ナイアガラは滝だけじゃない!カナダ・ナイアガラのワイナリーで楽しむ夏

ワイナリー

カナダ東部のNo.1観光スポットと言えばナイアガラの滝!

一生に一度は訪れたい大迫力の滝は、夏に訪れると全身びしょ濡れ爽快な体験ができます。川を挟んで向かいはアメリカ。アメリカ滝とカナダ滝の迫力をどちらも全身で感じることができる「Voyage to the Falls Boat Tour」という20分間のボートツアーはぜひ体験してもらいたいアトラクションです!

ナイアガラの滝

ナイアガラの滝
<2018年夏、日本からのビジターと共に体験した時の様子>

滝が落ちる轟音と共に叫び声をあげてストレス発散、そして顔から全身びしょびしょで爽快になれます!ツアー料金には防水ポンチョも付いてきますが、滝の迫力はポンチョだけでは防げません。

この体験だけでもナイアガラを訪れる価値はありますが、私がナイアガラを好きな理由は滝以外でもたくさん楽しめるところです。その中でも私のいち押しはワイナリー巡り!夏休み最後の週末旅行としてナイアガラへワイナリー巡りに行ってきました。今回はその様子を中心にナイアガラワイナリーをご紹介します。

目次

ナイアガラのワイナリー事情

ワイナリー

ナイアガラ地方は、カナダで最も主要なワイン産地の1つ。オンタリオ湖とナイアガラ・エスカープメント(断層) によって複雑なテロワール(土壌)を作り出し多品種のワインが作られています。

トロントからナイアガラへ車で向かう場合、QEW(Queen Elizabeth Way)というハイウェイ一本で行けちゃうのですが、ハイウェイを走っているとワイナリーの名前が次々と出口表示に現れるので、その数にびっくりするほどです。

カナダワインはアイスワイン以外あまり知られていませんが、ナイアガラだけでこんなにたくさんのワイナリーがあるなんて。

カナダのワイナリーの大半は小規模経営。カナダ産ワインは生産量が非常に少ないため、大部分がカナダ国内、さらにいうとそれぞれの州内でほぼ消費されてしまうんです。なので、ナイアガラのご近所トロントに住んでいても知らないナイアガラのワイナリーがたくさんあります。

私がワイナリー巡りをする最大の理由は"カナダ国内でもワイナリーまで足を運ばないと買えないワインがたくさんある!"からです。

Kew Vineyards
<かつての民家が改装された小さなワイナリー「Kew Vineyards」>

実は、ナイアガラはフランスのブルゴーニュ地方と緯度が近く、「ワインの王」と呼ばれるブルゴーニュワインと似たワインができます。

食事が美味しいワイナリー

ワイナリー

ワイナリーを訪れる際はいつもワインテイスティングを予約して計画的に回りますが、レストランも必ずチェックして予約に組み込んでいます。そのレストランはどれもワイナリーに併設されたものを選んでいます。ワイナリーが経営している大半のレストランは地元の食材をふんだんに使った料理が多く、新鮮でワインと合いそうな料理ばかり。どれもハズレがなくて美味しいんですよ♪

Megalomaniac Wines

今回ブランチで訪れたのはワイナリー「Megalomaniac Wines」。丘の上にそびえ立つ豪邸の様なワイナリーです。ここには、パティオ席や窓際の席からぶどう畑を一望できるレストランが併設されています。

遥か彼方に見えるのがトロントの中心部です。辺り一面ブドウ畑に囲まれながら食べれるなんて、トロントから車で1時間ちょっとしか離れていないのに、全くの別世界で旅行気分に浸ることが出来ました。

エッグベネディクト

サイドディッシュ

ブランチメニューの定番、エッグベネディクトもスモークサーモン入りでカナダらしく、白ワインとの相性も抜群。サイドディッシュも夏野菜や果物がふんだんに使われていて新鮮で美味しかったです。

ワインテイスティング

テイスティング

ワインテイスティングはワイナリーによって異なりますが、大抵のところはワインリストから3~4種類を選んで試飲します。お値段は25ドル前後と少し高く感じるかもしれませんが、テイスティング後にワインを購入する場合10~15ドル引いてくれるので決して悪くはないと思います。テイスティング担当スタッフの方と仲良くなればおまけで追加のグラスを試飲させてもらえるかも?!

1組につき1人ワイナリースタッフがついて、そのワイナリーの歴史や特徴など詳しく教えてもらえます。我が家が必ず確認することは、オンタリオ州政府の管轄である酒屋・LCBOでは売られていないワインはどれか、です。せっかくナイアガラに来てワイナリーから直接購入するのですから、家の近所で買えちゃうなら特別感がありません。少量生産が主流のナイアガラワイナリーに来たら、ここでしか買えないワインを買いたいですよね。

グラスを並べてブドウ畑をバックに写真を撮るだけでとっても映えるんです。お城や豪邸の様なワイナリーも多く、ドレスアップして女子会やデートで来ているカナダ人も多く見かけました。

テイスティング

ワイン以外のショッピングも楽しい!

ショッピング

ワイナリー巡りの楽しみはテイスティングや併設されたレストランだけではありません。ボトルショップで売られているキッチン用品やギフトセット、スウィーツなども実はおすすめです。

Trius Winery中庭

女子ウケ抜群のワイナリー「Trius Winery」はフォトジェニックスポットがたくさん。夏に訪れるとブドウ畑だけでなくレストランの中庭に咲くお花も色鮮やかで綺麗でした。

ワイングラス

ここで惹かれたのがポータブルワイングラス。保冷力を維持したまま野外で安心して楽しめるワイングラスです。ステンレス製なので万が一落としても割れません。これはピクニックやキャンプに最適です。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では家の中でも使用していると聞きました。デザインがとっても素敵ですよね。

商品

「Do more things that make you forget to check your phone.(携帯のチェックを忘れしまうようなことをもっとしよう。)」

ピクニックやBBQをしながら時計の存在を忘れて仲間と語り合うひと時が大好きです。カナダの夏は毎週末がそんな感じなので、携帯をチェックしない時間はしっかりと設けられています。

13th Street Winery

スパークリングワインがおすすめのワイナリー「13th Street Winery」では、併設されたベイクショップでCanada's Best バタータルトを購入することができます。地元の方は、このタルトだけを目当てに通っているとか。とっても甘くて罪深い美味しさでした。

バターナイフ

ギフトボックス

先ほどご紹介したワイナリー「Megalomaniac Wines」でワインと一緒に購入したのはバターナイフ。ちょっとしたキッチン小物が可愛かったりするんです。

そのほか、ワインとセットになったギフトボックスは、誰かにもらえたら嬉しい一品。思わずうっとり眺めてしまいました。

もうすぐに迫ったカナダのサンクスギビングデイ(感謝祭)とハロウィンが終わると、次はクリスマスホリデイシーズン到来です!まだ夏のままでいたいから考えたくはありませんが、ホリデイシーズンに活躍しそうなお洒落でオリジナリティ溢れるギフトセットがたくさんありました。

最後に

ナイアガラ ワイナリー

今回のナイアガラ・ワイナリー巡りの旅は1泊でしたが、実はゴルフのショートコースも盛り込んで回りました。18ホールで30カナダドル程度と、ナイアガラはゴルファー達にも人気エリアです。

私は何度もナイアガラを訪れていますが、いつも時間が足りません。観光、グルメ、アクティビティと盛りだくさんに遊びたい方は、ぜひナイアガラにいらしてください。私は、引き続きナイアガラ・ワイナリーを巡って、いつか制覇したいと思っています。そして、制覇した暁には、ナイアガラのディープなガイドブックでも書けたらいいなと夢を膨らませています。

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Makiko

アメリカ西海岸、シンガポール在住を経て、カナダに移住。現在、カナダ東部のトロントでカナダの魅力を日々ブログで配信。その名も「カナダ生活お酒と共に~モザイク文化の魅力」。人生の生き甲斐はお酒とお酒に合う料理を楽しむこと。
日本の食文化の一つで父の故郷の味である「寒天」の魅力をカナダに広める活動も行っている。ちょっと控え目だけど奥が深い日本とカナダの魅力を私なりに伝えるべく日々模索中。カナディアンワイン&カナディアンビールの事は何でも聞いてください!

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