【デンマーク】ムン島の絶景、白亜の崖"ムンスクリント"散策!

目次

ムン島とは?

デンマークの南シェラン地域の東海岸に浮かぶムン島。

美しい自然とビーチが楽しめる218平方km、人口9,235人(2020年)の小さな島です。島といっても首都のあるシェラン島へは橋で渡れます。コペンハーゲンから車で約2時間弱で行け、都会の喧騒から離れて自然を楽しめる場所です。

ユネスコ生物圏保存地域

ムン島は豊かな自然と東海岸にある白亜の崖ムンスクリントで有名です。

デンマークはもちろん世界的にも珍しい環境で、2017年にユネスコの生物圏保存地域に指定されました。ムンスクリントを含む陸地と周辺の水域を合わせて450平方キロメートルが指定市域。合わせて、ダークスカイパークという星空保護区制度にも北ヨーロッパで初めて認定されています。

絶景の崖を散策♪

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さて、初めてのムンスクリント散策に出発です。

Geo Center Møns Klintというビジターセンターの脇道から案内に沿って森に入っていきます。崖に行くだけは無料です。きれいに整備されたウッドデッキの散策道が続きます。

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所々から見える灰色の崖。途中からは階段が続き、崖の上から海岸まで約100mは自力で降りていくことになります。

特別なアウトドア装備がいるわけではありませんが、動きやすい靴と服装で行くのがおすすめです。また、携帯の電波が非常に入りにくくキャリアによっては圏外、もしくはスウェーデンの電波をひろってしまうほど。事前のルートチェックは必須です。

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景色を楽しみながら降りていくと、ムンスクリントのある海岸へ出ます。写真は階段がら降りてすぐのスペースですが、ベンチはなし、座るなら崖崩れで落ちてきたらしき倒木。売店ももちろんなく、ゴミ箱も一切ない、自然のままです。

そのまま休んで来た道を戻る人と、海岸を数キロ歩いて別の階段から戻る人に分かれます。

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一番高い地点は128mの高さ!真下から見ると大迫力です。夏は海でシュノーケリングも楽しめるとか。

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この崖は、白亜という灰白色の粘土質の石灰岩で、触ると場所によっては柔らかくなっています。7,000万年前にできた地層です。化石もちょっと探せば小さなものが見つかりました。

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想定外だったのが、この崖の奥。歩いて行ける岩場ギリギリまで海が迫ってきていました。

1人しか通れる幅がないのに見通しが悪く、両サイドから人がやってきて大渋滞。さらに、登ろうと思っていた階段は秋から閉まっていました。引き返すのも面白くないので、そのまま次の階段まで歩くことにしました。合わせて約5kmのコースです。

ちなみに階段は、468段と497段の2つあります。デンマークで一番長い階段だそうです。なかなかの運動になりました。

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ビジターセンター近くには、ツリークライミングの施設もあります。6歳、10歳(135cm)、12歳(145cm)のコースで繁忙期のみオープンしています。

最後に

思ったよりも大迫力だったムンスクリント。

白亜の崖といえばイギリスのセブンシスターズが有名ですが、デンマークのムンスクリントはとにかく崖が街から遠く自然のまま。そして森の中を歩いてしか行けない秘境とも言えるワクワク感があるスポットです。デンマークの自然を楽しみたい方におすすめです!

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2011年よりコペンハーゲンで夫と二人暮らし。デンマーク語を勉強しながら、北欧の生活を楽しんでいます。好きなことは、食べること、陶器集め、散歩。苦手なのはラクリスです。

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