トロントでブルーワリー巡りをしませんか?地ビールからトロントの街を知ろう!

トロント ブルワリー

カナダのビールをいくつご存知ですか?

カナダ・トロントに移住してから出会ったビールは数知れず。トロピカルフルーツやベリー系、変わりどころだとカップケーキや綿飴?!の香りがするビールまであるんです。(もちろん、原料にカップケーキなどは入っていません!)ビールといえば喉越しを楽しむラガーという日本の環境で育った私には、カナダのビール事情に初めは何度も驚いたものです。

ブルーワリー(ビール醸造所)に至っては、ここオンタリオ州だけで260か所以上もあると言うから驚きですよね!日本人にとって日本酒が文化であるようにカナダ人にとってはビールが文化なんです。

スポーツ観戦する時はスポーツバーやパブが賑わい、皆ビールを片手に白熱します。特に注目の試合ともなれば、店内は立ち見状態(もちろん、ビールはしっかりと握りしめながら!笑)。そして、ブルーワリーは家族連れや仲間同士で食事も楽しめる場所として選ばれるくらいカナダ人にとって親しみある場所。仕事帰りに同僚と一杯だったり、クライアントとのビジネスディナ―がブルーワリーだったりするんです。

そんなカナダの食文化を学べるブルーワリーをトロントの街を散策しながらご紹介します。

目次

CNタワーが目の前に!観光スポットとして寄りたいハーバーフロントのブルーワリー

スチームホイッスル ブルーウィング

トロントのシンボルCNタワーは必ず訪れたい観光スポットの一つ。その両隣にはMLB(メジャーリーグ)トロント・ブルージェイズの本拠地ロジャーズセンターとリプリー水族館があります。CNタワーを目の前で眺めながらローカルビールを楽しめる場所がここスチーム・ホイッスル・ブルーウィング(Steam Whistle Brewing)です。

グッズ

グッズ

店内では、できたてのビールを味わえるほか、お土産に鮮やかな緑色がかわいいオリジナルグッズや缶ビールを購入できます。季節限定ビール(seasonal beer)もあるので店員さんに聞いてみましょう。

ビールとプレッツェル付きの工場見学ツアー(20CAドル・要予約)も人気が高くおすすめです。ビールや歴史ある建物について元気いっぱいのスタッフが熱く語ってくれますよ。

トロントの中心に位置するユニオン駅からCNタワーまではスカイウォーク(歩道橋)で直結、徒歩10分ほどなので天候の心配がなく便利な立地も人気の秘密。観光ついでに、むしろ観光スポットの一つとして、ぜひ寄ってみてください。

スチームホイッスル ブルーウィング

スチームホイッスル ブルーウィング
<スチーム・ホイッスル・ブルーウィングと隣接するトロント鉄道博物館とのコラボ撮影もお洒落>

Steam Whistle Brewing

人気の散策スポット、ケンジントン・マーケットでしか買えないビールを!

ケンジントンマーケット

北米最大規模のチャイナタウンから西に少し進むと活気ある個性的なショップが立ち並び、週末にもなると歩行者天国になる日もあるくらい、たくさんの人で賑わうエリアがあります。特に若者に人気があるこのエリアはケンジントン・マーケットです。多国籍な食べ歩きフードの屋台やおしゃれなカフェ、古着屋さんや生鮮食品等が集まるマーケットプレイスなので一日楽しめるんです。

ケンジントン ブルーイングカンパニー

ケンジントン ブルーイングカンパニー

そのメインストリート沿いにあるのがケンジントン・ブルーイング・カンパニー(Kensington Brewing Co.)。その名の通り、地元に愛され続けるブルーワリーです。

缶ビール

缶ビール

ここに来たら、ぜひやってもらいたいことがあります。

それは、ケンジントン・マーケットらしいデザインの缶ビールを片手に持って、店内の壁画をバックに記念撮影です!ここで売られているお洒落なデザインのビール缶は他では購入することができないので、お土産としても喜ばれること間違いないですよ!

ケンジントン ブルーイングカンパニー
<お洒落なグラフィティ(落書き)を至る所で見られるのもケンジントン・マーケットの魅力>

Kensington Brewing Company

レンガ造りの建物が残るフォトジェニックスポットで地ビールを堪能しよう

ディスティラリー ディストリクト

19世紀の赤レンガ造りの建物が残るディスティラリー・ディストリクトはかつてのウイスキー醸造所の跡地。当時のレンガ造りの建物を残しつつ再開発された人気のスポットでレストランや小売店が集まる商業施設です。

そのレストランの中でも常に人気なのがミルストリート・ブルーワリー(Mill Street Brewery)。ここでは、あまり癖がなくてどんな料理とも相性が良いオンタリオ州初のオーガニックビールを楽しむことができます。

ミルストリート ブルーワリー

晴れた日は赤レンガと石畳でとっても趣があるパティオ席がおすすめですが、広々とした店内で巨大なビールタンクを眺めながらその迫力を楽しむのもあり。

ミルストリート ブルーワリー

ミルストリート ブルーワリー

ビールと合う料理も豊富なので食事を楽しみに訪れるトロントニアンは多いです。

お気に入りのビールが見つかったら併設されているボトルショップで購入できますし、オンタリオ州の酒屋LCBOでもたくさんの種類を取り扱っているので、後日飲みたくなった時に選びやすいですよ!

ミルストリート ブルーワリー

19世紀ビクトリア時代の建物と現代の鉄筋コンクリートで作られたコンドミニアムとの共演を見られるのもディスティラリー・ディストリクトの魅力。180年以上の時を経て実現された一枚の写真にはとてもロマンを感じますね。

ラブロックス
<人気の撮影スポット"Love Locks"。恋人たちはこのモニュメントに鍵をかけて永遠の愛を誓います>

Mill Street Brew Pub

  • 住所: 21 Tank House Lane (originally 55 Mill Street, Building 63), Toronto, ON, M5A 3C4
  • 営業時間:月~水曜11:00~0:00/木曜11:00~01:00/金曜11:00~02:00/土曜10:30~02:00/日曜10:30~00:00
  • 電話:416-681-0338 (レストランext.2、ショップext.3)
  • URL:ミルストリート・ブリューパブ

私一押し!トロント近郊のブルーワリーはアートミュージアムの世界

フライングモンキーズ クラフトブルーワリー

トロントから車で1時間ほど北に走るとシムコー湖(Lake Simcoe)の入り江にBarrieという街が現れます。その街の中心地にあるブルーワリーが私一押しのフライングモンキーズ・クラフトブルーワリー(Flying Monkeys Craft Brewery)です。

名前からしてちょっとファンキーなお店を想像できると思います。

フライングモンキーズ クラフトブルーワリー

外観は正当なブリティッシュパブ風でお洒落なBarrieのメインストリートに良く合ったお店。賑わいをみせるパティオエリアは、まるでヨーロッパのリゾート地へ来ているような雰囲気です。

フライングモンキーズ クラフトブルーワリー

ところが一歩店内へ足を運ぶとその雰囲気は一変してフライングモンキーズの世界観が広がります。店内の至る所にユニークなオブジェやデザインが描かれ、天井までもがアートで埋め尽くされているので、店内はまさにアートミュージアム。ブルーワリーに来ている事を忘れてしまう位。

※ここの世界観は、事前にHPでチェックすると面白いですよ!

ビール

常時16種類ほどのオンタップビール(生ビール)が用意されていて、ビールのネーミングも目を引くものばかり。

フライドポテト

料理もシンプルなものが多いけれど、オンタリオ産のポテトで作られたフライドポテトだったり、手作りケチャップだったり、お店のこだわりをしっかりと感じられます。

グッズ

美術館や博物館でお土産を買うように、フライングモンキーズらしいグッズも販売されているので、ぜひ記念にゲットしてください。私はどこに置いても目立つ栓抜きを自分用に購入しました。

トロントからちょっと離れた場所にありますが、一日かけてでも訪れる価値ありです。

図書館のようなトイレ

階段
<トイレが図書館のようだったり、トイレへ続く階段までもがアートに。隅々まで楽しめます>

The Flying Monkeys Craft Brewery & Tap Room

色々試せるビアフライトがおすすめ

ビアフライト 飲み比べ

せっかくブルーワリーに来たのだから色々な種類のオリジナルビールを飲んでみたいですよね?

1杯でお腹いっぱいになってしまったらつまらない!そんな要望を叶えてくれるのがビアフライト(Beer Flight)です。

自分好みのビールを少量ずつ(120~150m)4種類ほど選べる、要は飲み比べができるテイスティングセット!だいたいのブルーワリーで取り扱っているので、メニューに載っていなくてもビアフライトを頼みたいと聞いてみてください。私が最初に注文するのはいつもこれです。

パイントビール 生ビール

大体10CAドル前後。生ビール中ジョッキ(こちらではパイントビール)一杯分くらいの値段です。

かすかに異なる琥珀色のビールを並べるだけでその美しさにうっとり。飲むのがもったいない位。インスタ映えする写真も撮れるのでビアフライトは私が自信を持っておすすめします!

最後に

今回、トロントを代表するブルーワリー3か所とトロント近郊の私一押しブルーワリーを1か所ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。私の引き出しにはご紹介したいブルーワリーがまだ山ほど入っているのですが。。

味や香りだけでなく、例えばラベルのデザインや店内の雰囲気まで、お店それぞれこだわりや特徴があるからブルーワリー巡りってとても面白いんです。子どもはもちろん大歓迎、ペット連れOKなところもあります。常に地元の方で賑わうトロントのブルーワリーを訪れながらトロントの街と文化を学んでみませんか。

私はブルーワリー巡りをする度にトロント旅行気分になっています。そんなトロントが大好きなんです。

※各店舗の営業時間・定休日は2020年11月現在の情報です。最新情報については各HPをご確認ください。

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Makiko

アメリカ西海岸、シンガポール在住を経て、カナダに移住。現在、カナダ東部のトロントでカナダの魅力を日々ブログで配信。その名も「カナダ生活お酒と共に~モザイク文化の魅力」。人生の生き甲斐はお酒とお酒に合う料理を楽しむこと。
日本の食文化の一つで父の故郷の味である「寒天」の魅力をカナダに広める活動も行っている。ちょっと控え目だけど奥が深い日本とカナダの魅力を私なりに伝えるべく日々模索中。カナディアンワイン&カナディアンビールの事は何でも聞いてください!

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