国際観光都市「奈良市」の現状(2020年3月14日訪問)※2021年5月15日再訪

~奈良市も国際観光都市~

先週、2020年3月7日(土)に京都市を訪問しました。今週3月14日(土)は奈良市を訪問しました。奈良市も日本の歴史が凝縮された都市。日本の歴史を語る上でも重要な都市であります。奈良市は京都市と同様に春と秋に多くの観光客が来られます。外国人観光客の増加で東大寺や奈良公園周辺は鹿と戯れる光景を見ることができたのですが、奈良市も同様に新型コロナウイルスの影響で観光客が激減したと伺いました。そこで、現状がどのようになっているのかを一部地域ですが見てきました。

>>国際観光都市「京都市」の現状(2020年3月7日)※2021年5月7日再訪

【訪問日は2020年3月14日(土)】

  • 訪問時間:13時から16時まで約3時間
  • 訪問地区:東大寺~奈良公園~春日大社~興福寺~ならまち地区
  • 当日の天気:曇りで肌寒かったです

僕は約30年、何度も奈良へ出かけています。私見ですが、奈良の観光地での観光客の混雑度を★印で表してみました。

★☆☆☆☆(星1つ)⇒観光客がほとんどいない
★★☆☆☆(星2つ)⇒観光客が少しいるけどすいている
★★★☆☆(星3つ)⇒観光客が通常時期くらいいる
★★★★☆(星4つ)⇒観光客が春・秋の観光時期くらい大勢いる
★★★★★(星5つ)⇒観光客が春・秋の観光時期に加えて外国人観光客もいて大混雑している

【注意】

  • 3月14日は土曜日ですが、桜の開花前なので、ハイシーズンではありません。どちらかと言えばオフシーズンです
  • シーズンオフとはいえ、ここ数年は年間を通して海外からの外国人観光客で京都は賑わっていました。どこの観光地や立寄地も『★★★★☆(星4つ)』か『★★★★★(星5つ)』の人がいました
  • この記事はあくまで参考程度にご覧ください

目次

近鉄電車 【★★☆☆☆】

近鉄難波駅からの快速特急ですが、混雑はなく、座ることができました。

DSC02699.JPG

近鉄奈良駅 【★★☆☆☆】

天気が悪かったせいかこのように閑散としていました。

DSC02701.JPG

近鉄奈良駅前の奈良総合観光案内所 【★☆☆☆☆】

中に観光客は誰もいませんでした。

DSC02702.JPG

大宮通り 【★★☆☆☆】

奈良市のメインストリート「大宮通り」です。ここをまっすぐ進むと奈良公園に行くことができます。

DSC02703.JPG

あ~ダメダメ!道路を渡ったら危ない!

DSC02709.JPG

興福寺北参道 【★★☆☆☆】

ここに鹿せんべい屋さんがあります。鹿せんべいを求めてたくさんの鹿が集まっています。

DSC02705.JPG

観光客が少なくなったので鹿せんべいをもらえず鹿が狂暴化していると噂が流れていますが、それは違います。奈良市在住の同僚Kさんの話では鹿はちゃんと愛護団体よりごはんをもらっているそうです。

DSC02708.JPG

奈良県庁 【★☆☆☆☆】

鹿がのんびり草を食べています。

DSC02711.JPG

奈良県庁前の観光バス発着場ですが、バスが1台もありません!

DSC02712.JPG

県庁東交差点の地下道。誰も歩いていません...。

DSC02713.JPG

奈良国立博物館 【休館中】

なら仏像館は休館中。

DSC02715.JPG

奈良国立博物館自体が全館休館中でした。

DSC02717.JPG

あ、こんにちは!

DSC02714.JPG

氷室神社 【★☆☆☆☆】

参拝者は数名...。

DSC02718.JPG

東大寺門前 夢風ひろば 【★★☆☆☆】

せんとくんが寂しそう...。

DSC02720.JPG

ここから東大寺へ抜けていきます。

DSC02721.JPG

東大寺 【★★☆☆☆】

南大門前です。外国人観光客がたくさんいた時は、ここの鹿せんべいが飛ぶように売れていたのですが...。

DSC02723.JPG

外国人観光客にとっては鹿せんべいを与えるのがとても珍しい体験なのか、いつもキャーキャーと喜びながら与えています。

DSC02722.JPG

鹿たちも鹿せんべい目当てにうろうろしています。

DSC02724.JPG

東大寺南大門です。仁王像が左右に睨みをきかしています。

DSC02726.JPG

南大門から中門および大仏殿を見たところ。

DSC02728.JPG

東大寺ミュージアムは開館していましたが、入館者は少ないみたいです。

DSC02729.JPG

今日も観光客が少ないなぁ~と言っているみたいです。

DSC02730.JPG

中門と後方は大仏殿です。

DSC02734.JPG

それでは二月堂参詣道を進みましょう。

DSC02732.JPG

途中から手向山八幡宮の参道になります。

DSC02735.JPG

途中、小鹿ちゃんが1頭いましたぁ。

DSC02736.JPG

観光客がほとんどいない二月堂。

DSC02738.JPG

観光客がほとんどいない三昧堂(四月堂)。

DSC02737.JPG

観光客がほとんどいない法華堂(三月堂)。

DSC02739.JPG

ここまで来るとほんとに観光客が少ないです。

DSC02741.JPG

手向山八幡宮 【★☆☆☆☆】

いつもなら参拝客でにぎわう手向山八幡宮ですが、この日はほとんど参拝客がいませんでした。

DSC02744.JPG

若草山 【★☆☆☆☆】

天候が悪かったせいもあるのか、誰もいません...。鹿が数頭のみ...。

DSC02746.JPG

春日大社に向かいましょう。途中の茶屋も閑散としています。

DSC02748.JPG

春日大社 【★★☆☆☆】

北側の参道から春日大社を目指します。

DSC02749.JPG

春日大社の回廊。いつもなら写真撮影の人で混雑するのですが...。

DSC02754.JPG

こちらは境内の回廊。誰も観光客が写りこみませんね。

DSC02756.JPG

春日大社の正面。こんなにすいている春日大社は初めてです。

DSC02759.JPG

春日大社の表参道です。観光客より鹿の方が多いかもしれません。

DSC02758.JPG

常夜燈の隙間からから鹿が観光客を待っています。

DSC02760.JPG

春日大社の表参道で鹿が歩く姿はいつもの光景です。

DSC02763.JPG

春日大社国宝殿です。閑散としていますね。

DSC02764.JPG

春日大社の一之鳥居です。

DSC02769.JPG

鹿せんべいの上手な与え方

ところで鹿せんべいの上手な与え方をご存じでしょうか?

僕は本来なら寺社を巡る時に御朱印もいただくのですが、今回はその分、鹿せんべいを多めに購入して鹿に与えてきました。

僕的なやり方ですが、こうすると鹿せんべいを購入したとたんに鹿に囲まれずに済みます。

(1)鹿せんべい屋で鹿せんべいを購入したらすぐにカバンにしまい、すぐさまその場を離れる。ここがコツです。離れないとあっという間に鹿に囲まれます。鹿せんべい屋の周りにいる鹿たちは常に鹿せんべいをもらおうと狙っています。

(2)奈良公園・東大寺や興福寺境内・春日大社参道にはかならず鹿がいます。鹿せんべいは10枚200円で販売しています。少数でいる鹿を見つけたら近寄っていき、さっとポケットやカバンから鹿せんべいを1枚出し、パクっと与えましょう。ここでのコツは直前に1枚だけ出すことです。

(3)鹿が鹿せんべいをむしゃむしゃ食べているうちにバイバイといってその場を立ち去りましょう。2枚目を与えたり、その場に長居するのもよくありません。

こうやって1枚ずつ与えていくと結構たくさんの鹿に鹿せんべいを与えることができますよ!

鹿せんべい屋の周りで鹿せんべいを与えて、囲まれて、「もうないから!」と叫んでいるのは一番いけない与え方ですから気をつけましょう!

DSC02745.JPG

はい、どうぞ!

DSC02761.JPG

はい、どうぞ!

DSC02743.JPG

はい、どうぞ!

DSC02742.JPG

鹿せんべいをちょうだい!

DSC02750.JPG

はい、どうぞ!

DSC02751.JPG

はい、どうぞ!

DSC02766.JPG

はい、どうぞ!

DSC02767.JPG

鹿がいるところにはこのような注意看板があります。でも、決して、鹿は悪い子ではありません。噛んだりたたいたりする子は何かあるからです。1枚ずつ丁寧に与えていくと鹿も可愛く見えてきますよ!

DSC02768.JPG

興福寺 【★★☆☆☆】

阿修羅像など素晴らしい国宝が展示されている興福寺国宝館です。開館していました。有料ですがここはぜひ外せないスポットです。

DSC02773.JPG

興福寺五重塔。目立つ存在ですが、周囲には観光客がまばらです。

DSC02780.JPG

興福寺東金堂と五重塔。

DSC02777.JPG

興福寺中金堂。

DSC02781.JPG

興福寺南円堂。

DSC02784.JPG

三条通りと後方は興福寺五重塔。人力車も人待ちしていました。

DSC02788.JPG

ならまち地区 【★★☆☆☆】

猿沢池の周囲も閑散としています。

DSC02789.JPG

振り返ると興福寺の五重塔を見ることができます。

DSC02791.JPG

世界遺産の元興寺です。参拝客はほとんどいません。

DSC02792.JPG

右見ても...

DSC02795.JPG

左見ても...

DSC02796.JPG

どこを見ても...

DSC02800.JPG

ならまち地区は観光客がほとんど歩いていません。

DSC02811.JPG

ならまち地区にある「春日庵」。和菓子屋さんでおすすめですよ!

ぜひこちらの記事もお読みください。

>>「ならまち」でオススメの和菓子屋『春日庵』を紹介します

DSC02827.JPG

奈良町情報館にも観光客がいませんでした。

DSC02831.JPG

奈良町通りの今御門商店街。雰囲気の良いところですが、誰も歩いていませんね。

DSC02842.JPG

こういう路地にお洒落な店がたくさんあります。

DSC02858.JPG

中谷堂のお餅屋さん。いつもなら行列ができているのですが、この日はすぐに購入できました。

DSC02861.JPG

近鉄奈良駅前の商店街も地元の買い物客しかいませんでした。

DSC02865.JPG

はい、近鉄奈良駅に戻ってきました。

DSC02866.JPG

近鉄奈良駅の構内にて。せんとくんと一緒に写真を撮りましょう!

DSC02867.JPG

近鉄奈良駅のホームも閑散としていました。

DSC02871.JPG

路線バス 【★☆☆☆☆】

路線バス車内、バス停ともに混雑していませんでした。

道路 【★☆☆☆☆】

奈良市は車線が少なく、一方通行が多いので運転には注意が必要です。この日は特に渋滞箇所はありませんでした。

駐車場 【★☆☆☆☆】

コインパーキング、観光地駐車場ともに満車のところはありませんでした。

訪問してみた感想

  • 京都市と同じ感想になってしまいますが...。一時の大混雑に比べると観光地は閑散としていました
  • 3月下旬から桜が開花し始めています。3月下旬から4月上旬にかけての桜の見頃に観光地はそこそこ賑わうのではないかと思います
  • 観光シーズンの奈良市はレンタサイクルやシェアサイクルで巡るのが便利です
  • それでもハッキリ言えるのは、今年の桜の奈良市も落ち着いて観光できるのではないかと思います
  • 人が大勢いるところではマスク着用、食事前に手洗いとうがいを励行しましょう
  • イベントや観光スポットは、中止や臨時休業しているところがたくさんあります
  • 各HPにて最新情報を仕入れて当日戸惑うことがないようにしましょう

おすすめの奈良情報サイト

DSC02869.JPG

最新状況を動画で紹介(2021年5月15日再訪)

"うわじい"さんに最新状況の動画「【観光地は今?】コロナ禍 奈良観光のメインストリートを休日に歩いてみた(興福寺・東大寺大仏殿・二月堂)」を提供してもらいました。動画で見ると、今の観光地の状況がいっそう伝わってきます。


※この記事は2020年3月に公開したものです。2021年6月に最新動画を追加しました。

関連記事

奈良」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『奈良』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Ranking奈良記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

中尾勝

旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!