクレーター」。斜面を上り下りしたり、ネットで飛び跳ねたり寝転がったり、思い思いに楽しめます。
「アーススライダー」
どこからでも滑って登って楽しめる360度全周型ドームスライダーの「アーススライダー」。トランポリンの素材で、靴を脱いで遊びます。
<「月と地球の広場」の基本情報>
- 利用料金:無料
- 対象年齢:3歳~12歳
8. 草原エリア:「きっもちぃ~!」と思わず叫びたくなる大草原!
プレジャーガーデンのお隣には、開放感いっぱいの芝生広場「草原エリア」が広がります。
大草原
約8ヘクタールの芝の大地が広がる「大草原」。開放的な空間でボール遊びやフリスビー、駆け回って遊ぶのもいいですし、ただ寝転がってゴロゴロ、空を仰いでみるのもいいですね。
ワンタッチ式などの小型テントであれば持ち込み可能。芝生の上でピクニックを楽しみましょう。
林間アスレチック広場
大草原に隣接した「林間アスレチック広場」。15種類のアスレチック遊具には「恐竜の背渡り」や「ターザン砦」、「へそ曲がりラダー」など個性的なネーミングがつけられています。
子ども向けとはいえ難易度高めの本格アスレチックもあって、大人も一緒になって楽しめそうです。
9. 砂丘エリア:海を一望して物思いにふけってみるのもあり!?
開園以前から存在した砂丘の地形を利用して作られた「砂丘エリア」からは太平洋を一望できます。
大砂丘
太平洋に面して広がる「大砂丘」。最頂部からは、左手に常陸那珂港、右手には阿字ヶ浦海岸を見渡すことができます。
ちなみに、大砂丘と言っても鳥取砂丘のようなものとは異なり、季節によっては緑が生い茂る砂地の風景となっています。
砂と海の林
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
こちらは「砂と海の林」。標高45mにある「海の見える丘」では、阿字ヶ浦海岸を一望できるとともに、大砂丘越しに太平洋を見下ろすことができるスポットです。
10. 南口エリア:花と水に囲まれて気分爽快に!
南口エリアは比較的人通りが少なめですが、噴水と紅葉が美しいスポットです。
泉の広場
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
南口・赤のゲート前に広がる噴水広場。広葉樹の紅葉が見られる園内唯一のスポットなんですよ!
泉の広場フラワーガーデン
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
泉の広場に隣接した敷地には、個性的なオブジェとともに、春にはツマジロヒナギク、夏には多品種のヒマワリなど四季折々の花が植えられています。
また、泉の広場フラワーガーデン横にはメタセコイアの並木道があり、12月上旬にはレンガ色に染め上がる並木道が楽しめますよ。
11. 樹林エリア:心静かに日ごろの疲れを癒してください
西口エリアとみはらしの丘の西側に鬱蒼と生い茂る「樹林エリア」。自然散策に最適です。
ひたちなか自然の森
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
アカマツやクロマツなどの既存の植生を生かし、「里山」をテーマに整備された「ひたちなか自然の森」。観察池では、運が良ければカワセミや水鳥が訪れるなど、さまざまな生物の営みを観察することができます。
観察池を取り囲む散策路では、気分安らぐフィトンチッドの森林浴が楽しめます。
沢田湧水地
みはらしの丘北側に位置する「沢田湧水地」では、その地層の構造から地下に溜まった雨水が地上にコンコンと湧き出す源頭部を観察することができます。
ちなみに、4月から11月初旬の土日祝日は普段入ることのできない自然保護区を特別公開する「沢田湧水地ガイドツアー」が開催されています。参加費無料で貴重な動植物を観察できる絶好の機会!ぜひお見逃しなく。
<沢田湧水ガイドツアーの基本情報>
- 利用料金:無料
- 開催曜日:毎週土日祝日(4月~11月初旬)
- 受付時間:(1)10:30~、(2)13:30~で随時
- 定員数:1グループ5人程度
- 受付場所:沢田湧水ネイチャーハウス
※人数が揃い準備が整い次第、随時出発
沢田湧水地のエントランスに建つ「沢田湧水ネイチャーハウス」。園内で見られる動植物の標本や剥製、パネル展示など、ひたちなかの自然を学ぶことができます。
12. 遊んだ後は園内で腹ごしらえを!
園内を満喫した後は、ひたちなかのご当地グルメを堪能しましょう。
記念の森レストハウス
西口エリアの西池とみはらしの丘の間に広がる記念の森。木漏れ日降り注ぐひだまりの森の中、隠れ家のようにひっそりたたずむのが「記念の森レストハウス」です。
平成29年3月にリニューアルオープンしたレストハウスは、ウッド調の落ち着いたインテリアに森のテラスが併設され、小鳥の鳴き声や森の匂いを感じながらリラックスして過ごすことができます。
おすすめは、注文を受けてからハンドドリップするこだわりのオリジナルブレンドコーヒー「海浜公園ブレンド(HOT)」(460円税込)とひたちなか市の特産品である干し芋を使用した「ひたちなか干し芋タルト」(460円税込)。干し芋の濃厚かつ素朴な甘さにさくさくタルトが絶妙にマッチ、コーヒーはやさしい甘さと酸味、なめらかな口当たりで上品な味わいとなっています。
<記念の森レストハウスの基本情報>
- 営業時間:10:00~閉園1時間前まで(ラストオーダーは閉園1時間15分前まで)
- 定休日:国営ひたち海浜公園に準ずる
- フリーWi-Fiあり
グラスハウス
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
海浜口・風のゲート近くで砂丘エリアの丘の上に建つ「グラスハウス」。全面ガラス張りの明るく開放的な空間からは太平洋が一望できます。
グラスハウス前に張られた池が太平洋まで延長しているようなふしぎな錯覚を覚えて、こんな絶景でくつろげるなんて贅沢ですね。
グラスハウス内にある「Sea Side Cafe」では、ご当地食材を使った紅茶やスイーツ、カレーピラフなどの軽食が楽しめます。
今回はおすすめの「いばらきフルーツ和紅茶・みかんりんご」(550円税込)と「奥久慈たまごのシフォンケーキ〜天日ほしいもジェラート添え〜」(660円税込)を実食。みかんフレーバーのさしま和紅茶に茨城県産りんごのドライフルーツを加えた食感楽しいフルーティーな紅茶に、卵の味が濃厚でふわふわシフォンは、干し芋の食感とやさしい甘さのジェラートとの相性抜群で絶品でした。
<グラスハウスの基本情報>
- 営業時間:9:30~閉園1時間前まで(ラストオーダーは閉園1時間15分前まで)
- 定休日:国営ひたち海浜公園に準ずる
※フリーWi-Fiなし
※季節によって営業時間の変更および土日祝日のみの営業あり
グラスハウス内にはこんなフォトジェニックな写真スポットが!ぜひハッピーな一枚を記念に。
レイクサイドカフェ
西口エリアの池の前に建っているのがテイクアウト専門の「レイクサイドカフェ」。池のほとりに広がる水上デッキでゆったりくつろげます。
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
おすすめは、「常陸野ハニードーナツ」(300円税込)、「常陸野ほしいもドーナツ」(400円税込)、「常陸野ハニーチョコドーナツ」(400円税込)のドーナツ3種。ひんやりしっとりの冷たいドーナツは長さ30cmと超ロング!はちみつは茨城県産を使用しています。
<画像提供:国営ひたち海浜公園>
また、小美玉市産ブルーベリー「アイの玉」をふんだんに使用した「海浜公園のプレミアムブルーベリーアイス」(350円税込)や、牛乳・砂糖不使用で、わんこのために開発されたというヘルシー豆乳味の「海浜公園のわんこジェラート」(270円税込)のカップアイスも人気です。
レイクサイドカフェのおすすめアイテムをご紹介。
茨城県産の焼き芋をふんだんに使用した「海浜公園のひとくち芋ようかん」(6個入、650円税込)、茨城県産素材で仕立てたナチュラルフレーバーティーの「いばらきフルーツ和紅茶(みかんりんご/いちごりんご)」(5個入、各950円税込)、バタフライピーとレモングラスの青いハーブティーの「ネモフィラブルーティー」(3個入、500円税込)となっています。
<レイクサイドカフェの基本情報>
- 営業時間:9:30~閉園まで(ラストオーダーは閉園30分前まで)
- 定休日:国営ひたち海浜公園に準ずる
- フリーWi-Fiあり
※季節により営業時間の変更および土日祝日のみの営業あり
※季節により取り扱いのない場合もあります
"映え"も味も間違いなし! 秋季限定「コキアソフト」
紅葉のコキアシーズンに合わせて登場する秋季限定の「コキアカラーソフト(あか、ミックス、みどりの3種、400円税込)」。思わず写真を撮りたくなるキュートなビジュアルで人気急上昇!
13. わたしが見つけた、国営ひたち海浜公園のお気に入りスポット
自転車で走りながら筆者が見つけたお気に入りのフォトスポットです。ぜひみなさんもお気に入りのスポットを発見してくださいね。
ススキとコスモス、コキアのコントラストが印象的。
風に揺れてキラキラ輝くススキとシーサイドトレインのコラボ。
キバナコスモスの花畑と、寄り添うカップルの松。
大観覧車とキバナコスモス、パンパスグラスの絵になる光景。
14. 国営ひたち海浜公園を効率よく回って楽しむには?
広い園内を効率よく満喫するための目的別おすすめコースをご紹介します。
<半日おすすめコース>
西口・翼のゲート⇒ 西口エリア(西池周辺、たまごの森散策)⇒ みはらしの丘(春はネモフィラ、初夏~秋はコキアなど観賞)⇒ レイクサイドカフェor記念の森レストハウスにてカフェタイム
<1日おすすめコース>
1 太平洋を望む「砂丘エリア」コース
海浜口・風のゲート⇒ みはらしの丘⇒ グラスハウス⇒ 砂丘ガーデン周辺(季節によりハーブガーデン「香りの谷」や「サイレントギャラリー」なども散策)⇒大砂丘
2 豊かな自然に癒やされる「樹林エリア」コース
西口・翼のゲート⇒ みはらしの丘⇒ 沢田湧水ネイチャーハウス⇒ 沢田湧水地(ガイドツアー参加など)⇒ ひたちなか自然の森⇒ レイクサイドカフェor記念の森レストハウスでカフェタイム
3 レジャーを満喫「草原エリア」「プレジャーガーデンエリア」コース
中央ゲート⇒プレジャーガーデン(遊園地)⇒ 大草原でピクニック⇒ 林間アスレチック広場orディスクゴルフコース
シーサイドトレインやレンタルサイクルなどを賢く利用して、広い園内を効率よく周りましょう。
15. 国営ひたち海浜公園の基本情報
国営ひたち海浜公園はペット入園が許可されたペットフレンドリーな公園。広々とした園内で、足取り軽く楽しそうに過ごすわんちゃんの姿を多く見かけました。
大切な家族のペットも連れて、気の合う仲間や家族らを誘って、今度の週末、当園に遊びに行ってみませんか?
それでは、国営ひたち海浜公園に関する基本情報です。
- 住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
- 通常の開園時間:9:30~17:00
※季節により異なる - 休園日:原則、毎週火曜日(火曜日が祝日に当たる場合は直後の平日)
12月31日、1月1日、2月第1月曜日からその週の金曜日まで
※季節により毎日開園の期間あり - 電話:029-265-9001
- 料金:※プレジャーガーデンののりもの券は別途
<通常期>
【大人(高校生以上)】1日450円、2日通し券500円
【シルバー(65歳以上)】1日210円、2日通し券250円
【中学生以下】無料
<春のネモフィラ・秋のコキアの見頃時期>
【大人(高校生以上)】1日700円、2日通し券1,000円
【シルバー(65歳以上)】1日460円、2日通し券750円
【中学生以下】無料
※上記は入園料と参加料(250円)を合わせた金額です
※春季(4月中旬~5月上旬の20日間程度)、秋季(10月中旬の10日間程度)
<年間パスポート> ※購入日より1年間有効
【大人(高校生以上)】入園のみ4,500円、駐車券付き6,600円
【シルバー(65歳以上)】入園のみ2,100円、駐車券付き4,200円
※シルバーパスをご購入の際には年齢確認ができるもの(免許証・保険証等)の提示が必要
※年間パスポートで繁忙期の入場も可
※12の国営公園でも共通利用可
※駐車券付きパスポートはご本人および登録車両のみ、国営ひたち海浜公園のみで有効 - 授乳室(ベビールーム):
【西口エリア】ひたち公園管理センター、テラスハウス、平成の森トイレ
【プレジャーガーデンエリア】大観覧車前のりもの券売り場
【砂丘エリア】海浜口・風のゲート - 駐車場:無料
【西駐車場(西口・翼のゲート)】2,000台
【南駐車場(中央ゲート・南口ゲート)】2,000台
【海浜口駐車場(海浜口・風のゲート)】350台 - アクセス:
<車利用の場合>
・東京・宇都宮方面から、北関東自動車道から東水戸道路~常陸那珂有料道路を経てひたち海浜公園IC出口下車、出口からすぐ
・いわき・仙台方面から、常磐自動車道日立南太田ICより国道245号経由で、約25分
<混雑時の車利用の場合>
・北関東自動車道経由の場合、ひたち海浜公園ICで降りず、その先の「常陸那珂港IC(区間無料)」で下車。県道62号、247号で迂回しながら西駐車場へ左折入場
<鉄道・バス利用の場合>
・JR常磐線勝田駅東口2番のりばより茨城交通バス「海浜公園行き」に乗車、「海浜公園西口」「南口」にて下車、約15分(運賃400円)
・JR常磐線勝田駅からひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換え、終点・阿字ヶ浦駅で下車(乗車時間約28分、運賃570円)。そこからスマイルあおぞらバス那珂湊コースに乗り換え、海浜公園西口まで約10分(運賃100円)。あるいは阿字ヶ浦駅から徒歩約20分。 - HP:国営ひたち海浜公園
※本記事は2021年10月に取材した情報です。期間限定の情報もありますので、最新情報は公式HPをご確認ください
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