【ロンドン動物園】コロナ時代の新しい楽しみ方

コロナウィルス感染予防のためのロックダウンも解除され、日常を取り戻し始めた2020年7月のロンドン。店舗や各種施設が制限付きで営業を再開するなか、さっそくロンドン動物園を訪れてみました。日々の状況の変化に伴い、営業形態は常に見直しされているため、この記事の掲載時にはすでにまったく異なる状態、ということもありえますが、2020年7月初旬の訪問記、ということでお届けします。

目次

入場は完全予約制

現在ロンドン動物園を訪れるためには、まずは事前に入場券の予約を行わなければなりません。チケットの予約はオンラインのみ。現地で購入することはできません。現在は、入園可能な時間帯が2週間ごとのブロックで発表され、希望のスロットを選んで予約を行うという方法が取られています。

たとえば、一般の来園者なら、情報が解禁となった2週間のなかで、毎日午前(10時~14時入園)、午後(14時~17時入園)のいずれかのスロットから選択。各スロットの定員に達し次第、予約は締め切り、といった感じです。夏季の閉園時間は18時です。購入したチケットはEチケットとしてメールで送付されるので、印刷して持っていくか、スマートフォンで表示して入園します。

分かりやすくルート分けされた園内

ロンドン動物園 入り口の表示

入園する前から、園内でのルールを確認することができます。とにかく、周りの人との距離を保つこと、動物に触らないこと、手をきれいに保つこと、といった具合です。

ロンドン動物園 園内マップ

園内では、ピンク、ブルー、オレンジの3色に色分けされたルートが設けられています。地面に表示された、色別の足跡マークに従っていくと、無駄なく、一方通行で、動物たちを見て回れるという仕組みです。

ロンドン動物園、あしあとサイン

ロンドン動物園 2メートル表示

いたる所に「2メートルの距離を保つこと」のサインが。ちなみに、2メートルは、ライオン1頭分、ラマ2頭分、ナマケモノなら3匹分、とのこと!

屋内展示は閉鎖中

飼育員によるトークやデモンストレーションなどは、衛生面を考慮して、現在は休止になっています。爬虫類館、昆虫館などの屋内の展示も閉鎖中です。

ロンドン動物園 ワオキツネザル

こちらはピンクルートで見られるワオキツネザル。本来は半屋外のエリアの中を通過して、より近くで見ることができるのですが、現在はエリアの外側からのみの観賞になります。

オレンジルートにあるペンギンビーチでは、通常であれば、飼育員による餌やり時間のパフォーマンスがあるのですが、こちらもお休み中です。ただし、ペンギンたちには、今も変わらず、ガラス越しながらも結構近くで会うことができます。

ロンドン動物園、ペンギン

ロンドン動物園、ライオン

同じくオレンジルートには、ライオンたちもいます。Land of the Lionsと呼ばれるライオンエリアは、もちろん大人気のエリア。いつもなら人が多く、ライオンの姿をよく見るにはひと苦労なのですが、今回は入場制限&社会的距離を保つ制度のおかげで、普段より楽にライオンの雄姿を拝むことができました。これはブルールートのトラエリアでも同じでした。

その他、屋外の動物たちは、「指をかまれないよう注意!」という距離で見ることができます。

ロンドン動物園、ラクダ

ロンドン動物園、キリン

ロンドン動物園、指注意の看板

レストランや売店はやってるの?トイレなどの設備は?

飲食店は、テイクアウェイのみの営業になっています。とはいえ、メインのカフェテラスでは、焼き立てのピザも購入可能で、並んで待っている人たちも見受けられました。サンドイッチやスナック、コーヒーなどの温かい飲み物にジュース類、アイスクリームなどが購入できるキオスクも数か所あります。

ロンドン動物園、カフェテラス

ハンドサニタイザーのディスペンサーは園内のいたることろに設けられていました。トイレも当然、清潔に保たれており、看板や注意書きが細かく掲げられています。

ロンドン動物園、トイレ

ロンドン動物園は、退園時にショップを通り抜けていかなければならない構造になっています。ショップの前にはスタッフの方が立っていて、店内の人数制限を行うとともに、一方通行のレイアウトになっている店内の歩き方、そして商品の見方などについて説明をしてくれます。

ロンドン動物園、ショップ

園内すべての支払いは、クレジットカードやデビットカード、スマホアプリなどのコンタクトレス決済のみになっています。

まとめ

今回、ロンドン動物園を訪問してみて、コロナ対策で制限が設けられているおかげで、逆に良いかも、と感じられた点がありました。

ロンドン動物園、看板

まず、来園者の数が抑えられているため、普段より断然見やすい!

そして、ルートが決まっているため、分かりやすく、移動しやすい!

もちろん、閉鎖中で見られない施設があり、残念な点もありましたが、今までで一番ゆったりと、動物たちを見ることができたかも、というのが正直な感想でした。

今後も状況は刻々と変わると思いますので、訪れる際は公式ホームページをよくご確認のうえ、お出かけください。

ZSL London Zoo

ロンドン鉄道駅のハンドサニタイザー
<オーバーグラウンド駅の構内の様子>

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音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。

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