たびこふれ

祝!世界自然遺産に登録 八重山諸島・西表島の魅力を徹底解説します。

記事投稿日:2021/11/10最終更新日:2021/11/10

Views:

イリオモテヤマネコ像

沖縄県の西表島は、八重山諸島の中で最も自然に覆われており、人が入れない場所が多い島です。2021年7月、奄美大島、徳之島、沖縄島北部と共に、八重山諸島では唯一西表島が世界自然遺産として登録されました。今回は特別天然記念物のイリオモテヤマネコも密かに生息している大自然の宝庫、西表島の魅力・見どころを紹介します。

目次

石垣島からアトラクションのような高速船で向かう島

石垣港

空港がない西表島に行く方法は石垣島からの高速船のみ。西表島にはふたつの港があり、島の北西側の上原港に向かう便と東南側の大原港に向かう便があります。どちらも石垣港から1時間以内で到着。観光スポットが多いのは上原港側ですが、島全体を見回るのでしたら大原港がおすすめです。今回は大原港行きの船に乗りました。

高速船

八重山の各島に向かう港から出た大原港行きの高速船は、すぐに竹富島の南側を通ると、遠くに小浜島を見ながら黒島の近くを通ります。この辺りに来ると外洋近くのためか急に波が高くなりました。

実は行きは船内ではなく船後方の外のデッキの席に座りました。そのためか、まるでテーマパークのアトラクションのような激しい波の急降下。スリルを味わうのにデッキ席はおすすめです。その激しい波が落ち着くと、目の前には大きな西表の島影が見えてきました。

島内の移動手段とレンタカー事情

県道215号

西表島は、1本の県道215号・白浜南風見線が、島の周囲を張り巡らせています。ただ一周しているのではなく、島の南東大原港近くにある南風見地域から時計の反対方向に主に島の北部を経由し、上原港そして最終的には西にある白浜が終点。そしてそれ以外の島の主に西南から南岸にかけてはジャングルとなっており、人が入れる道路がありません。

この県道以外に細い道がいくつかありますが、このほとんどは観光客向けではなく、地元の人用。そのためレンタカーでの移動は、基本的に県道の往復となります。

西表島交通バス

またレンタカー以外の公共交通としては西表島交通バスがあります。これは南風見の豊原から主要な地点、大原港、由布水牛車乗場、上原、星砂の浜、星野リゾート西表島ホテル、浦内と言った場所を経由して最終的に白浜までです。

バスは1日4往復なので、利用する場合は、あらかじめ時刻表を確認しながら観光拠点を効率よく回りましょう。

西表島の魅力1:由布島水牛車

水牛

西表島観光をポスターなどで紹介するときに必ずといっていいほど登場するのが、由布島観光です。しかし島そのものよりもこの島に行くために利用する水牛の存在がとくに有名。

これは由布島と西表島の間の海が、大人の膝にも満たないほどの浅瀬だからです。西表島からの水牛車乗り場から由布島までは水牛車で約15分。

また干潮時は自動車や徒歩で渡れ、歩く場合は5分で行けます。

由布島

由布島は総面積0.15平方km、島の外周2kmほどの小さな島。人口は十数名しかいません。しかし観光の島として亜熱帯植物楽園があります。植物楽園の入場料は水牛車の往復と入園料がセットで、大人1,760円、徒歩で入園した場合は600円です。

西表島の魅力2:道路から見るピナイサーラの滝とマングローブの森

ピナイサーラの滝

大原から上原に向かう道路の途中にはいろいろな見どころがあるので、見逃さないようにしましょう。たとえば上原港に向かう手前に海中道路になっているところがあり、そこからは遠くにピナイサーラの滝が見えます。ヒナイ川上流のこの滝の落差は55mで沖縄県最大。髭が下がったという意味を持つ滝です。

この滝を間近で見るためには、カヌーやトレッキングツアーを利用する必要があります。しかし海中道路からでもその様子がはっきりと見えるので、車を止めてじっくりと眺めてみましょう。

マングローブ

また道路の途中で駐車できる休憩スペースがいくつかあります。そこで休憩する際に少し歩いてみましょう。実は西表島自体がジャングルの島。駐車スペースから続く遊歩道があり、そこを歩いていくと2,3分で画像のようなマングローブの森に遭遇します。

世界自然遺産に登録された西表島ならではの風景。幻想的な姿を目に焼き付けてみてください。

西表島の魅力3:浦内川クルージングとトレッキング

浦内川クルージング

さらに西表島のジャングルらしさを体験でき、かつ半日ほどの時間で楽しめるのが浦内川クルージングです。このクルージングは1時間の遊覧のみと、ジャングル奥地にあるカンピレーの滝までのトレッキングが加わった3時間のコースから選べます。いずれも予約不要で、毎日運航する定期便に乗れば体験できます。

最初に20人くらいが乗れる観光船で浦内川をさかのぼります。車では島の外周だけなので、海のすぐそばしか見られません。しかしクルーズ船はガイドからの説明を聞きながら島の内陸の奥まで船が運行します。そして軍艦岩のところまで来ると、急に川幅が狭くなり船が運航不能地点に到着。ここからは、いよいよトレッキングで滝を目指します。

トレッキング

クルーズ船で軍艦岩まで片道30分。ここから2時間かけて滝を目指します。周りは何もないジャングルですが、滝までの道は整備されているのでスニーカーでも問題なく、ハイキング気分で前に進めるでしょう。途中休憩所スポットがあり、また行程としての所要時間はゆっくり歩いても十分往復可能です。

マリユドゥの滝

滝は2種類あります。手前にあるのがこちらのマリユドゥの滝。落差が16メートルあり2段に分かれている滝は遠くからでも見ごたえ十分です。日本の滝百選に選ばれているだけのことがありました。

そして、マリユドゥの滝から上流250m地点にあるのがカンピレーの滝で、ここがトレッキングの最終地点です。突然ひらけたところにあり、落差は低いですが数段にわたって続いて流れる姿は圧巻。思わず動画に撮りました。

今回帰りは私のグループだけでしたので、小型ボートが迎えに来ました。その模様を動画に抑えています。いつもとは違うかもしれませんが、参考までに浦内川の川下りの様子をご覧ください。

西表島の魅力4:船浮集落とイダの浜

乗船券

西表島の一番西にある白浜集落。実はここからさらに先に集落があります。それは船浮集落で、レンタカーの人も「ここだけはぜひ」といってくれるような場所。同じ島で陸続きですが、道がないので船で移動です。

Hv_usa21110-14.jpg

船浮は自然に囲まれた陸の孤島。ここに来ると次の船までの間、2時間特に何もなく時間を持て余します。しかしその何もない時間を過ごすのもジャングルの島に来た醍醐味。ところが港のある小さな集落の反対側には、美しいビーチがありました。

イダの浜

イダの浜と呼ばれているビーチまではジャングルの中を歩いていきます。15分くらいでビーチに到着。本当に人が少なく、絵にかいたような南国エメラルドグリーンのビーチが広がっていました。

西表島の魅力5:パイナップルとパイン牛の焼肉

パイナップル

西表島は絶景だけではありません。食べ物に関しても魅力があります。そのうちのひとつがパイナップル。これは八重山諸島のほかの島にもあります。しかし西表島のパイナップルは、ピーチパインという名前で、実際に食べるとわかりますが、甘みが全く違いました。

本土に住んでいるので、市販のパイナップルや缶詰などとのあまりもの違いに、ただ驚くばかり。石垣島のパイナップルと比べても確かにおいしかったです。

パイン牛

そして、このパイナップルを餌に与えた牛(パイン牛)の焼肉が食べられます。いるむてぃやでは、お昼のコースを行っており、パインのジュースとともにいただきました。もちろんどの肉もおいしく、のど越しも含めてしっかり味わいました。わざわざこの肉を食べるために西表に再訪したくなるほどです。

いるむてぃや

  • 住所:沖縄県八重山郡竹富町上原10−625
  • TEL:0980-85-6878
  • 営業時間:12:00~16:00、18:00~21:00
  • 定休日:金曜日
  • Facebookページ

西表島の宿泊施設について

竹盛旅館

西表島では星野リゾートのようなリゾートホテルから、昔ながらの旅館まで選べます。今回は大原港近く、仲間川河口の仲間集落にある竹盛旅館で1泊しました。西表島で一番古い老舗旅館は場所も便利が良いですし、それ以上に食事が絶品でした。

竹盛旅館

夕食時には生ビールが飲め、また希少な泡盛があります。近くには共同売店があるので買い物にも便利がよいです。また目の前の仲間川の風景も絶品です。そして朝食もヘルシーな味わい。リピートしたくなる旅館でした。

竹盛旅館

  • 住所:沖縄県八重山郡竹富町南風見仲36−5
  • TEL:0980-85-5357
  • チェックイン12:00/チェックアウト10:00
  • 定休日:金曜日
  • HP:竹盛旅館

世界遺産に指定された西表島に足を運んでみましょう

マップ

八重山諸島の中では、石垣島に次ぐ大きさがある西表島。レンタカーを借りて端から端までドライブするのも楽しいです。そして一度だけでなく何度もリピートしたくなる島。行ってきたばかりなのに、また行きたくなるそんな魅力がありました。そして絶景だけでなく食事もおいしいのが魅力。

マングローブ

特別天然記念物のイリオモテヤマネコにはなかなか会えません。(西表野生生物保護センターに行けば確実に見られます。)しかし自然にあふれた島には普段見ないような生き物が数多くいます。それを見るだけで十二分に楽しめました。

関連記事

プロフィール画像
この記事を書いた人
万代正平
  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • LINE シェア
  • instagram

記事投稿日:2021/11/10最終更新日:2021/11/10

Views:

沖縄のアクセスランキング

    © 2017 TabiCoffret Co.,Ltd.