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【山登り】趣味が仕事になったとびっきり世話好きな男の話

記事投稿日:2020/06/29最終更新日:2020/06/30

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こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。

今日は、50歳の坂を越えてから"山登り"と出会い、山に魅せられて、それが仕事にまでなったという、ある男性の話をしたいと思います。

目次

普通のおじさんだった

その人の名前は倉澤 幸靖(くらさわゆきやす)さんと言います。

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静岡県生まれの57歳。
学校を出て旅行会社に入り、ほぼずっと経理、管理畑を歩んできたサラリーマンです。学生時代は柔道でならしましたが、社会人になってからは特に運動はせず、これといった趣味もなく忙しく過ごしていました。週末は子供の部活の送り迎えをするといったごく普通のお父さんでした。子供が社会人になり、週末の送り迎えの必要もなくなって、家にいると奥さんから粗大ゴミ扱いされるように(あるある)なっていた頃、たまたま会社の人に誘われて奥多摩へ行きました。

この時の「自然との出会い」が倉澤さんの人生をがらっと変えます。50歳の節目に富士山に登ろうと決めたのです。富士山は毎年7月に開山しますので、それまでの約半年、身体を鍛えようと思ったのです。そして、倉澤さんは近場の低山をひとりで歩き始めます。子どもがおもちゃを与えられたようにひたすらに。そして無事富士山登頂を果たしたのです。倉澤さんの目標は達成されたのですが、それだけに留まらなかったのです。

山の面白さをもっと人に伝えたいという思い

そのうち倉澤さんは会社の周りの人たちに声をかけ始めます。自分が知った山の素晴らしさをより多くの人に伝えたい、共有したいと思うようになったからです。
「週末、一緒に山登り行かない?楽しいよ~」

その当時は、会社のレクレーションや飲み会などを若い人たちは嫌がる風潮がありました。倉澤さんの声かけに最初は及び腰気味だった人たちもひとり、ふたりと一緒に山に登るようになり、そうすると、一緒に登って楽しいと感じた人が今度は自分の友達に声をかけるようになり、この山登り好きの輪が少しずつ広がっていきました。多い時は、参加者が30名を超えることもあるほど盛んになってきたのです。

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幹事をやらせたら天下一品!の性格

もともと、人の面倒を見るのが好きだった倉澤さん。慰安旅行の幹事としての敏腕さは社内でも有名でした。単なる宿と交通手段の予約手配だけにとどまらず、参加者を驚かすサプライズを仕込んだり、みんながひとつになるようなイベント企画をしたりと、幹事役をやらせされるのではなく、幹事役を自ら楽しみながら嬉々としてやっているようなところがありました。

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私が倉澤さんと初めて山に登った時の思い出

2015年2月14日 聖なるバレンタインデーにおっさん二人で山に登りました。登った山は、神奈川県丹沢の「鍋割山」と「塔ノ岳」です。

山に登る前週、ランチを食べながら地図を広げて打ち合わせしました。私は約30年前に一度北アルプスの涸沢岳に連れていかれたことがありますが、山登りはそれ以来の素人です。
「ここから登り始めるでしょ、そしてこのルートを通って、次はこっちへ、あ、大丈夫だよ、もしきつくなったらここからエスケープして下山する道もあるからね・・・この鍋割山のね、なべ焼きうどんが絶品なんだよ・・・」あの時の倉澤さんが嬉しそうに山について語る姿を今も思い出します。

そして当日、山に登っている時も「ここまで来て!ほらこっち側に立って、さあパッと振り向いて!」「この風景をあなたにも見せてあげたかったんだよ~」その時の倉澤さんは無邪気な子どものようでした。
その時見た、富士山がこれです。

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そして鍋割山名物のなべ焼きうどんがこちら
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丹沢で人気NO.1の塔ノ岳からの360度眺望を動画で撮りました。

あなたは「孤高の人」の加藤文太郎か!

2013年から始めた50男の山登り。ある時は、単独行で、ある時はグループで、ほぼ毎週のように倉澤さんは山に登りました。約7年の間に登った山の回数はなんと258回。最初は日帰りでいける近場の低山が中心でしたが、徐々に範囲を広げ、南アルプス、北アルプス、山小屋泊からテント泊までやるようになっていきました。

特に丹沢山塊は68回富士山は27回と憑りつかれたように山に登り続けました。しかも富士山は日帰りで富士山登頂を2往復するという考えられないことを2回も行っています。何を考えているんだか。。。

その他の山の記録です。(2020年6月現在)

  • 丹沢:68回
  • 富士山:27回
  • 奥多摩:多数
  • 奥武蔵、奥秩父:多数
  • 奥高尾:多数
  • 鎌倉アルプス
  • 大月市秀麗富岳十二景:2/3を登頂
  • 八ヶ岳:2/3を登頂
  • 南アルプス:北岳、間ノ岳、甲斐駒ヶ岳、塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳など
  • 北アルプス:槍ヶ岳、燕岳、常念岳、穂高連峰、大キレット、白馬連邦など

7年間で歩いた距離役3,574km、登山回数258回。

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山、風呂、酒は山の3点セット

山に憑りつかれたように登る、といってもストイックな修行僧のような山登りではなく、山の後は風呂、そして反省会を兼ねた飲み会は、グループで登る時はお約束でした。そのすべてが"山"だという気持ちだったのだと思います。

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趣味が高じて仕事になった男は何を魅せてくれるのか

そんなサークル活動のような趣味の山登りが、評判になったのでしょうか。2020年4月、倉澤さんは山のツアーの企画担当になりました。

「山が見せる風景、風、鳥のさえずり、木のざわめき、そのすべてが山の魅力です。山で味わえるしあわせな気分をひとりでも多くの人の心に伝えたい。そうすると人生が、もっと楽しくなりますよ、と。僕が"山"に出会って人生が変わったように。今からでも遅くありません。いっしょに登りましょう!」

山好き、酒好き、女好き(これ、余計か)の50男がこれからどんな山を私たちに見せてくれるのか、楽しみです。

【追記】残念ながら倉澤さんは負傷の為、しばらく(半年間くらい?)は山に登れなくなりました。その間は企画準備期間です。具体的な企画が出てきたら改めてご案内します。どうぞお楽しみに!

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【倉澤さんと一緒に登った山の記事】

<秀麗富獄十二景>富士山が近くに見える「高川山~むすび山」縦走コース

【秀麗富嶽十二景】最終十二番山頂の「本社ヶ丸」はマジきつかった。。。

北八ヶ岳の「天狗岳」に初めて登ってきました。

富士山最大の火口の中に入ってダイナミックさを感じるコース

冬山にはなぜ魅力があるのか?<景信山~城山~高尾山編>

富士山頂で起こった15分間だけの奇跡

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