【カナダ】トロントから一番近い夏のリゾート「トロント・アイランド」を散策する

<TOP画像:トロント・アイランドからみたトロントの街(Photo by espiegle via Canva)>

カナダ最大都市トロントからわずか15分で行けるリゾート地があることをご存知ですか?それは「トロント・アイランド(Toronto Islands)」。

都会の喧騒から気軽に離れて自然の中でリラックスできるこの島は、トロント市民の日帰りでいける夏の定番スポットです。

車の騒音が聞こえない静かな空間で、高層ビル群を遠くに眺めながら過ごすひとときは、まさに癒やし。

そんな魅力あふれるトロント・アイランドをご紹介します。

目次

トロント・アイランドの場所

トロント・アイランドはオンタリオ湖に浮かぶ全長9kmぐらいある島で、トロントのダウンタウンから目と鼻の先ぐらいに位置しています。ひとつの島ではなく複数あるので「Toronto Islands」が正式名です。

一番大きなセンターアイランド (Center Island)、ワーズアイランド (Ward's Island)、マッグスアイランド (Muggs Island)など15島から成り立ちます。

ちょうどトロントのダウンタウンの対岸にあるので、高層ビル群全体を見渡せる絶好のポイントです。ぜひ写真を撮ってくださいね。

トロント・アイランドの行き方

トロント・アイランドに到着するフェリー
<トロント・アイランドに到着するフェリー(Photo by Robert101 (Flickr) via Wikimedia Commons, licensed under CC BY 2.0)>

トロントのダウンタウンからトロント・アイランドへは、市営のフェリーを利用するのが大半です。約15分と短い船の旅なのであっという間に着きます。

フェリーは、トロント・ハーバーフロントにある ジャックレイトン・フェリーターミナル(Jack Layton Ferry Terminal)から出発します。

Jack Layton Ferry Terminal

  • 所在地: 9 Queens Quay W, Toronto, Ontario, M5J 2H3

フェリーの到着先は3か所ありますので、行きたいところで選んでください。大人の往復料金は9.11ドル(2025年6月現在)で到着先はどこでも同じ値段です。

センターアイランド(Center Island)行き

島の中央に到着します。近くに遊園地があり、お店も集中しています。ファミリーや観光客に人気です。

ワーズアイランド(Ward's Island)行き

島の東側に到着します。本数が一番多く就航されており、ワーズビーチに直行するのに便利です。

ハンランズポイント(Hanlan's Point)行き

島の北西、トロント・アイランド空港(正式名:ビリー・ビショップ・トロント・シティ空港(Billy Bishop Toronto City Airport))の南側に到着します。

自転車を持ち込んでサイクリングをする人や長距離散歩がしたい方はここからスタートするのがいいと思います。

夏の週末は超絶込みますので、チケットはオンラインで事前に購入しましょう。歩くことが苦ではないのであれば、ずっとセンターアイランド行きを待たずにワーズアイランド行きに乗るといいですよ。

夏のフェリー乗り場は混雑します
<夏のフェリー乗り場は混雑します>

就航のスケジュールはシーズンによって変わりますので、サイトから確認してください。

タクシー

もうひとつ行き方としてウォータータクシーがあります。混雑を避けてプライベートで島に渡ることができるので気楽ですね。

料金は、大人ひとり当たり13.00ドル。グループ割引など、詳しくはこちらのサイトで確認してください。

カヌー

体力があってチャレンジしてみたい方は、トロント・ハーバーランドからカヌーで向かうという手もあります。

詳細はこちらのカヌー&カヤックセンターのカヌーレンタルをお読みください。

フェリーから見るトロントのビル群。左の塔はCNタワー
<フェリーから見るトロントのビル群。左の塔はCNタワー>

トロント・アイランドのおすすめアクティビティ

1. ビーチを満喫する

センターアイランドビーチ
<センターアイランドビーチ>

トロント・アイランドにはいくつかの美しいビーチがあります。ビーチは島の南側に位置するので、地平線まで湖が見渡せます。

最も有名なのはセンターアイランド・ビーチで、家族連れにぴったりの遠浅で穏やかなビーチです。監視員も常駐しており、子ども連れでも安心して泳ぐことができます。

近くには軽食スタンドもあるので、小腹がすいても心配ないですね。静かに過ごしたいならワーズアイランド・ビーチがいいと思います。

ローカル感があり、観光客が少ないためのんびりとした時間が流れています。また、ハンランズポイント・ビーチは、トロントで唯一の公式ヌーディストビーチとしても知られています。もちろん、服を着たままでも利用できます。

ちなみに私はいったことはありません(笑)

2. 車ゼロの快適サイクリングをする

トロント・アイランドのサイクリングロード
<トロント・アイランドのサイクリングロード(Photo by Peter Broster via Wikimedia Commons, licensed under CC BY 4.0)>

トロント・アイランドには車の乗り入れができません。そこが都会のオアシスとなる大きなポイントですね。

島全体を周ることができる整備されたサイクリングコースがあり、車の心配なく安心してサイクリングを楽しめるのです。本当に気持ちよく走れるので断然おすすめです。

自転車はセンターアイランドにレンタルショップがあり、レンタル料金は、普通の1人乗り自転車が1時間11ドルです。(2025年6月現在)

ショップにあるのは普通の1人乗り自転車だけでないのです。タンデムバイク(2人乗り)やファミリー向けの4輪バギーもあるので、グループやカップルで一緒にこぐのも楽しいですよね。

また、トロント市内にあるシェアバイクもトロント・アイランド内にいくつかステーションがあります。すでにアプリを入れている方はチェックしてみてもいいですね。

このシェアバイクはフェリーには乗れません。島のシェアバイクは、島のドックに戻してください。もちろん、トロントの街側(メインランドと呼びます)からのシェアバイク持ち込みもできませんのでご注意ください。

木陰の道を風を感じながら車の騒音もなく自転車で快走できるなんて、まさに夏の贅沢なひとときですよ。

3. のんびりお散歩する

センターアイランドを南北に通るアベニュー・オブ・ザ・アイランド
<センターアイランドを南北に通るアベニュー・オブ・ザ・アイランド(Photo by FrankvandenBergh via Canva)>

歩くだけでも十分に楽しめるのがトロント・アイランドの魅力です。緑に囲まれた散歩道やオンタリオ湖を望む遊歩道が整備されており、お気に入りの場所でピクニックや読書をするのにも最適です。

公園となっている場所には大きな噴水があり、暑い夏でも涼しさをもたらしてくれます。センターアイランドの公園はとても手入れされていて美しい花々が植えられていました。

ワーズアイランドには、島に住む人々の可愛らしい住宅街があり、カラフルな家々を眺めながら散歩するのも楽しいですよ。

カフェやアイスクリームショップ、レストランもあるので、休憩しながらゆっくりと島内を回るのもおすすめです。

4. カヤックやカヌーで湖を堪能する

センターアイランド橋(Centre Island Bridge)を通るカヌー
<センターアイランド橋(Centre Island Bridge)を通るカヌー(Photo by Duncan Koerber via Wikimedia Commons)>

トロント・アイランドには、カヤックやカヌー、SUPなどレンタルできる場所がいくつかあります。島々の間をカヌーやカヤックで周ると散歩とは違った景色が楽しめると思います。

今度行く機会があったら、ぜひやってみたいです。

まとめ

トロント・アイランドは、大都会の喧騒を離れて気軽に自然を感じられる、憩いの場です。

フェリーで15分でアクセスできて、美しいビーチで泳いだり、車のない快適なサイクリング、整備された散歩道を歩く、静かに水辺を漕ぐなどのアクティビティが手軽に楽しめます。

観光地でもあり、トロント市民が好むローカルさがあるトロント・アイランド。トロントに滞在されるのであれば、ぜひこのリゾート地に渡ってみてください。

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さえこ

カナダ・オンタリオ州に移住して10年超えました。旅行はもっぱらマイナーどころに行くことが多く、キャンプやハイキング好きのアウトドア派です。最近はピラティスにハマって健康的な筋肉維持を心がけています。
ブログもときどき書いています。https://medlocks.ca/saeko/

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