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世界一周中に実際に使っていたおすすめのアプリを、現役バックパッカーが本気で選んでみました!2020年版・後編
前回「世界一周で実際に使っていたアプリ」の数々をご紹介しましたが、今回はその続きをお届けしたいと思います。前編では翻訳や宿の検索など実践的なものでしたが、今度の後編では主に暇つぶし、コミュニケーションツールなどバリエーション満載になっていますので、ぜひこの記事を読んで自分に合ったアプリを見つけて海外旅行をより楽しくしてください。
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目次
便利アプリ
Google翻訳
今さら説明するまでもないくらい有名な翻訳アプリですが、特に英語が通じないような田舎の場所などで重宝しました。オンライン時であれば、カメラ翻訳や音声モードなど便利な機能が使えますし、オフライン時でも事前に対象の言語をダウンロードしておけば英語以外の言語でも問題なく使えます。さらに英語やフランス語など一部の主要言語には「訛り」機能もあって、イギリス英語verとかインド英語verなどがありそれだけでも旅中に知り合った現地の人との会話に役立ちました。またどんどんアップロードされていき、年々精度が上がってきたのも嬉しいところです。
為替レート
世界一周などいろいろな国を短期間で移動する場合は現地の通貨も変わって、その都度「この値段は日本円でいうといくらだろう?」などと考えたりしますので、両替アプリは必須になります。他にも「Currency」というアプリが有名ですが、こちらのアプリは日本語に対応していて新しい通貨の追加も簡単だったので、私はこっちの方を利用していました。また簡単な計算機能も入っているので、このアプリだけでも屋台や露天商などでのやり取りする時にその場でお金の計算も出来て便利でした。
Speedtest
海外旅行中の時は、現地で安いSIMを買ったり宿のWi-Fiを使ったりと、日本にいる時のようにインターネットがいつでも快適に使える状態ではない場合が多いです。そして南米やアフリカなどの発展途上国だとWi-Fiの速度が基本的には弱いので、ネット難民になって移動の予約や旅の計画にも支障が出てしまいます。そんな時にこの通信速度測定アプリを使えば、今使っているWi-Fiがどれくらいの速度や安定度なのかを調べることが出来ますし、使い方も中央のボタンをタップするだけと簡単ですぐに確認できました。
Zaim(ザイム)
私は最初の方は家計簿をつけていなかったのですが、ある日旅行で使ったお金を計算してみたら自分の思っていた以上に減っていたことが判明して、そこからお金の管理をちゃんとするようにしました。このアプリは収入と支出を入力して今の残高を計算するだけではなく、銀行口座やクレジットカードを紐付けしておけばそれぞれ自動的に出金が確認できて、自分の持っている口座を一つに合わせたような感じで確認することが出来ます。また使ったお金もレシートをスマホのカメラで撮影すれば勝手に読み取ってくれてわざわざ手入力しなくて良いのが便利でした。
textPlus
このアプリはあまり聞いたことがないと思いますが、これは国番号「+1」から始まるアメリカの電話番号が無料でもらえるというもの。何が良いかというと、長期で旅行すると日本で契約していたSIMなどは解約してくることが多いのですが、そうなると現地で通話番号付きSIMを新たに買わないと電話番号を持っていないことになりますので、SMSを使った認証が出来なくなってしまいます。SMS認証は空港でWi-Fiiを使う時や新しいアプリを利用する時などに必要になるので、その時このサービスを使えばそれが可能になるという優れものです。日本語は非対応ですがネット上に使い方が載っていますので、設定も簡単でした。
外務省 海外安全アプリ、IATA Economics
当然のことながら外国は日本に比べて、スリやひったくりなど事件的なものからテロや病気など災害的なものまで、危険が多く潜んでいます。そんな時にこれから行く場所(国)にどんなリスクがあるか調べるということはとても大切です。外務省が運営している「海外安全ホームページ」ではどの場所の危険が高いかレベル分けされていて、最近起こった事件まで記載されていますので、南米やアフリカなどの地域に行く時は必ず見ていました。また「IATA Economics」は各国の国際航空会社が登録している企業団体で、航空ルールの決定や協定のニュースなどが確認出来ますので、急な入国規制の変更などがないか確認していました。
been
世界中をいろいろ旅していると自分の訪れた国が数10カ国を超え、多い人だと100以上なんていう強者も出てきます。そして、旅先あるあるですが出会った人に「今までどこの国に行ってきたの?」と質問されたりすると説明するのも大変ですし、自分でもどこの国に行ったのかすぐに思い出せないこともしばしば...。このアプリは自分の行ったことのある国を選択するとその国がオレンジに色が付き、どれだけの国に行ったのか一目瞭然な自分だけの世界地図が出来ます。説明する時役立ったのはもちろん、ゲーム感覚で面白いため旅にもメリハリが出ました。
World in Airports(Androidのみ)
旅中に泊まる場所といえば基本的には「ホテル」や「ホステル」などの宿ですが、貧乏旅行をしていると空港泊(フライトが早朝の出発や深夜の到着時などに空港で夜を明かす)をすることもよくありました。空港によっては寝るスペースがあったり、フリーのWi-Fiがあったりと快適なところもありますが、まれに横になる場所すらなかなか見当たらない過酷なところもありました。そんな時にこのアプリを使うと事前にこれから行く空港がどんな環境なのかを確認することができ、むしろ快適な空港かどうかでチケットを選んだこともあります。また「最高(最低)だった空港ランキング」という項目もあるので旅の目安にも使えました。ウェブサイト版で「SLEEPING IN AIRPORTS」というものも有名です。
PATW
次の移動先を選ぶ時にまずその土地に何(観光スポットなど)があるのかを探すのですが、その時に使うのがインターネットの情報やガイドブックの存在。でも、「地球の歩き方」などの旅行本を持って歩くのは荷物になりますし、なによりかさばって大変です。こちらの「PATW」というアプリは日本はもとより世界各地の観光パンフレットが掲載されていて、自分の行きたいところの情報を見ることが出来ます。宿とか観光地などピンポイントの情報が多いのでかなりローカルなものまでありますが、街全体を網羅しているわけではないので、自分の欲しい情報を探すというよりは何か面白い場所はないかなっといった感じで使っていました。ちなみに開発元はなんと日本の楽天トラベルです。
コミュニケーションアプリ
Twitter、Instagram、LINE
日本で使っていたこれらのSNSアプリは同じIDを海外でもそのまま問題なく使えます。「Twitter」はその時感じたことやメモとかを日記調で書いて、「Instagram」は風景や現地の友達など観光地で撮った写真を載せ、「LINE」は友達との連絡をするためにと用途に分けて使っていました。せっかく世界一周という非日常の体験をしているのでこういうアウトプット的なツールを使うことで旅にもメリハリが出来、また旅中に知り合った友達の状況も知れてとても助かりました。
Facebook、Messenger
日本ではほとんどの人が連絡ツールとして「LINE」を使っていますが、日本を中心とした一部のアジア圏以外ではあまり使う人を見かけなかった印象があります。旅をしていて感じたのが、まだ海外では「Facebook」を使っている人の方が多いということで、世界中で約24億人の人が利用しているというデータもありました。また「Facebook」は「LINE」のように登録にSMS認証が不要でメールアドレスさえあれば誰でも作れるため、海外でSIM(電話番号)を持っていなくても始められるのがとても助かります。
世界一周中で知り合った外国の友達と連絡先を交換しようとした時、何のツールを使っていたかというと「Facebook(Messenger)」と「WhatsApp」の半々でした。「WhatsApp」はアメリカ発祥のSNSで「Instagram」のような発信ツールでなくてどちらかといえば「LINE」のような連絡ツールとなります。なので使い方もほぼ「LINE」と同じですが、スタンプ機能がないのでちょっと終わりのタイミングがつかみにくかったです(笑)。またこちらは初期設定にSMS認証を行わないといけませんので、電話番号が必要になりますのでSIMを持っていない人は注意が必要。
一部の国(主にアメリカと仲が悪い国)に行くとインターネットに規制が入り「Facebook」や「LINE」などのSNSが使えなくなります。中国もその対象になっているので、中国人の友達と連絡先を交換する時に使っていたのがこの「WeChat」です。こちらも使い方は「LINE」とほぼ変わりませんが、モーメンツやシェイクと言った独自機能が便利で意外と使っていると面白くなりますが、中国人以外で利用している人を見たことないので、使う場面はあまり多くはなかったです。また自身が中国に行く場合もネット規制が入るので、その時も事前にダウンロードしていった方が良いと思います。
Skype
友達との連絡だったりは上記ツールでこと足りますが、長い間海外で旅行をしていると、保険会社や日本への急な連絡など固定電話にかけないといけない場面が、まれに出てきました。そんな時はこのアプリを使えば例え国際電話でも安い料金で連絡することが出来ます。料金体系は先払いで月払い式とプリペイド式(事前チャージ)の2種類があって、私は緊急の時にしか使わないのでプリペイド式にしておき、どうしても使わないといけない時だけ使っていました。それでも1回20円とか30円とかだったので、日本で契約したSIMを持ってくるよりとても安く済みます。
暇つぶしアプリ
Podcast
このアプリはインターネット上に無料配布されている動画とか音楽などを観たり聴いたりすることが出来、CNNなどのニュース番組も数多くあるので海外情勢や英語の勉強にもなりました。iPhoneにはデフォルトでついていますが、AndroidにもPodcast対応アプリがあるので、そちらをインストールすれば同じように使うことが出来ます。もちろん事前に番組をダウンロードしておけばオフライン時でも使えますので、バスや飛行機などの待ち時間にも最適です。また同じようなサービスで日本のラジオが聞ける「Radiko」というアプリもありますが、こちらは外国からは使うことが出来ませんでした。(VPNを通せば使えます)
Kindle、Audible
「Kindle」はAmazonの電子書籍サービスのことでインターネットがつながっている時に本をダウンロードしておけば、移動中や宿での暇な時間などいつでも読むことができます。海外では専用電子書籍リーダーの端末で読んでいる人を多く見ますが、すでに持っているスマホでも「Kindle」アプリをインストールしておけば大丈夫ですし、アプリ自体は無料になっています。
「Audible」はさらに書籍を音声で聴くことの出来るアプリで、移動中にスマホを持って読むのが難しい時など、ながらで利用できて快適です。こちらもAmazonと提携しているサービスなのでAmazonアカウントがあればすぐに利用出来、最初は30日間無料なので無料期間だけでもお試しで使っても良いかと思います。
Amazonプライムビデオ、Netflix
もうここまで来ると日本にいる時と変わらないくらい快適になってしまいますが、沈没(一つの場所にずっと留まっている状態)型のバックパッカーにおすすめなのが動画配信サービスです。特に日本で「Netflix」などを見ていた人などはドラマの続きが気になって海外でも見たくなることでしょう。もうこのアプリさえ入れれば空港泊でもバスの待ち時間も恐れるものはありませんね。ただ海外からアクセスしようとすると視聴不可のビデオが多いのでVPNサーバーを使って利用しないといけないのが少し面倒になります。
Spotify
ひと昔前なら移動中に音楽を聴こうとしたらiPodなどのオーディオプレーヤーをわざわざ持ち運ばなくてはいけませんでしたが、今ではスマホ一台ですべて済みます。ストリーミングサービスとしては「YouTube」などでも良いのですが、この「Spotify」はバックグラウンドでも再生が出来ますし、とにかく軽くてWi-Fiが遅い地域でも停止することなくサクサク音楽が聴けました。ただ聴くだけなら無料でも十分なのですが、有料プランにグレードアップをすると広告を非表示にしたり、曲をダウンロード(オフラインでも聴ける)出来るようになります。この有料プランも初回は3ヶ月無料なので音楽好きの人は試しに3ヶ月間有料プランで使ってみてください。
まとめ
前編と後編の2回に渡って実際に私が世界一周中に使っていたアプリを紹介しましたが、どれも旅をより便利&充実させてくれるものばかりでした。
人によって好みもあるので、あまり使わないものもあると思いますが、すべてのアプリは無料(有料版にグレードアップ可)で利用出来るので、まずはインストールして使ってみて必要なければ削除してもいいかもしれません。スマホやインターネットを使うことで旅慣れていないビギナーな方でもボッタクられたり、道に迷ったりというトラブルを限りなく少なくすることが出来ます。
ぜひこれらを上手に活用して、自分なりの旅行ライフをもっと快適にしてみてはいかがでしょうか?
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DAITABI
- 日本で8年間働いていた会社を退職し、子供の時からの夢であった世界一周に2013年11月に出発!!ありきたりな観光名所よりもローカルなエリアを発掘することが大好きで、現在東ヨーロッパを中心にさまよい中。安宿や街歩きなどを中心にお得な情報も紹介できればと思っています。