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メキシコの新型コロナウイルス最新情報とカンクン観光情報(2020年6月24日現在)
新型コロナウイルスの感染拡大の中心は、現在中南米にあると言われています。メキシコでは現在(6月下旬)も感染のピークが見えない状態です。このような状況ですが、カンクン地方では観光業再開に向けて少しずつ動きつつあります。現在のメキシコの新型コロナの現状とカンクン地方の観光業再開についてお伝えします。
目次
メキシコの新型コロナウイルスの現状
メキシコでは各州で新型コロナウイルスに関する対策や規制を行っています。外出自粛や経済活動自粛の規制も各州で異なり、市民への援助の仕方もそれぞれです。ビーチリゾートとして知られる町プラヤ・デル・カルメンでは、4月中に市民に食料を配布する援助が行われました。そして、現在6月には、買い物や公共料金を払う時に使える500ペソ(日本円で3,000円程度)の入ったカードを支給しています。
現在も、メキシコの新型コロナウイルスの感染者は増えていて、一日の感染者数はついに6千人台に突入してしまいました。学校は、3月中旬から休校に入り来年度の8月までの休校が決まっています。このように感染が広がるメキシコですが、このまま経済活動を自粛することは難しく、この状況に関わらず6月中旬からプラヤ・デル・カルメンでもホテル以外にもジムやマーケットが営業再開し始めました。
リビエラ・マヤのホテルは稼働率30パーセントで営業
観光業で成り立つカンクン〜トゥルム地方では、6月中旬からいくつかのホテルが営業を再開しています。プラヤ・デル・カルメンのホテルの稼働率は現在10パーセント程度ですが、今年の夏までの稼働率30パーセントを目指して営業していくようです。また、稼働率が30パーセント以上になることも避けるようだという話もありました。
リビエラ・マヤでは多くのホテルが営業再開、また営業再開を準備している段階ですが、最小限の従業員で新型コロナウイルス下でのプロトコルに従いながらのオペレーションになっています。8月の結婚式やイベントの予約がすでに入っているホテルもあるくらいですので、宿泊やイベントの予約が入ってきているのは確実です。
「Xcaret!」などのテーマ―パークはすでに営業再開
カンクン地方の主なテーマパークも営業再開し始めました。カンクンのウォーターパーク「Ventura Park」やプラヤ・デル・カルメンの「Xcaet!」グループのテーマパークは6月中旬から営業を再開しています。Xcaretグループのパークでは7月から営業再開するパークもありますが、夏までにはXelha(シェルハ)やXplor(エクスプロ―ル)なども再開するようです。
この状況下の営業再開ですので、チケット料金の割引をしているパークもあります。割引はいつまで続くかはわかりませんが、現状に戻るまでは続くのではないかと考えられます。
本格的な観光業は来シーズンからの声
いまだ感染が広がる中でのホテルやテーマパークの営業再開。メキシコの市民は、何とか新型コロナウイルスと戦いながら、経済活動を再開する道を探しつつあります。メキシコではこのまま経済活動を自粛し続けるのは不可能です。収入源がなくては誰も生きてはいけません。
ホテルは営業再開したものの来シーズン、つまり12月から始まるハイシーズンまで営業再開を待つホテルもあります。観光客が戻り始めるのもおそらく、冬からではないかと予想されています。その頃には日本からの渡航も可能になるのでしょうか。新型コロナウイルスの影響は、まだまだ続きそうです。
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Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。