【イスラエル】一生に一度は行きたい!エルサレム旧市街の攻略法

エルサレムという言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

世界史の授業で聞いたことがある方も多いと思いますし、キリスト教を信仰している人や、キリスト教系の学校に通ったことがある人には耳なじみのある地名かもしれません。

筆者は、学生時代から複数回エルサレムを訪れており、2019年は仕事で3度訪問しました。そのたびに迷ったり新しい発見をしたりします。

今回は、エルサレム旧市街の訪問を検討している方に、ちょっとした攻略法をお伝えできればと思います。

>>>イスラエルについて詳しくはこちら(日本外務省)

目次

宗教の聖地が集まる、エルサレム

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エルサレムはどこの国にあるかというと、複雑な問題があります。

イスラエルはエルサレムを不可分な首都として、パレスチナ自治区は東エルサレムを将来の首都として主張しており、しばしば衝突が起こっています。

現在、多くの国はエルサレムをどこの国の首都とも認めていません。ほとんどの国の在イスラエル大使館は、エルサレムではなくテルアビブという、イスラエルの経済都市に置かれています。しかし、近年アメリカの大使館が、テルアビブからエルサレムに移転したのは記憶に新しいと思います。

エルサレムは、一神教であるユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教の聖地として知られています。聖地によっては、複数の宗教の信徒から信仰されているものもあり、複雑な歴史を持っています。

エルサレムという都市は、大きく新市街と旧市街に分かれており、多くの聖地は旧市街に集中しています。エルサレムに訪れるのであれば、旧市街は外せないスポットでしょう。

街の中心にある旧市街には聖地が詰まっている!

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では、その旧市街にはどのような聖地があるのでしょうか。

有名なものでは、ユダヤ教の聖地のひとつ「嘆きの壁」、破壊されてしまった神聖な神殿の西側の壁が残っているといわれているといわれるもので、英語では「Western Wall」(ウエスタン ウォール)と呼びます。

キリスト教の聖地は、イエス・キリストが十字架を背負って歩いたとされる「ヴィア・ドドローサ」や、同じくイエスの墓があるといわれる教会「聖墳墓教会」など。

イスラム教徒にとっては、ムハンマドが昇天したといわれる「岩のドーム」や「アルアクサ・モスク」などがあります。

例に挙げた以外にも、さまざまな歴史的な建物や聖地があります。これらが集まったエルサレム旧市街の広さは、なんと1平方キロメートル未満。

地球上の小さなエリアに、これだけの聖地が集まっている特別な場所なのです。

聖地を訪れるということは、その宗教を信仰している多くの方にとっては、一生に一度訪れるか否かのことです。

私も何度か訪れていますが、涙を流す方も多く見かけました。信者でないものが聖地を訪れる際は、その宗教や信者の方へのリスペクトを忘れずにしたいものですね。

迷路のような旧市街を効率的に回るには?

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そんなエルサレム旧市街。

小さなエリアですが、中は迷路のように入り組んでいます。小高くなっているところから、目では見えるのに、どうやって行けばいいのかわからない...!そんなこともよく起こります。

旧市街は古い歴史のある場所なので、昔の神殿が壊され、またその上に新たな建造物が作られ...と重層的に入り組んだ構造をしているのです。

大まかには4つのエリアに分かれており、ユダヤ教徒地区、キリスト教徒地区、ムスリム地区、アルメニア人地区となっています。

特にムスリム地区のあたりは、観光客向けの土産物屋やジュース屋、スパイスなどが売っているスーク(市場)になっており、思わず立ち止まってしまいます。じっくり見ようと思うと、1日中過ごすこともできてしまうでしょう。

そんな旧市街なので、地図なしで目的地まで行くことはほぼ不可能です。

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旧市街の入り口は複数ありますが、メインのものの一つがヤッファ門(Jaffa Gate)です。

新市街の方から路面電車のLRTで来ると、ヤッファ門という駅があるのでそこから歩いてすぐの場所にあります。

ヤッファ門の近くに観光客用のインフォメーションセンターがあるので、そこで地図を手に入れるのがおすすめです。地図には目印やトイレの位置も書かれているので、Google Mapよりも便利です。また、観光客が密集する旧市街では、スリなども発生する可能性があるので、紙の地図があると安心です。

ヤッファ門の近くにはATMや両替所も数多くあるので、小さな商店で何か買いたくなった時も現金をすぐ用意することができます。

ツアーを利用するのもオススメ

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とはいえ、効率的に聖地を巡ったり、各施設の意味や歴史について学んだりするには、ツアーを利用するのもおすすめです。

残念ながら日本語のツアーはほとんどありませんが、英語など複数言語で開催されています。

SANDEMANs new EUROPE

こちらのツアーは定期開催しています。複数のツアーの中には、なんと参加費無料のものもあるので、お試しにはもってこいです。

Abraham Tours

イスラエルで有名なバックパッカーホステルのひとつ「Abraham Hostel」のツアー。宿泊場所に困ったら、こちらの宿に泊まるのもおすすめです。エルサレムとテルアビブにあるホステルではイベントなども行っているので、友達ができること間違いなし。

TOURIST ISRAEL The Guide

イスラエル観光会社のサイト。ツアーだけでなく観光情報や交通情報なども充実しています。

訪問時は時間や服装、宗教行事に注意!

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そして、最後に3つの大切なポイントをお伝えします。

服装

宗教施設の多くは、露出度の高い服では入場を断られてしまうこともあります。

夏場はかなり気温が上がりますが、男女問わず、膝の隠れる丈のボトムを履くのが無難です。上半身も肩が隠れるもの、スカーフなどを持参しておくと安心です。

曜日と時間

曜日や時間によって、訪問できない施設があります。

例えばイスラム教の聖地のひとつ、岩のドームのあるゴルゴダの丘は、イスラム教の礼拝の時間や、金曜日は入場できないなどの制約があります。時間は季節によっても異なるので、事前に確認しましょう。
>>>おすすめサイトはこちら(Tourist Israel)

宗教行事

また、もう一つ注意する必要があるのは宗教行事です。

多くの宗教の聖地になっているので、エルサレムではそれぞれの宗教行事を祝います。

イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の3つの宗教行事のカレンダーを見ればいい...というほど単純ではなく、キリスト教一つとってもアルメニア教会や正教会など多くの宗派があり、それぞれの宗教行事があります。

私も一度、正教会の行事にぶつかってしまったことがあり、その日はエルサレム全体で交通規制があり、旧市街の入場が制限されていました。

上記を注意して、エルサレム観光を楽しみましょう!

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ばん

南アフリカヨハネスブルグ在住。コワーキングスペースでリモートワークをしながら、南アフリカ人のパートナーとの南アライフを満喫中。

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