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一見の価値あり!宮殿のように美しいモスクワの地下鉄駅
ロシアの首都モスクワの地下鉄駅はとても芸術的。人ごみがなければ、駅ということを忘れてしまいそうな造りです。
漆喰の彫刻に大理石の柱やシャンデリア・・・まるでエカテリーナ宮殿の一部を切り取ったような美しさです。まさに地下美術館、一見の価値ありです!
モスクワの地下深くには、地下鉄環状線が通っており、 そのほぼすべての駅が歴史的構造物になっています。環状線駅建設は、第二次世界大戦後のロシア(当時ソビエト)の国力と富を示すための一大事業でした。国内有数の芸術家や彫刻家による技術の粋を集めた 戦後ロシアの威信をかけた、壮大な美術品なのです。
目次
アルバツカヤ駅
上の写真がアルバツカヤ駅のプラットホームです。電車の上でシャンデリアが輝き、漆喰の装飾も美しい。この駅はモスクワ・バロック様式で建設されました。
大理石と漆喰により、モールディングと呼ばれる手法でふんだんに装飾され、コンコースはアーチ型の漆喰装飾とシャンデリアが続き、ここが地下鉄駅だということを忘れてしまいそうになります。
<アルバツカヤ駅コンコース>
他にも様々な建築様式により造られた駅があります。
ノヴォスロボーツカヤ駅
ノヴォスロボーツカヤ駅はラトビアのアーティストによって作られた32枚のステンドグラスで彩られており、鮮やかな色彩が美しい駅です。
地下には外光が入らないため、ステンドグラスの後からライトを当てて、色彩を際立たせています。
エレクトロザヴォーツカヤ駅
エレクトロザヴォーツカヤ:電気工場という名前の駅。天井にはたくさんの電球がデザインされています。
壁には第二次世界大戦前のアールデコ様式の影響を受けたスターリン様式。ソビエト時代の労働の様子が彫刻されています。
コムソモーリスカヤ駅
黄色い漆喰の天井に、シャンデリアや大理石の柱が並び、まさに宮殿のようなコムソモーリスカヤ駅。
エカテリーナ宮殿内部を見た後に訪れると、宮殿から続いているのではないかと錯覚しそうです。
最後に
いかがでしたか?ご紹介したのは一部でしたが、他にもフレスコ画が描かれていたり、銅像が飾られていたりと、まだまだ至極の地下美術館は続きます。
筆者はツアーで訪れたため、すべてを見る事はできませんでした。帰国後調べてみると、地下鉄には乗り放題の切符もある様です。次回モスクワを訪れる際は、ゆっくりと地下鉄駅巡りをしようと思っています。
みなさんもぜひ!
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Y.M
- 旅行大好き、ヨーロッパ大好き、世界は魅力に溢れてる!!