【新型コロナウイルス】モロッコ・ロックダウン(2020年7月15日現在)

こんにちは、2001年から2016年までモロッコ・マラケシュ在住で、現在ドイツ・ベルリン在住の宮本です。ベルリンに引っ越してきてからも、モロッコ雑貨の企画製造販売業を営んでいるため、二ヶ月に一回出張でマラケシュを訪れていましたが、最後は2019年の12月。その後は新型コロナウィルスのために全てキャンセル。半年以上、モロッコを訪れていませんが、この春からのマラケシュの様子・新型コロナウィルス事情をまとめました。

目次

モロッコのロックダウン時系列

モロッコでは以下のような流れでロックダウンが行われました。

  • 2020年3月2日に最初の新型コロナウイルスの症例
  • 2020年3月15日に航空便の運行停止
  • 2020年3月20日に衛生緊急事態の発令
  • 2020年7月10日に規制の緩和。衛生緊急事態は、8月10日まで
  • 2020年7月15日に規制の緩和

マラケシュ在住日本人がみたロックダウン中の暮らし

仕事で毎日連絡を取り合っている、マラケシュ在住の日本人スタッフから聞いた話をまとめました。

「モロッコのロックダウンは非常に厳しいもので、職場からの証明書が無いと外出は禁止、買い物も、一家に一人、一日一回に限り認められていました。徒歩でも車でも、警察のコントロールが多く、随時、証明書と身分証明書の提示を求められ、スーパーの入り口でも提示が必要なため、一番厳しかった二ヶ月間、一切外に出られなかった人がたくさんいます。

モロッコの伝統的な暮らしでは、買い物は男性がするもので、コロナ前からほとんど外出はしないという女性も多く、彼女たちの暮らしは一見あまり大きく変わっていませんでしたが、普通は、家の外で過ごすことが多い男性がずっと家にいることは大きなストレスになったようです。

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モロッコ人は、一般的に週に一回ハマムという公衆浴場に行き、垢を落とします。ハマムは体をきれいにするだけではなく、女性同士の交流の大切な場にもなっています。

また、金曜日の集団礼拝や行きつけのカフェで知人友人と交流を深める男性が多いのですが、ハマムも集団礼拝もカフェも全て閉鎖されていたので、ロックダウン中は、家族以外との交流がほとんどなくなっていました。

マラケシュは、観光に関する仕事をしている人が多い町ですが、現在、観光客の入国は許可されていないので、たくさんの人々が仕事を失っています。

もともと、貯金の習慣がない、貯金をするほどの余裕がない人も多く、生活が心配されましたが、モロッコ人は、伝統的に困った時は助け合うため、家族間や親しい友人同士などの絆がセーフティネットになった人が多いようでした。誰もが困っていて、余裕がない時に、助け合う姿を見て、モロッコの素晴らしさを感じました。

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ロックダウン中の生活は厳しいものでしたが、少しずつ緩和されてきましたし、何よりも日本と比べて医療体制が脆弱なモロッコで、被害がこの程度に抑えられたのは、迅速なロックダウンを行なった国と、それに耐えた一人一人のモロッコ人のおかげだと思います。

帰れなかった外国人観光客たち

上記の話をしてくれたのは、マラケシュに生活基盤のある在住外国人ですが、中には観光で訪れたモロッコから動けなくなってしまい、一ヶ月以上ホテル暮らしをした外国人もいました。

モロッコのロックダウンは、いきなり始まり、航空機の運行が止まったため、出国が間に合わなかった外国人は、その時に滞在していたホテルや宿泊施設にそのまま滞在することになったそうです。

多くのホテルは宿泊料金を取らない代わりに、掃除や食事などのサービスも提供しないという形で宿泊させていたそうですが、外出許可証の取得もままならない外国人観光客達は、食料品を手に入れるのも大変で、毎日缶詰ばかり食べていたとか、どこも閉まっている中、掃除道具を手に入れるまでがが大変だったとか、様々なサバイバルな話を耳にしました。

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これから

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7月15日から、国外に滞在しているモロッコ人・家族、国外に滞在しているモロッコ在住の外国人及びその家族が、条件付きで入国することが認められました。

また、モロッコ滞在中の海外在住モロッコ人や、外国人が出国することが認められました。

  • 入国には、48時間以内のPCR検査陰性証明書が必要。
  • 観光目的の入国は認められません。あくまでも、モロッコ人及び在住者が対象です。

詳しくは、在モロッコ日本大使館サイトをご覧ください。

現在のところ、モロッコの衛生緊急事態は、8月10日までとされていますが、今までも何度も延長されています。また、外国人観光客の入国が可能になったとしても、日本からモロッコまでは直行便がありません。

トランジット国での出入国の制限や、規制が突然変わる可能性があることを考えると、日本からモロッコへの観光目的での渡航は、しばらくの間は慎重にならざるを得ないと思います。
一刻も早く、ワクチンが開発され、自由に旅行ができるようになることを願っています。

※状況は毎日変わります。いきなり規制が緩くなること、厳しくなることもありますので、モロッコへの渡航を考えている方は、ご自身で十分な情報収集を行なってください。

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宮本 薫

2001~2016までモロッコ・マラケシュ在住。2016~ドイツ・ベルリン在住。モロッコ雑貨の企画製造販売&セレクション、旅企画、ライター。

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