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【大分・くじゅう花公園】「ここでのおすすめの過ごし方はただボーッとすることですよ」

<トップ画像:くじゅう花公園内のベンチからパチリ!>
「このくじゅう花公園でのおすすめの過ごし方はね、ただボーッとすることですよ」
「公園内にグランピングの施設があるんですよ、そこに泊まってね、翌朝、園内を朝もやの中を歩く、それはそれは至福の時間ですよ。」
くじゅう花公園の塩手園長さんの言葉です。
花の公園というのは全国各地にありますが、ここの公園はちょっと違うようです。
「私たちがやっているのは観光施設の運営じゃなく農業なんです。」塩手園長の言葉にくじゅう花公園の姿勢が表れているように感じました。
目次
くじゅう花公園らしさとは?
阿蘇くじゅう国立公園の中にある「くじゅう花公園」。標高850mの高地にあり、広さは22万平米にも及びますが、国立公園内なので人工的なものがほとんど見えず、生活感が感じられない夢の空間です。
九州の屋根と呼ばれる「くじゅう連山」とこの公園の花畑のコントラストはこの世のものとは思えないほど美しいです。全国にあるこのような花をテーマにした公園は自治体や第三セクターが経営していることが多いですが、ここ「くじゅう花公園」は民間会社が経営しています。
1993年に開園しましたが、時代の流れで一度は来場者数が減少し、2009年社員有志が中心となって新会社を設立し、現在に至っています。地方にあるテーマパークや施設が続々と消えていく中、自分たちのやりたいことを着実に作り上げてこられたのでしょう。「私たちは観光施設を運営しているのではなく、農業をやっているんです。」の言葉に信念を感じました。
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「植えられている花は約500種500万本。季節ごとに観られる花が違うので1年に最低3回は訪れてほしいですね。1年の中では特に5月がおすすめです。この時期にはとりわけ華やかな色の花がそろいます。」と塩手園長。年間パスポートを購入する人は約5,000人に上るという。
標高800mの高地にあるため冬は寒く、12月~2月は閉園して春に備えます。
くじゅう花公園内の風景
余計な言葉はいらないでしょう。園内の風景を存分にご覧ください。
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グランピング施設が整っていて、園内に泊まることができます。ここで夜、満点の星を眺め、朝、人の歩いていない花畑を歩いてみれたらどれだけ気持ちいいでしょうね。
アサギマダラ飛来!
私が訪れたのは、10月中旬でした。チョウドアサギマダラが飛んできていました。アサギマダラは毎年8月末~10月頃にかけて、沖縄からなんと2,000km飛んでくるのだそうです。
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こちらがアサギマダラです。
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アサギマダラはフジバカマの花の蜜を吸います。
動画で撮ることができましたので、よく見てみてください。
取材後の感想
私は花には興味がないので、正直訪れる前はたいしたことないんだろうなぁと思っていました。しかし、くじゅう花公園はとっても素敵なところでした。再びこの公園に訪れたい、今度は園内に泊まってみたい、そう思いました。
単にお花がたくさん植えてある公園ではありません。周りの風景も山の峰々の勇姿も、職員さんの心意気もとっても素敵です。くじゅう花公園はとっても気持ちがよくなる公園でした。あなたもぜひ一度!いえ1年に最低3回行きましょう!
くじゅう花公園
- 住所:大分県竹田市久住町大字久住4050
- TEL:0974-76-1422
- 営業時間:8:30~17:30(最終受付:17:00)
- 休園日:冬期期間(12月1日~2月末)
- 料金:大人1300円、小人(5歳以上)500円
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























