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【簡単レシピ】スペイン人夫が作るトルティージャ・デ・パタタス(スペイン風オムレツ)をご紹介!
みなさんはスペイン料理といったら何を思い浮かべますか?
パエリヤやスペイン風オムレツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
日本にもたくさんのスペインレストランがありますが、メニューには必ずと言っていいほどスペイン風オムレツ="トルティージャ"があります。スペインでは一般的な家庭料理で、まさに「おふくろの味料理」といえます。どの家庭にも「母の味」「我が家のレシピ」があり、シンプルな卵料理ですが人によって若干の作り方に違いがあるようです。
中に入れる具材で色んな種類のトルティージャがありますが、ここでは基本のレシピをご紹介いたします。
目次
- トルティージャ・デ・パタタスってどんな料理?
- トルティージャ・デ・パタタスの材料
- トルティージャ・デ・パタタスの作り方
- 本場スペインの味に近づけるポイントとコツ
- スペインではどうやって食べてるの?
- まとめ
トルティージャ・デ・パタタスってどんな料理?
トルティージャ(Tortilla)はスペイン版オムレツのような卵料理で、日本ではスペイン風オムレツ、スパニッシュオムレツと呼ばれることが多いです。
一般的にトルティージャ(Tortilla)と表記されることが多いですが、他の料理と区別するためトルティージャ・デ・パタタス(Tortilla de patatas=じゃがものトルティージャ)、またはトルティージャ・エスパニョーラ(Tortilla espanola=スペインのトルティージャ)とも呼ばれています。
※patata=じゃがいも、patatas=じゃがもの複数形、espanola=スペインの、スペイン人の
スペイン語の"ll"は地域により発音が違っており、スペインでは「ジャ」メキシコなどでは「ヤ」と発音されているため、「トルティージャ」、「トルティーヤ」と語尾が変わることがあります。
トルティージャ・デ・パタタスの材料
4人分 直径20cmフライパン1枚分の材料です。
- じゃがいも 4個
- 玉ねぎ 2個
- 卵 6個
- 塩 少々
- オリーブオイル 適量
トルティージャ・デ・パタタスの作り方
1. じゃがいもの皮をむき、5mmほどの厚みでいちょう切りにする。
2. 玉ねぎをみじん切りにする。我が家ではT‐falのフードカッターを使用しています。これすごく便利ですよ!
3. 切ったじゃがいもと玉ねぎを大きめボウルに入れ混ぜ合わせます。この時お好みで塩を入れます。※スペインでははわりとしっかりめの塩で味付けされています。
卵も別のボウルに溶きほぐしておきます。
4. フライパンにたっぷりのオリーブオイル(1cm位)を入れ、中強火でオイルが温まったら(3)のじゃがいもと玉ねぎを加え、ざっくりと混ぜ合わせながら揚げ焼きにします。※炒めるというより素揚げするイメージ。
この時あまりいじらないのがポイントです。たっぷりのオイルで揚げ焼きにすることで、野菜の旨味と水分を閉じ込めて火の通りを均一にしてくれます。
5. じゃがいもが柔らかくなったらオイルを切って、もとのボウルへ戻します。じゃがいもは好みにもよりますが、木べらで押すとスッと潰れる程度が良いです。※ある程度食感があった方が美味しいので、柔らかすぎはNG。
6. ボウルに戻した(5)じゃがいも・玉ねぎ(5)に、溶いておいた卵を混ぜ合わせます。
7. フライパンを火にかけ、しっかり温まったら(6)を流し入れます。※この時フライパンに残ってるオイルで十分なのでオイルはまた足さなくてもよいです。
8. 弱火でじっくり火を通し、まわりが少しずつ固まってきたのを確認したらフライパンを軽く揺さぶってみます。※この時中心部分の卵が半熟でもOK。
9. (8)でまわりが固まっているのを確認したら、フライパンより少し大きめのお皿を準備しフライパンにお皿をかぶせ、フライパンをひっくり返してお皿に取り出します。
10. お皿に取り出した生地をそのままスライドさせるようにしてフライパンに戻し、弱火で3分ほど焼きます。この時フォークや木べらで形を整えてあげましょう。
11. フライパンを揺さぶってみて、くっつかないようなら、お皿に盛って、でき上がりです!!
本場スペインの味に近づけるポイントとコツ
- オイルはたっぷりと、ふんだんに使いましょう。出来れば良質のオイル、エキストラバージンオリーブオイルを使えばより美味しく出来上がります。オイルの質のよって驚くほど美味しさが変わります!(作り方4)
- じゃがいもと玉ねぎは、炒めるのではなくたっぷりのオイルで揚げ焼きにしましょう(4)
- 火が通ったじゃがいもと玉ねぎはそのままフライパン上ではなく、一旦ボウルに取り出してから溶き卵と混ぜ合わせましょう(6)
- 卵が完全に固まらないように、辛抱強く弱火でじっくり焼き上げましょう
- そうすることで焦げ付きを防ぎ、中の卵がとろりと半熟に美味しく出来上がります(8)
- たっぷり使用したオリーブオイルは料理後も2~3回は使えるので、茶こしなどでこしてから空き瓶にとっておき再利用しましょう(5)
<我が家ではいつもマヨネーズの空き瓶にとっておき再利用しています>
スペインではどうやって食べてるの?
スペイン人の国民食ともいえるトルティージャ、スペインではバルやちょっとしたカフェ、レストランの定番メニューです。そのままタパスとしてつまんだり、スライスしたバゲットの上にのせて※ピンチョスとして親しまれてます。
また、バケットパンにはさんでバケットサンド(ボカディージョ/bocadillo)もよく食べられています。マヨネーズが大好きなスペイン人は、トルティージャにマヨネーズやアリオリソース(マヨネーズにすりおろしニンニクを混ぜたもの)をつけて食べる人をよく見かけます。
※ピンチョス:小さく切ったパンに少量の食べ物がのせられた軽食。串(pincho)や楊枝に刺して食べたことが名称の由来だそうです。
まとめ
どこでもすぐに手に入る材料で作れるトルティージャ・デ・パタタス、ポイントとコツさえ抑えたら誰でも本場スペインの味を簡単に作れます。パーティーやちょっとしたおもてなしにもピッタリなので、ぜひ作ってみてくださいね!!
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yumi
- 2015年からスペイン人夫とチェコ プラハで生活。好きなことは、旅行、食べること、ビーチ、写真、ハイキング、美容/コスメ/ファッション全般。