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まるでティーセラピー!お腹も心も満たされる静岡茶癒しの旅♪
「お茶は飲むもの」と思っていませんか?静岡では、見たり、食べたり、聞いたりしても楽しめるんですよ。西から東までお茶が作られており、お茶にまつわる癒しスポットがたくさん!
今回は西部を中心に、お茶どころならではの癒し体験をご紹介します。
目次
- 360度茶畑に囲まれたティーテラスをひとり占め!
- 静岡茶欧風料理と静岡茶のティーペアリングが楽しめる
- 茶室で極上の玉露を味わいながら、心を整える
- お茶のことを知りたいなら「ふじのくに茶の都ミュージアム」へ!かわいいお土産もたくさん
- まだまだあるたくさんある!お茶にまつわる癒しスポット
360度茶畑に囲まれたティーテラスをひとり占め!
お茶を目で楽しめるのが、島田市川根町笹間上にある「里山の茶の間」。360度茶畑に囲まれたティーテラスを貸し切りにできるんです。
目の前には青々とした茶畑が広がり、遠くからウグイスの鳴き声が聞こえてとってものどか。この開放感たっぷりの空間で、川根茶と茶菓子をいただけます。美しい茶畑を見て癒されながら、おいしいお茶を飲んでさらにホッとしますよ。
このお茶は、目の前に広がる茶畑から作られており、里山の自然を保ち子供にも安心して飲んでもらえるよう農薬を使用していないのだそう。緑茶に加えて紅茶や烏龍茶も作られていて、それぞれ味が違うのに全て同じ茶の木からできるのだとか。不思議ですね。
日本茶をきちんと淹れるのは難しいイメージがありましたが、農家さん曰く「普段飲む分には、堅苦しく考えずに茶葉が開いてきたら飲めばいいんです」だそうです。それなら、気兼ねなく日常生活でも楽しめそうです。
里山の茶の間
- 住所:静岡県島田市川根町笹間上914
- 公式サイト:里山の茶の間
静岡茶欧風料理と静岡茶のティーペアリングが楽しめる
お腹が空いたら、ルモンドふじがやの「ようこそ静岡お茶ランチ・ディナーコース」がおすすめです。ワインソムリエと日本茶インストラクターの資格を持つ代表たちが創作した、静岡茶欧風料理と静岡茶のティーペアリングが楽しめますよ。
「シャンパンのつもりで」と食前酒のように出てきたのは、烏龍茶。お茶をグラスでいただくのは新鮮なうえ、微炭酸でマスカットの風味がしてびっくり。
前菜には抹茶パスタなど、さっぱりとした味わいのお茶料理が並び、フルーティーな烏龍茶との相性がバツグンです。
抹茶風味のブイヤベースには、繊細な魚介のうま味がしっかりと味わえるようまろやかな風味の深蒸し煎茶をペアリング。静岡牛ステーキに抹茶ゼリーを添えた料理には、渋みがほどよくある深蒸し煎茶を合わせるなど、お茶と料理の両方のうま味が引き立っておいしさが倍増。
さらに、駿河湾で獲れた鯛や静岡牛など地元の食材がふんだんに使われており、静岡らしさを存分に味わえるのも嬉しいですね。
最後は、紅茶のシフォンケーキなど、お茶づくしデザートと和紅茶でフィニッシュ!
種類にして、烏龍茶、煎茶、紅茶、抹茶、黒茶の5種類、産地は、静岡市、牧之原市、掛川市、御殿場市の4カ所の静岡茶を堪能しました。お茶の種類や産地によって味がこんなにも違う奥深さや、ワイングラスで飲んだり洋食に取り込んだりする、斬新なお茶の楽しみ方が体験できて大満足です。
ルモンドふじがや
- 住所:静岡県静岡市葵区昭和町6-1
- 電話番号:054-251-0066
- 公式サイト:ルモンドふじがや
茶室で極上の玉露を味わいながら、心を整える
静岡が京都、福岡に並ぶ日本三大玉露の産地なのをご存じですか?
藤枝市岡部町の玉露の里にある「茶室 瓢月亭」では、極上の玉露や抹茶を味わいながら静かな時間を過ごすことができます。
玉露の味は濃厚で「まるで出汁を飲んでいるみたい」と言う方もいるのだそう。確かに、うま味がぎゅっと濃縮されていていつも飲んでいるお茶の味とは全然違います。それに茶器が小ぶりで、お茶の量もとても少ない。
どのようなシチュエーションで玉露を楽しめばいいのかをスタッフさんに尋ねると、「少しの量をちょっといいお菓子と一緒にゆったりと味わうのがおすすめ」とのこと。玉露を淹れるには沸騰させたお湯を50℃くらいに冷まさねばならず、時間や気持ちに余裕がないとおいしく淹れられないのだそうです。
静かな空間でお茶を飲んでいると、時間がゆっくり流れて心が落ち着きます。たまには茶室で非日常を味わうのもいいですよ。
玉露の里
- 住所:静岡県藤枝市岡部町新舟1214-3
- 電話番号:054-668-0019
- 公式サイト:玉露の里
お茶のことを知りたいなら「茶の都ミュージアム」へ!かわいいお土産もたくさん
「同じ茶の木から、どうして緑茶や紅茶ができるの?」「産地によって、こんなにお茶の味が違うのはなぜ?」「煎茶と玉露の違いは何?」など、お茶のことをもっと知りたいと思ったら「ふじのくに茶の都ミュージアム」に行ってみてください。。
日本茶の様々な疑問を解消できるのはもちろんのこと、世界のお茶文化も知ることができておもしろいですよ。ミャンマーやタイでは、お茶を漬物にして食べるのだそう。
世界各国から集めた60種類の茶葉を見ていると無性に海外旅行に行きたくなります。
さらに、体験型のアクティビティが豊富なのも特長。茶道や抹茶挽き、日本茶のいれ方体験、牧之原大茶園展望テラスでプレミアムティーを味わうなど、いろいろなアクティビティを楽しめます。
そして、旅の終わりに欠かせないのがお土産選び。どのお茶を買おうか迷ったら自分に合ったお茶を診断することができます。
また、静岡茶の産地や品種別に味の特長も紹介されているので、自分好みのお茶を見つけやすいんです。
ショップには、パッケージがかわいいお茶や茶菓子に加えて、お茶ポテトチップスや緑茶の香水など、静岡らしいお土産がたくさんありますよ。
ふじのくに茶の都ミュージアム
- 住所:静岡県島田市金谷富士見町3053番地の2
- 電話番号:0547-46-5588
- 公式サイトL:ふじのくに茶の都ミュージアム
まだまだたくさんある!お茶にまつわる癒しスポット
静岡県には20か所以上もお茶の産地があり、お茶温泉など、その土地ならではの楽しみ方がたくさんあります。これを機にお茶の産地を巡りながら、お気に入りの癒しスポットを探してみてはいかがでしょうか。
たかがお茶、されどお茶。お茶の奥深さの虜になるかもしれませんよ。
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にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。