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【山形】アル・ケッチァーノはわざわざ食べに行きたいイタリアン
目次
- 日本を代表するイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」
- 僕とアル・ケッチァーノの出会い
- アル・ケッチァーノの外観
- アル・ケッチァーノの店内
- ランチのコースメニュー
- 僕が頼んだドリンク
- 僕が頼んだ本日のランチ
- ランチの感想
- アル・ケッチァーノの店舗情報
日本を代表するイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」
山形県鶴岡市は日本で唯一のユネスコ食文化創造都市(2020年現在)。
そして鶴岡市をはじめこの庄内地方には、地産地消の精神が息づいています。例えば、僕がたびこふれで紹介した鶴岡市にある究極の野菜レストラン『土遊農』も地産地消のレストランですし、酒田市にある『day by day』も実家に伝わる食事をアレンジして提供する地産地消のレストランです。そして地産地消で忘れてはならないのが、鶴岡市のイタリアンレストラン『アル・ケッチァーノ』
イタリアンの巨匠・奥田政行シェフが生まれ故郷の鶴岡市で開業したレストランとして世界的に有名。イタリアンを語るうえで奥田シェフは外すことができない存在でもあります。その奥田シェフが庄内の大地で採れた米や野菜、育った肉類、そして庄内の海で獲れた魚介類を見事に料理へと作り上げ、忠実に地産地消を守り続けているのが『アル・ケッチァーノ』なのです。
僕とアル・ケッチァーノの出会い
僕は今回で3回目の利用。最初に訪問したのは2012年の夏。今では毎年数回宿泊する鶴岡市の農家民宿に初めて泊まった時、農家民宿のおっかさんに連れていってもらったのが『アル・ケッチァーノ』。
都会では地産地消は難しいけど、この庄内では地産地消が可能。なので、とても思い出深く、強烈な印象を持ちました。3回ともランチでの利用ですが、毎回美味しくいただいています。ランチは基本コース料理のみですが、メインとパスタはそれぞれ選択できるので、毎回どれにしようか迷ってしまう内容になっています。どれも食べたいのですが、それはその日の気分と腹具合で選択しています。
それでは今回2020年8月に利用した時の模様をお伝えします。
※アル・ケッチャーノは2022年7月7日に移転しました。当記事は移転前のお店を利用した際のものです。
アル・ケッチァーノの外観
アル・ケッチァーノは鶴岡市の中心部から少し郊外に出ます。車で約10分。山形へと続く国道112号線沿いに店があります。
どこかユーモラスな店舗は遠くから見てもすぐに分かります。
店の前には駐車場があります。
アル・ケッチァーノ...Al che-cciano。いかにもイタリア語のような店名ですが、実は庄内弁なのです。
ここに「あるけっちゃ~のぉ(ここにあるよ)」という意味です(笑)。
※アル・ケッチャーノは2022年7月7日に移転しました。当記事は移転前のお店を利用した際のものです。
アル・ケッチァーノの店内
それでは入口から店内に入りましょう。
テーブルにつくとこのような案内がありました。新型コロナウイルス対策も万全です。
テーブル上には可愛い花が生けてあり、さりげなく消毒用のアルコールスプレーやマスク入れが置かれています。アルコールスプレーは決して製品のまま置かない心遣いがあります。
ランチタイムはコース料理が基本なので、あらかじめナイフ・スプーン・フォークがセットされており、中央にナプキンが置かれています。
こちらはアンティパスト(夕食時)のメニュー。黒板いっぱいに書かれた料理はどれも食べてみたいと思わせてくれます。
店内の雰囲気です。中央に小さなショップとキャッシャー、奥はメインホールです。
このスペースは入口から見て左の小部屋です。
調度品にもこだわりを感じます。田舎の洋食レストランという雰囲気があります。
ランチのコースメニュー
この日のランチのコースメニューです。メインディッシュとパスタは選択することになります。
こちらはドリンクメニュー。アルコール以外のドリンクも充実しています。
僕が頼んだドリンク
ランチだし、車を運転していましたので、アルコールは飲めません。ということで、『あるけっ茶』にしました。
静岡の緑茶農園カネ松製茶と奥田シェフの共同開発商品。緑茶を発酵させているため免疫力アップも期待できるそうです。
僕が頼んだ本日のランチ
1. 庄内浜のお魚の前菜
この日の前菜は鯛と平目のカルパッチョでした。新鮮な魚だからこそいただけるカルパッチョは魚の旨味とソースが絶妙にからみあっていました。
2. 庄内野菜の温かいスープ
ベーコン、人参、キャベツ、いんげんをじっくり煮込んだ温かいスープでした。肉と野菜の出汁があいまって最高でした。
パン
フォカッチャが出てきました。塩味がほんのりきいていて中はしっとりタイプ。
おかわりをしたかったけれど、メインを食べられなくなると思い、これで我慢しました。
3. 本日のはえぬき米のリゾット
リゾットは少しだけ芯が残った食感のはえぬき米にズワイガニと野菜(何か忘れた...多分ブロッコリーの茎)のコリコリ感の食感がたまらなかったです。パセリも良いアクセントでした。
4. 選べるメインディッシュ
- 1. 庄内浜のお魚のアクアパッツァ
- 2. 庄内豚グリル
- 3. 山形牛サーロインの一皿(+1,000円)
この日のメインディッシュは3択でした。
僕は『2. 庄内豚グリル』をいただきました。
肉厚なのに柔らかくとても甘くてジューシー。さらに生ハムが乗っていて庄内豚の脂に生ハムの塩味が絶妙にマッチしていました。
5. 選べるパスタ
- a. つるむらさきと庄内豚ベーコンのオイルソース
- b. 井上農場樹熟トマトのパスタ
- c. 庄内豚のひき肉とズッキーニのクリームソース
- d. 赤海老とだだちゃ豆のトマトクリームソース(+300円)
この日のパスタは4択でした。僕は『b. 井上農場樹熟トマトのパスタ』をいただきました。
樹熟トマトは、熟してから収穫したトマトのこと。普通は市場に出るまでに熟さないように、青いうちに収穫しますが、最高の状態で熟したトマトをその日のうちに料理していますので、濃厚そのもの。こんなトマトは食べたことがありません。アルデンテのパスタとトマト、そしてバジル(ですよね?)が口の中をさっぱりしてくれ、甘酸っぱいトマトが食欲を増進してくれるようでした。まさに夏に食べたいパスタでした。
6. 本日のドルチェ
ティラミスです。シャーベットと木の実と絡めあっていただきました。
それほど甘くなく、デザートを食べて胃がもたれることはありませんでした。
※当記事の料理は、2020年8月に利用した時のものです。料理内容は変わります
ランチの感想
味も雰囲気も最高です。僕でも気軽に利用できる超有名なレストランでもあります。私の友人(世界各地の美味しいものを食べ歩いている方)もお気に入りのレストランだと認めています。こんな素晴らしいコース料理(6皿)を食べて3,800円(税別)です。コストパフォマンスも大満足です。ぜひおすすめします。
良いことばかり言うのもあれなので、一つだけ...スタッフは地元の若手を積極的に採用しているので、都会のような洗練されたサービスとまではいきません(笑)
あと、量がありますので、朝食と夕食は軽めにした方がいいです。
アル・ケッチァーノの店舗情報(2022年8月26日更新)
※アル・ケッチャーノは2022年7月7日に移転しました。新店舗は、旧店舗(下山添)から北西へ車で5分のところです。
アル・ケッチァーノ
- 住所:山形県鶴岡市遠賀原字稲荷43
- TEL:0235-26-0609
- 営業時間:<ランチ>11:30~14:00ラストオーダー
※6皿のランチコースは「11:30~13:00」と「13:30~15:00」の2部制
<ディナー>18:00~22:00(ラストオーダー20:30) - 定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休み。冬期間休みあり
- アクセス:JR鶴岡駅からタクシーで約15分。駐車場あり
- 公式サイト:アル・ケッチァーノ
※必ず予約しましょう
※奥田シェフは超多忙な方なので必ず店にいるわけではありません。僕は一度お会いしたことがありますが、とても気さくな方です
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。