スペインのクリスマス＆年越しの過ごし方

こんにちは、YUです。新年明けましておめでとうございます！！今年もスペインに関わる記事をお届けしていきますので、本年も宜しくお願い致します。

2020年はコロナウイルスの影響もあり、例年のような年越しが出来ない国が多く、日本でも帰省を自粛した人も多いのではないかと思います。スペインでも政府が大人数でのパーティ自粛を呼びかけていたこともあり、家で家族や親族で集まり年越しをした家庭が多いようです。

そこで今回の記事では、スペインのクリスマスや年越しについて紹介したいと思います。

スペインのクリスマス＆年越しとは？！

日本ではクリスマス！！といえばカップルの日として馴染みがある日ため、恋人同士で過ごす人が多いと思いますが、スペインのクリスマスは家族で過ごすのが一般的です。恋人がいる人たちはどちらか片方の両親の家で一緒に過ごすカップルが多いです。また両親や親族ともプレゼント交換を行うのが一般的な上、パーティが多くなるため、この時期になると出費が増えてしまいます....。

そして、クリスマスとは逆に年越しは友達とパーティをする人が多く、中心部ではカウントダウンパーティがあり、そこで年越しをする人や友達の家でパーティをする人、家でゆったりと年越しをする人など、色んな人がいる印象です。中にはカウントダウンのみ家でやり、その後パーティやクラブに出かけるという人も多くいます。しかし、コロナウイルスの影響で多くの人が昨年末は家で年越しすることになりました。

またちょっとした情報ですが、12月25日、1月1日はスペイン全土で祝日のため、普段空いているレストランやスーパーなども定休日です。観光でスペインに来る際は、出来るだけ前日までに買い物をして食糧を買っておきましょう！バルセロナではクリスマス翌日の26日も祝日になってます。

スペインのクリスマス宝くじ

日本でも宝くじを購入する方は多いのではないでしょうか？特に年末ジャンボは多くの人が購入することで有名ですが、スペインではクリスマスの宝くじがあり、多くの方が購入します。スペインのクリスマスの宝くじは毎年12月22日に抽選が行われ、1枚あたり20€で購入することが出来ます。

1等は、4,000,000€で日本円に換算すると約5億円です。1等から6等まであり、その他、1等から3等の2桁から3桁が一致で100€、1等と最後の桁が一致で20€となります。

ちなみに私は、4年連続で購入していますが、当たったのは一度だけで20€のみでした...。なかなか当たりませんが、毎年運試しに買ってしまいます。（笑）

12粒のブドウ

スペインのカウントダウンは鐘の音と共に12粒のブドウを食べて年を越します。その後盛大な花火が各地であがり、CAVAと呼ばれるスパークリングワインで乾杯をし、新年を祝います。

スーパーではこの日のために多くのブドウが売られ、年末にどの家庭でも必ずブドウを用意します。

テレビ中継で0時になると12回鐘が鳴ります。鐘が1回鳴る毎に1粒のブドウを食べて見事12粒食べることが出来ると願いが叶うとも諸説もあります。また、12粒の由来としては、1年は12ヶ月で毎月の幸運を祈るということから12粒と言われています。

しかし、この鐘の音が意外と早く12粒を食べ切ることはなかなか困難です。種があるとまず難しいので、小さめのブドウで種なしを選ぶことが12粒のブドウを食べ切るコツです！年越しにスペインへ行くことがあれば、ぜひ年越しの際は、12粒のブドウに挑戦してみてください。

験担ぎの赤い下着

これはまだ知らない方も多くいますが、スペインでは赤い下着は験担ぎとして有名です。赤い下着をつけて新年を迎えると縁起が良いと言われていることから、多くの方が赤い下着を身につけて年越しをしています。中には、赤い下着を贈り合うカップルもいるそうです。

最後に

日本では年越しそばやおせち料理を食べたり、初詣に行ったりと日本ならではのお正月の過ごし方がありますが、今回の記事ではスペインのクリスマスや年越しについて紹介させていただきました。世界中でコロナウイルスの感染拡大のため、多くの国では例年通りの年越しが出来ず、少し寂しいクリスマスや年越しになったのではないかと思います。

2021年は例年通りの年越しができますように！