マイナスイオンを満喫する夏の中津川の旅。エメラルドグリーンの絶景付知峡を訪れ、天然鮎料理と和菓子を味わう。

岐阜県中津川にある付知峡(つけちきょう)は、その神秘的なエメラルドグリーンの澄み切った水が神秘的な夏の涼景スポットとして人気があります。付知川は「青川」と異名をとるほど美しく、峡谷の周りには手付かずの原生林が残されています。

涼景を求めて、付知峡の不動滝と観音滝を訪れ、マイナスイオンを満喫し、岐阜県の夏の名物「天然あゆ」と和菓子を楽しんできました。

目次

付知峡:エメラルドグリーンの絶景

付知川
<付知川、青川と呼ばれる清水です>

付知峡は、「森林浴の森日本100選」「岐阜県名水50選」「飛騨美濃紅葉33選」にも選定されている岐阜県中津川の絶景スポットです。四季折々の景色が楽しめるところで、新緑や紅葉の名所としても有名です。周辺にはキャンプ場がいくつかあり、夏休みに川遊びを楽しむために多くの家族が訪れます。

付知川の透き通ったエメラルドグリーンの水と峡谷を囲む深い緑の原生林はマイナスイオンがいっぱいです。

付知峡の絶景としてよく知られている「不動滝」「観音滝」「仙樽の滝」の美しい3つの滝は不動公園の中にあります。糸のように岩肌を流れる「観音滝」、水量が多くダイナミックに流れる「不動滝」、水流の勢いが激しい「仙樽の滝」、3つの滝を訪れることのできる緑に囲まれた付知峡遊歩道が整備されています。

観音滝と不動滝

観音滝
<観音滝>

観音滝は高さがあり、原生林の緑に囲まれた森の中で、白い水がエメラルドグリーンの滝壺の中に落ちていくとてもきれいな幻想的な滝です。

不動滝
<不動滝>

観音滝から少し下に行くとあるのが不動滝です。上から見ることになるので、うまく写真がとれなくてすみません。実際に見ると、水量が多くとてもダイナミックです。

遊歩道
<ジブリにでてくる森のような緑の遊歩道です>

吊り橋
<緑に囲まれた吊り橋>

仙樽の滝はもう少し上流にありますが天気が良くなかったので、今回は行くことはできませんでした。

付知峡

  • 住所:岐阜県中津川市付知町6-39
  • 電話:0573-82-4737(付知町観光協会)
  • URL:http://www.tsukechi.jp

夏の中津川の風物詩:あゆ料理

鮎の塩焼き
<鮎の塩焼き>

夏の中津川といえば、鮎です。車で走っていると川であゆを釣る人が見え、そして道沿いにはあゆ料理のバナーが翻っています。今回は付知川のほとりにあるあゆ料理のお店、「さるとび荘」をご紹介します。

さるとび荘

さるとび荘
<さるとび荘の店構え、料亭の店構えです>

さるとび荘
<付知川のほとりに建つさるとび荘>

さるとび荘は、清流・付知川のほとりにある鮎と創作料理の店です。

夏から秋(6月〜10月)は鮎のコース料理があります。地元でとれる天然鮎を使った美しいコース料理は、他では味わえない絶品です。京都の老舗料亭で修行をした料理長の川本淳夫さんの作る創作料理はとても美しく美味しいものです。付知川の美しい流れを見ながら、ゆっくりと至極の時がすごせます。

さるとび荘
<大きなガラス張りの店内から付知川の流れがみえます>

美しいあゆ料理の数々をご紹介します。

甘露煮
<前菜2品と甘露煮>

鮎のフライ
<鮎のフライ>

あゆの出汁
<あゆの出汁>

あゆの刺身
<あゆの刺身>

雑煮
<雑煮>

デザート
<デザート>

さるとび荘
<さるとび荘内にある中庭>

人里はなれたロケーションにあるお店ですが、料亭に来たような館内です。

鮎の季節外にも旬の食材を使った季節感あふれる懐石料理を用意しているそうです。

基本情報

  • 住所:岐阜県中津川市高山1180-6
  • 電話:0573-72-5068
  • 開館時間:11:30~14:00、17:30~21:30
  • 完全予約制
  • 定休日:水曜日
  • 行き方:県道408号線、付知川「高山大橋」約600m南に入口の看板あり
  • URL:http://j47.jp/sarutobisou/

中津川の和菓子屋めぐり

中津川を訪れるもう1つの楽しみは、実は和菓子屋さんめぐりです。

中津川は恵那栗で作る栗きんとんが名物で、栗きんとんの名店がたくさんあります。なんと、日本の三大甘味処の1つと数えられているそうです。でも、栗きんとんは秋の季節もの。さらに、販売時期は9月から1月までですので、夏に栗きんとんはありません。今回は、冷たい甘味を楽しんできました。

満天星一休 苗木店

抹茶
<森の水鏡と抹茶>

満天星一休は、栗きんとんの店としては全国的にはあまり知られていませんが、地元では一番人気です。店内に茶房もあり、栗の季節には、栗おこわがあり、毎年行列のできる人気店です。栗きんとんのほかの季節にも食べれる1番人気の和菓子は、「森の水鏡」という栗きんとんが葛餅につつまれたお菓子があります。冷やして食べると美味しいお菓子です。

基本情報

  • 住所: 岐阜県中津川市苗木字岡田2531-1
  • 電話:0573-65-0193
  • フリーダイヤル: 0120-19-5504
  • 開館時間:8:30~19:30、茶房 10:00~17:00
  • 定休日:元旦
  • URL: http://www.doudan-ikkyu.com/

すや 西木店

すや
<すや西木の甘味処「榧」>

江戸時代、元禄年間に創業された「すや」は、栗きんとんを初めて売り出した元祖とも言われています。元々は酢を売っており「酢屋」から「すや」になったといいます。お菓子作りを始めたのは7代目からだそうで、今でも伝統の味と製法を守り、栗きんとんの味を伝え続けています。

中津川市内に本店と西木店の2店舗があります。西木店には東屋のように情緒漂う甘味処「榧(かや)」も併設されています。

ひやしぜんざい
<ひやしぜんざい>

夏用のひやしぜんざいは氷が入って甘さ控えめです。

基本情報

  • 住所:岐阜県中津川市中津川1296-1
  • 電話:0573-65-1718
  • フリーダイヤル:0120-020780
  • 定休日:木曜日(9月〜12月は無休/11月に臨時休業日あり)
  • 営業時間:10:00〜18:00
  • URL: https://www.suya-honke.co.jp

まとめ

山城苗木城
<国指定史跡の山城苗木城>

今回は、夏の中津川として涼景の付知峡と夏の風物詩鮎料理のお店と、冷たい甘味を食べられる和菓子屋さんをご紹介しました。

岐阜の中津川は風光明媚だけでなく、歴史も楽しめる場所で、馬込宿や中津川宿などの中山道の宿場跡、岩村城や苗木城などの山城跡めぐりもできます。そして秋の紅葉と栗きんとんはおすすめです。そして、四季折々の楽しみのある中津川です。

今回、ご紹介した満天星一休並木店の近くに山城ファンに人気の「国指定史跡の山城」、「苗木城跡」があります。今回は、天気が良くなかったためいけませんでした。苗木城の石垣には、自然の巨岩がそのまま活用されていて、天守跡に設けられた展望台からの絶景が広がり、日本百名山の恵那山、木曽川、市街地を360度見渡すことができるということで人気がある山城です。

ぜひ訪れてみてくださいね。

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Sachiko

名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。捨て猫2匹をインドネシアで拾い、日本まで連れてきました。

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